あすなろ健康院ブログ

あなたの心と身体の健康をずっと見守り続けている灯台でありたい…

ぼくの夏休み

2012-07-02 17:57:19 | こころの詩
今日から始まったフジテレビ系昼ドラ「ぼくの夏休み」…

両親が離婚するかも知れない切迫した中で
東京から茨城県土浦市の母方の実家にしばらく預けられることとなった幼い兄妹たちが
東京から常磐線に乗って土浦へ向う。

そのうちのどかな緑の田園地帯が広がり
時折、兄妹げんかをしながら…

そしてトンネルを抜けるといきなり蒸気機関車が現れる…
兄は相変わらず戦闘ゲームに熱中し「死ね死ね死ね死ね死ね!!!」と連発している。
それを聞いていたおばあさんがいきなり立ち上がり兄にしゃべり出す。
「そんな言葉使うんじゃない!! そったら言葉を使うんじゃない!!!」「この電車は昔、日本鉄道海岸線と言ってな、村の男たちがみんな兵隊に行ったんだ。日本のために兵隊になった男たちはほとんどが死んだ。」
「みんな生きたかったんだ」「そったら言葉は使っちゃいけない」「戦争は恐ろしい。誰も幸せにはならない」
すると妹が「おばあちゃんも戦争をしたの?」「 した」 
すると兄が「うそだ!!」と叫ぶ。いぶかしがり反論する兄に、空襲で受けた自らの傷跡を見せる。
「空襲で火傷をした。兵隊さんも、日本にいた女も男も子供も老人もみんな戦争をした」「そんな言葉を使うな!!!」


昭和の終戦間際の戦時中に突然タイムスリップしてしまった兄妹たちの戸惑い…

あの昭和とは何だったのか
戦争とはいかに惨いことか



フィクションだけれど
とても考えさせられる
日本人全員に観てほしいドラマだ。

私の父の兄ふたりも戦死した。
母もみかん畑でグラマン戦闘機に機銃掃射を受け九死に一生を得た。
私にも妹がいる。

周りにいる、
今生きているあなた方の身近な肉親たちも数多く犠牲になって行ったであろう
あの戦争とは一体なんだったのか??!

世代を超えて記憶に留めておかなければならない。
声高に叫ぶのではなく
かつて何百万人という血が流され、今ここに生きていられる有り難さを忘れないために。





ぼくの夏休み
せいいっぱい 生きなきゃ。