アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

カエデ・ベニシダレ - 安祥城址公園

2019-04-24 23:26:48 | みんなの花図鑑

安祥城址公園のカエデの花の観察、さいごは ベニシダレ です。
イロハモミジの園芸品種で、タムケヤマ(手向山)という品種らしい。




これが ベニシダレの花ですが、花のかたちも くびれがあって、より一般的なカエデの花と若干異なるようです。




ノムラモミジやイロハモミジのときは 雄花のほうが 雌花(両性花)より 花の数がずっと多かったのですが、このカエデは 雌雄が半々の割合で あるように見えます。
もっとも この個体が、雌性先熟期なのかもしれないですが・・・(未確認)




雌花といっても おしべがついているので 両性花と呼ぶべきなのかもしれませんが、雌花中の おしべは おしべとしての機能を失っているようなので、どちらの呼び方が適当なのか、迷うところです。




雌しべの子房は まだ受粉する前から 翼を両側に伸ばしだしているようです。





2つの雌花を比較しています。右手は 柱頭が2つに割れて、まだ 受粉してないみたいです。なぜなら、左手と比べて、子房両側の翼が まだ小さいから。





イロハモミジ - 安祥城址公園

2019-04-24 22:53:43 | みんなの花図鑑
カエデの花の観察、その2です。

安祥城址公園のカエデでいちばん数が多い イロハカエデ です。
イロハカエデの若葉は緑色なので、花の赤とのコントラストがきれいです。




手前のピントの合ってる方が <雄花>です。雄花には おしべしかないです。




雄花のおしべは 8本あるように見えます。





雌花の登場です。2つの花のうち、左手が雌花です。右手の雄花とくらべてみてください。
右手の 雄花には おしべしかありませんが、左手の 雌花には 中央の 翼果の赤ちゃん のほかに、おしべのようなものが周囲に伸びています。
しかし、何度もいいますが、この雄しべらしきもの、雄花の雄しべと比べて 小型です。それに 花粉を入れた葯がそのまま開かずに残っているではありませんか。
ネットの情報によると、イロハカエデの両性花のおしべの葯は開くことがなく、おしべとして機能していないのではという観察があります。(イロハモミジの両性花は雌花らしい





<雌花>(両性花)のオンパレードです(^^




ノムラモミジ - 安祥城址公園

2019-04-24 22:29:29 | みんなの花図鑑
またぞろ、カエデ科の雄花・雌花の観察です。

ノムラモミジは オオモミジ の園芸品種といわれてますが、イロハモミジの園芸品種との説もあり、私には (目で見て判別できないことは)よく分からないです。
若葉が陽の光を透かしてキレイです。




大きく葉で区別するとき、ヤマモミジの葉の鋸歯は不揃い、オオモミジの鋸歯は整然と揃っている。イロハモミジの葉は、小形。と判別するそうです。
さて、花ですが、放射状に延びるたくさんの花柄の先の、大多数が雄花で、1個か2個 雌花がついています。




おしべを放射状に伸ばしているのが <雄花>で、中央の、プロペラ型の翼果の赤ちゃんのような恰好をしているのが<雌花>です。<雌花>のほうは ほとんど 翼果の格好をしていますが、ちゃんと 柱頭が残っています。




この花序のばあいは 中央付近に 2個、雌花があります。それ以外は 雄花です。




この写真のばあいは 手前の 雌花 にピントを合わせました。雌花といっても もう翼果になりかけていますが、柱頭と 萼片がまだついたままです。





雌花が面白いので、同じアングルの写真ばかりですが、この写真の雌花のばあい、萼片、柱頭とともに、雄しべのような部分も1本残っています。
イロハモミジは同じ花序の中に、雄蕊だけを持つ雄花と、雌蕊と雄蕊の両方を持つ両性花を咲かせるといわれていますが、このノムラモミジも 雌花といってるものは 両性花なのかもしれません。




