アトリエ 籠れ美

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平成27(2015)年5月4日より

将棋道場通い その11(令和2年2月12日水曜)

2020-02-15 08:04:57 | 将棋、チェス、囲碁、麻雀、花札、クラッシックギター、社交ダンス、乗馬、書道
 アルバイトが休みなので、午後に将棋道場へ行ってきました(「将棋サロン荻窪」と「新宿将棋センター」)。

 最初に「将棋サロン荻窪」へ行き、席主の荒井さんに、2年4ヶ月振りのお詫びとこれから定期的に通うのでよろしくということで、ルピシアのティーバッグを手渡しました(アルバイト先の上司Nさんの病気見舞いと同じもの)。

 では早速、対局結果を。

第一局は負け(対三段、後手番)
 いきなり角交換で筋違い角の向かい飛車を仕掛けてきた。私は対処方法を失念、それでも局面を有利に進めるも、中盤で大悪手を指してまい、もはや手遅れ。そのまま負け。

 それにしても居飛車下手すぎ。ちゃんと玉を囲ってから、右銀を攻めに使うこと。何というか、今まで振り飛車ばかりだからこうなるんだけど、にしても、とったところ。もっと場数を踏まねば。

第二局は勝ち(対四段、後手番)
 相手は中飛車を明示、私は三間飛車に(対中飛車には今のところ居飛車を指さない方針なので)。相手は浮き飛車にしてきたので、しっかりと対処して作戦勝ち。

 切り合うかどうかは相手に選択肢があったのだが、そうしなかったので私が優勢に。ところがちょっとした受け間違いをしてしまい、混戦に。もつれるも何とか勝ちを収める。

第三局も勝ち(対三段、後手番)
 私は石田流に組み、相手は居飛車穴熊に。なぜか相手は飛車側の桂馬を端に跳ねたため、私の仕掛けが成立。優勢に。

 中盤で相手の5筋の歩の突き捨てを私は歩で取ったが、やはり飛車で取る方が良かった(どっちで取るか迷ったのだが)。ここで相手が角で覗けばアヤがあったのだが。

 この唯一の勝負所を逃しては、私の圧勝になる。


 以上、三局指して当面相手がいない状態(同じ相手とは同日二度指さないのが決まり)。やっぱり平日は人が極端に少ない。席主曰く「あとは午後組がどれぐらい来るかどうか」。
 このまま夕方まで待ってもいいのだけれど、引き上げることにしました。

 で、次に電車で荻窪から新宿へ移動し、「新宿将棋センター」へ。なんで梯子したかというと、2年4ヶ月振りの道場復帰なので、平日の夜の「新宿将棋センター」の様子を知りたかったから。

 私の想像以上に少なかったですね。2年4ヶ月前よりも少ない感じ(正直、ショック)。席料は午後5時以降、ナイター料金で700円で済むんですが、私の対戦相手がいない模様(私は四段なので、相手は三段か四段、または五段になる)。

 そこで受付の人が私に「相手がいないので、手合いはつかないが、ナイター・トーナメントに参加してはどうか」と言ってきた。

 ナイター・トーナメントとは平日の夜6時以降に先着定員8名で行われるもので、私はそういうのをやっているのは知っていたが、参加したことはなかった。

 「手合いがつかない」とは、対局カード(その日の対局の勝ち負けの記録用紙)を渡されない、つまり勝敗の記録を取らないので、昇級昇段および連勝記録の対象とはならない、の意。

 何でかというと、先着順でトーナメントの対戦相手が自動的に組まれるため、例えば四段と初段の対局もあり得る。するとこの場合、四段が楽勝することになる(通常は四段なら、対戦相手は上は五段、下は三段までで、初段なら、上は二段、下は一級まで)。

 四段が楽に初段に勝って、その1勝を昇段や連勝記録の対象にするというんは問題があるというわけ(まあ当然だわな)。

 話を戻しまして、私は対局できればいいので、ナイター・トーナメントに参加することにしました。初参加の私は何も知らなかったのですが、ナイター・トーナメントはチェスクロック(対局時計)使用で、持ち時間は20分、それを使い切ったら一手30秒なんだそうです。

