あすなろ健康院ブログ

あなたの心と身体の健康をずっと見守り続けている灯台でありたい…

何も遺さないこと~分け入っても分け入っても青い山

2012-07-18 21:08:45 | 氣功
何も遺さないこと
これは一つの真理とも言える。
自分の生きて来た足跡さえもきれいに消して行って、そして生涯を閉じる。
そんな生き方もなかなかいいものだ。

先達て細川元総理が、今はとても趣のあるなんとか庵にSPも断って悠々自適の暮らしをされている…というのをテレビで垣間見ました。
総理になったことで自分の人生設計が随分と違ってしまい遅れてしまったと苦笑されていた。
そんな奴に、例え一時期でさえも国を任せた事自体非常に嘆かわしい事だと感じた。
そんな愚者に人生の何たるかを
まるで人の道を説くかのような物言いで、前述の「自分の生きて来た足跡さえもきれいに消して行って、そして生涯を閉じる」
みたいな事を言われるに至っては片腹痛い気がしてならなかった。

そんな風な生き方を出来るのはある程度以上の余裕がなければ一般的には無理であろう。
凡人たちは生涯汗まみれになって、そんな人生の何たるかも知らぬままにこの世に別れを告げる。

一方で、俳人の種田山頭火のように単身出家し家族の許を離れ、放浪の民となって、最期は酒を友にのたれ死ぬような
究極のナルシストのような世界で生涯を全うしようとしている者もいる。
特に男はみんなそういう側面が強い。
女性には理解してもらえないかも知れないけれど…

そうなんです。
自由に生きようと想えば生きられるんです。
たとえ生活がいっばいいっばいででも。


分け入っても分け入っても青い山   山頭火

結局は
自分の心の在り方 持ち方 捉え方 ひとつということ。
懸命に生きること、生き抜くこと
ただそれだけでいい。
答えは後からついて来る。