右手の(枝先側の)雌花を見ると、雄しべらしきものが残っています。なので、雌花というより 両性花なのかもしれないですね。




中央の<雌花>、子房の成長した翼果の赤ちゃんの手前に 2本の雄しべらしきものが見えます。
でも、周囲の<雄花>の おしべ より 小さいし、見かけが弱弱しいです。もしかすると、退化した おしべ なのかもしれないです。




ゲッケイジュ - ご近所

2019-04-24 10:57:56 | みんなの花図鑑

また、間違えちゃいました (ToT) 丸い花が葉の付け根からびっしりとついています。




それをみて、「これはミモザの仲間に違いない。なんという アカシアの品種だろう?」と。




でも、アカシアやネムノキのような葉をしていません。(←ここで一呼吸 置くべきでした)




息せき切って、「このきなんのき掲示板」に質問。「ゲッケイジュでは?」とお答えいただき、がっくりです。またやっちゃいました。ゲッケイジュ、実は 冬、葉だけのときに なんだろ?と質問して 恥ずかしい思いしてたのです。




なんでそんなに恥ずかしいのかというと、月桂樹(ローレル)は家の庭にもあるからです。しょっちゅう見てます。ところが ウチのローレルは こんな濃いサンゴジュのような葉っぱでないし、第一、ウチのローレルは 花を咲かせないんですよ(もちろん 気がついていないだけのことなんでしょうが (◞‸◟))
雌雄別株。日本に雌株は少ない。葉腋に淡黄色の小さな花が集まってさく。(松江の花図鑑)

クルミ 2題 - 於大公園(東浦町)

2019-04-24 09:31:16 | みんなの花図鑑

最初のクルミは こんな花。クルミとしか判らない。




イモムシみたいなのは 雄花だろうか。



葉でもついていれば、そこから検索できるのだけれど・・・
枝先に、花と一緒に若葉が出ているだけなので、検索もできません(T_T)




樹名板がかけてありますが、「クルミ」としか書いてないのです。↓





おそらくボランティアの方がかけてくださった 樹名板。何グルミか? 分かりません(T_T)





クルミ その2

こちらは オニグルミです。でも、背が高くて 低いところに枝がないので、近くに寄れません。
矢作川にいっぱいあります。

オニグルミ - 矢作川




葉は長さ 40~60cmの大型の奇数羽状複葉で枝先に集まって互生する。小葉は5~9対。(葉と枝による樹木検索図鑑)




オニグルミの雌花は赤くてきれいです。下垂しなく 上向きに咲くので、仮に咲いていたとしても、このように下から見上げる角度だと 見えづらいです。

オニグルミ(雌花)‐ 矢作川


アメリカフウロ - 於大公園(東浦町)

2019-04-24 08:04:33 | みんなの花図鑑

アメリカフウロと呼んでいるけれど、ふと「フウロ」ってなんだろうと思った。




アメリカフウロは「亜米利加風露」(wikiなど) とあるので 「風露とは」でググると
風露とは 「風と、露」! (コトバンク)
なに、そのままじゃん (T△T)




風露とは 「風と露。風が冷たく露がおりていること」(大辞林 第三版)
ふ~む、それで フウロソウの風露との関連は??





「風露とは、酔うと可愛い女性生放送主である。」(ニコニコ大百科)
あかん(◞‸◟)





「フウロソウ(風露草)の名前の由来は、周囲が木で囲まれている草刈場を「ふうろ野」と呼び、「フウロ:ソウ(風露:草)」は草狩場に生える草という意味がある。「フウロ(風露)」は風呂、風炉、風穴、袋などに通じる方言で、草地に生えるゲンノショウコ(現の証拠)の仲間の植物を「フウロ:ソウ(風露:草)」と呼んでいる。」(花々のよもやま話「アメリカフウロ (亜米利加風露)」より)




おまけ

いっしょに生えていた 白花マンテマ です・。・