 それはそれでいいんだけど、ここで個人的に一つ重大な問題が。指し慣れない居飛車を、チェスクロック使用の対局で指すわけにもいかず、やむなく振り飛車を指すことに。これでは相居飛車の習得にならず、内心泣いてました私。

 では、そのナイター・トーナメントの結果を。

第1回戦は勝ち(対二段、後手番)
 私の四間飛車に対し、相手はミレニアム(そういう名前の囲いがあるんですよ)に組むのかと思いきや、かといって銀冠に組むわけでもなく、銀銀金の変則的な囲いで、右金が攻め駒に。

 私はチェスクロックに慣れていないので、できるだけ持ち時間を残すべく意識しての早指し(ところが相手はもっと慣れておらず、指してもチェスクロックのボタンを押さず、再三私が言ってあげる始末)。

 私は銀冠に組み、もはや左辺は放棄する作戦に(だって時間がないんだもの)。とはいえ、6筋に争点が出来ているので、しかも玉は私の方が堅いため、どのみち、どう転んでも勝負形にはなるので、あとは相手次第。

 相手は玉頭方面から仕掛けてきたが、これなら私は安心。隙を突いて、通した角筋から△1一角成で相手玉側の香を取って馬を作っては勝負あった。

 相手は中盤の終わりで投了。

第2回戦も勝ち(対四段、後手番)
 相手は中飛車、私は三間飛車の、相振り飛車に。互いに美濃囲いにし、飛車を浮く展開。相手に先攻されそうになったので、私の方から動く。端歩を突き捨て、歩を垂らす。

 相手は小刻みに時間を使っていて、悩みながら指している印象なのだが、何とこの垂れ歩を放置したため、私に香を走られ、飛車を回られ、端を突破されることに。

 相手は玉を早逃げした。そこで攻めてくれば多少はアヤがあったものの、そうしなかったので私の完勝に終わる。

第3局も勝ち(対四段、後手番)
 相手は三間飛車だったので、こっちは向かい飛車にしようと思ったのだが、端歩を突いてきたので嫌な予感がし、四間飛車にした。

 互いに金無双(二枚金)に囲い、浮き飛車に。私は飛車を三間に。相手に先攻され、▲4四歩と拠点を作られ、私の作戦負け。

 私は銀を△2二から△3一へ引き、玉の退路を作った上で、元々5筋に狙いを定めていたので、飛車交換を臨むと、相手がそれに応じたのが大悪手で、互いに飛車を敵陣に下ろした段階で、形勢は逆転。私の勝勢に。

 最後は相手は二歩で負けになったが、すでに自玉がほぼ即詰みの状態だったので、二歩で負けたことに悔いはなかった模様(私の玉は当分詰まない)。


 以上なんですが、ということは、この日のナイター・トーナメントの優勝者は、何と! 初参加の私ということになりました(ええっ!? 本当に?)。

 それで優勝者にだけ賞品があるのだそうで、それが写真の、1ヶ月の期限つきの1日席料無料券です(これは有難い。大事に使いたいと思います)。

 まだ道場内に人がいて対局していましたが、もう私の相手はいないし、閉店まで1時間しかないし、ということで引き上げて、帰宅しました。

 本日の対局結果は5勝1敗。今年通算では9勝5敗となります。不慣れな相居飛車の習得が目的なので、勝敗はどうでもいいんですが、結局ね、飛車を振れば、それなりに勝つんですよね。でもそうじゃなくて、居飛車で勝たないと(今日の1敗がまさにそれ)。

 これからも自宅で相居飛車の定跡の勉強を続け、とにかく道場へ通って、少しでも居飛車に慣れていこうと思っています。


 付)今後は、もう梯子することはないですね。荻窪か新宿、どちらかで長居します(どのみち夕方以降は極端に人が少なくなるので)。

 注)今回は対局で疲れることがありませんでした。今回だけのことなのか、注視していきたいと思います。

 蛇足)「将棋サロン荻窪」で長居した場合、夕方から来る人を待っている間に、酒を飲んじゃいそうな気が(缶ビール350ml、またはワンカップ大関を、税込300円で販売しているんだよな、ここは)。

 どうしよう。飲まなきゃいいんだけど、つい。いっそ、あきらめて飲むか(って、それじゃダメじゃん)。

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