日豪社会保障協定（仮称）第三回交渉の開催について

日豪社会保障協定（仮称）第三回交渉の開催について
平成18年6月29日

日豪社会保障協定（仮称）締結に向けた第三回交渉は、7月3日（月曜日）
から7月7日（金曜日）まで、東京（外務省）にて開催される。
この交渉には、わが国から浅利秀樹外務省アジア大洋州局大洋州課長（首
席交渉官）、中澤一隆厚生労働省年金局国際年金課長ほか外務省、厚生労
働省、社会保険庁の関係者が、オーストラリアからはミカリナ・スタウィ
スキー家族・コミュニティサービス省国際局長ほか関係者がそれぞれ出席
する。
　現在、日豪両国からそれぞれ相手国に派遣される被用者等に対し、日豪
双方の年金制度への加入が義務付けられることによる社会保険料の二重払
い等の問題が生じており、個人および企業に大きな経済的負担となってい
る。
　日豪社会保障協定（仮称）は、この社会保険料の二重払いの問題等を解
決することを目的としている。
なお、日豪両国間においては、平成13年10月にオーストラリア側から社会
保障協定締結に向けた交渉開始の申し入れがなされたのを契機に、両国の
年金制度に関する当局間の情報・意見交換会が数回にわたり行われてきた
が、昨年4月20日の東京での小泉純一郎総理大臣とジョン・ハワード首相
との間の日豪首脳会談において、日豪社会保障協定（仮称）の正式交渉を
同年6月から開始する旨が決定されたことを受け、昨年6月に第一回、昨年
11月に第二回、今般、第三回の交渉を行うこととなったものである。

（外務省プレスリリース）