新聞に見るオーストラリア

新聞から「オーストラリア関連記事・ニュース」をスクラップしてみました。

ラッド新政権「親中」外交へ戦略を修正か

2007年11月27日 | 政治
 朝日新聞07.11.27.朝刊の記事です。
 ほとんどニュースにならなかったオーストラリア政治関連の記事が目立つようになりました。もちろん、理由はラッド次期首相の登場です。イラン派兵、対中政、日豪EPAへの姿勢、京都議定書、捕鯨など日本への影響は見逃せません。



ラッド新政権「親中」外交へ戦略を修正か日豪EPA予断許さず
【シドニー26日勝木晃之郎】
 二十四日のオーストラリア総選挙で勝利した労働党のラッド党首は、今週中に閣僚の顔ぶれを決める予定だ。ハワード前政権とは逆に、イラクからの豪州軍撤退や地球温暖化防止のための「京都議定書」の批准などを掲げ、政権交代の影響は小さくなさそうだ。日本との経済運携協定(EPA)交渉の行方も予断を許さない。
 ラッド氏は二十四日夜に電話で会談したブッシュ米大統領に対し、「外交政策で米国との同盟を重視する考えを伝えた」という。ただ、来年半ばまでにオーストラリア軍の一部をイラクから撤退させるという公約を覆す可能性はほとんどない。
 ラッド氏は中国語に堪能で、娘が今年、中国系男性と結婚するなど「親中派」を公言。このため、米国寄りの外交戦略が、中国などとの関係強化もにらんだ多角的外交に修正される見通しだ。京都議定書への批准も、世界各国と協調しようとする姿勢の表れといえる。
 一方、北海道農業にも大きな影響を与えかねない日本とオーストラリアのEPA交渉。以前は貿易自由化に反対だった労働党は近年、容認へと路線を転換。ラッド氏は「日本が農業の関税削減に真剣に取り組まないなら、こんな協定はやる意昧がない」と述べ、日本の農産物市場の開放を強く迫っている。


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