鍼灸治療は現代医療を補完する代替医療として欧米でも関心を集めています。治療効果については、米国の国立衛生研究所(NIH)など様々な研究機関や大学が調べています。さらに研究領域を広げ、高価の有無を検証する必要があります。
国連の世界保健機関(WHO)が治療効果の期待できる病気として、さまざまな例をあげています。五十肩や腰痛といった関節や骨格にかかわる病気はもちろん、糖尿病や通風胃腸の病気、更年期障害や、月経不順といった女性に特有の病気も入っています。国内では、神経痛やリウマチ、五十肩、腰痛など6つの病気については、一定の手続きを踏めば鍼灸治療に健康保険が使えます。
鍼やお灸で治療効果が現われる仕組みには諸説あります。例えば、マウスや人間を対象にした研究では、ツボを刺激することで痛みを感じにくくなるという結果がでています。ラットを使った実験では、エンドルフィンといった痛みを鎮める脳内物質が出やすくなるという結果もあります。
大学病院など一部の病院はがん患者の痛みを緩和するのに鍼灸治療を取り入れています。眠気を誘う鎮痛剤のモルヒネの使用量を減らせ、生活の質を高められるといわれています。
(回答者=東京有明医療大学教授 坂井友実)
日経新聞 2012年8月26日版
☆一口メモ
鍼灸の経穴・経絡、インド伝統医学のチャクラ、ナーディ、プラーナ(氣)他、エーテル、アストラル、メンタル、コーザル、霊などについて、量子物理学の理論をベースにした研究・実験、論文等などによる根拠が明示された上で詳細に書かれているエネルギー医学の教本ともいえる本があります。是非お読みになってみてください。
「エネルギー医学の教本的書籍バイブレーションメディスン 命を癒すエネルギー医学の全体像(著者:リチャード・ガーバー) 」
「感謝の気持ちを育むには」さんの方で、一部ですが、纏めていらっしゃるので、ご興味のある方はご参考にお読みになられてみてください。
・・・皆さまがいつも温かな幸せにつつまれますように・・・