11時ちょうどになるのを、待っています。
バケツに入れたボールや、ビールケースに立てられたバットなどが、グラウンド入り口のネット際(ぎわ)に、並べられました。
さっきまで、ロビーで、おとなしく、待っていた、硬式野球チーム、高岡リトルシニアの中学生の男の子たちです。
一方、グラウンドの中では、ソフトボールチーム、ビッグストーンの小学生の女の子たちが、手に手に、ブラシ付きのトンボを持って、グラウンドの整備中です。
屋内グラウンドの利用が、11時ちょうどに、ビッグストーンから高岡リトルシニアに、入れ替わるためです。
次の利用者のためのグラウンド整備と、前の利用者が使用中は、時間が来るまでは、決して、中に入らないという、お互いの、マナーと気遣い(スタンバイ)です。
屋内グラウンド事務室のホワイトボードには、時間単位の予約が、きっちりと、書き込まれており、入れ替えの度に、このマナーとスタンバイが、繰り返されているのでしょう。
今日は、ビッグストーンの、お父さん、お母さんたちが、小学生の子供たちの応援をしながら、壁際通路で、寄り添うように、暖かく見守っておられます。
そして、雪の駐車場では、子供たちを乗せて来た車が、静かに、帰りを待っているかのようです。
スタンバイ
グラウンド整備
ホワイトボード
ロビー
壁際通路
雪の駐車場