前年度の試験対策の甘さを痛感しながらテスト対策を続けています。
気がつけば机の上は辞書まみれ。
標準国語辞典
標準漢和辞典
古語辞典
全訳読解古語辞典
くずし字解読辞典
古文書用語辞典
日本史辞典
これに古文書学入門(佐藤進一著)、古文書解読入門(笹目蔵之助著)の2冊で文書の形態と文例をみながらの解読を進めています。
試験問題は10問。四方当たりましたが、ほぼ釈文がみつかりません。
辞書をひきながらの意訳作りは相当時間を要すものの、解読できてくると共にその文書の在り方が理解でき面白くなってきました。
もう少し頑張ってみようと思います。
ご学友のみなさんもこれから文献にあたる機会が多くなると思いますので、下記参考にして下さいね。
私の場合、文献史料は、まずは身近にある大学図書館で借りて、文献複写して手元におきます。
そこで準備できないときは、奈良大図書館へ送本手続きをして手元へ、もしくは他大学への文献複写の依頼をかけて手元に。
そうはいっても奈良大では揃わないものがでてきます。
その時に力強い見方となってくれるのが、国立国会図書館です。
ネットから会員依頼をすると、少しばかり時間はかかりますが、利用者IDカードとパスワードが送られてきますので、文献複写が利用できます。(送本はできません。)
複写依頼時に、コピーしたい部分をネット上に書き込むとその部分のみ複写して送られてくるというものです。
その際、どういった部分が必要かを詳細に書いておくと、後日不明な点があれば先方から連絡して下さったりしますので、とても丁寧です。
もちろん、国立国会図書館へ直接出向き、自分で本を手に取れる環境にあれば問題ないのですが、東京と京都ですので複写代金は通常コピーよりは割高ですが、交通費よりは遥かに格安となるわけです。
尚、卒論の為の参考文献とする場合は、本のタイトルや著者名、出版社名等を一覧にしておくことをおすすめします。
論文に掲載する必要があるのはもちろんのこと、推敲の段階で文献を読み直したい時などとても便利でした。