なら日和

奈良で学ぶ楽しみを見つけた風香のスタディ奮闘日記です。

履修を振り返って。

2013-07-16 20:56:40 | 履修に関すること
暑中お見舞い申し上げます。

連日猛暑日。咽頭が弱いので、日中はクーラーなしの生活。
まさに古代人さながら(笑)
立ってるだけで汗が吹き出してきます。


さて、長~く取り組んで来た学業から晴れて解放された今日この頃。

改めて在学中の履修を振り返ってみた。

2008年  文化財講読1(T)
       文化財演習1(S)
       文化財演習2(S)

       考古学概論(T)
       観光論(T)
       奈良文化論(S)
       神話伝承論(S)
       仏教考古学(S)

2009年  休学

2010年  文化財講読2(S)
       文化財演習2(S)
       文化財演習3(S)

       言語伝承論(T)
       民俗学(T)
       日本史特殊講義(S)
       考古学特殊講義(S)
       文化財修復学(S)

       卒業論文

2011年  史料学概論(T)
       美術史概論(T)

       平安文学論(T)
       美術史特殊講義(S)
       歴史地理学(S)
      
2012年  江戸文学論(T)
       書誌学(T)

2013年  古文書学(T)

通信の良さはなんといっても自分のライフワークに合わせて、勉強できることだとつくづく思う。
そうはいっても在学可能な期間があるので、自分なりにはのんびりというわけにはいかなかったが(いや、他人からしたら十分のんびりかな)、テキストとスクーリングを上手に組み合わせながらの自分スタイルでいい。
こうして改めてみてみると、終盤に近づくにつれ消去法で履修登録していたのがよくわかる。
これは無理、あれも無理ってな感じで(笑)
逆で入学当初は、やる気満々!好きな科目から手をつけていったようで今更ながらこうして眺めてみるとおもしろいものだ。

どの科目も見直してみるとそれぞれに思いがあふれてくる。

入学するまでは大変だと思っていたスクーリングはどの学科もとても楽しく取り組め、何よりご学友との交流の場となったのはいうまでもない。

一番大変だったのは、テキスト科目。

自主学習というのは、忍耐と根気の連続。

くじけそうになる度、励ましてくれたのはやはり痛みの分かるご学友たちだったのは感謝に尽きる。

中でも最終学科となった古文書は苦戦した。

設題については、現代語訳となる解答が文献をあたっても見当たらない。

時代背景は否が応でも調べざるを得なかったのだ。

またくずし字で書いてあった設題10については、楷書の解答すらなくあらゆる辞書を調べながらの解答作りとなった。

しかしながら、かけた時間の分だけその古文書の在り方が時代背景もろともみえてきた終盤は、ほぼ喜びに変わっていたのだ。

今感じること。

万葉歌への創作活動の上で自主学習の限界を感じ、プロに学ぶ歴史背景の勉強の必要性を感じて入学を決めた私。

しかし入学してみると、万葉集はおろか、歌が詠まれた時代そのものを勉強できるという夢はもろとも消えたように思えた。

直接的な勉強を望んでいたのが、間接的であったとでもいうのか。

でもこうして終えてみると、日本史というのは飛鳥時代だけがぽっつりと存在しているのではない。

その前後の時代が脈々と日本史上にあるのだ。
当たり前のことだけど、改めて思い知らされた。

あらゆる学科を選択することによって、広義に捉える歴史の見方、考え方を教えられたように思う。

考古学というのは奥が深い。

まだまだ知らないことだらけだが、知らなかったことから知る事が1つ、そしてまた1つと増えていったのは事実だ。

通信生は自分への挑戦だったように思います。

これから卒業目指すご学友の皆様。

自分自身を信じて頑張って下さい。

履修を終える事ができたのは、時に励まし応援して下さったみなさんのおかげです。

本当にありがとうございます。

心から感謝!