なら日和

奈良で学ぶ楽しみを見つけた風香のスタディ奮闘日記です。

歴史地理学 スクーリング

2011-09-06 21:03:26 | スクーリング
8月に受けたスクーリング、土平先生のスクーリング。

なかなか興味深い講義内容であった。

古代の絵図と現代の地図を比較しながら、地形を読み取る。

先日新聞に、歴史地震学なる学問があることを知り、思わず重複しているような部分のある学問だなって思った次第です。

さて、このスクーリング。
最終日にテストがあった。
設問は、大きく4問。

正直、全然自信がなかった。方向音痴です。
むしろ、落としたらどうしようと思ってぐらいだ。

美術史特殊講義の中日に自宅に夜戻ったら、大学から封筒が。

試験の結果は、私の予想をいい意味で裏切ってくれていた。

97点。ほっ。

単純な私は、この結果を受けて俄然やる気になっています(笑)








美術史特殊講義(2011年9/2~4)

2011-09-06 15:11:48 | スクーリング
台風の動向を気にしながらも、無事に3日間のスクーリングが終わりました。

1日目。主に法隆寺の仏教美術品についての講義。
2日目。学外実習。午前中、大和文化館(漆工展(企画展)、午後から法隆寺(西院伽藍、大宝蔵院)
3日目。奈良の社寺縁起絵について(信貴山縁起絵巻、春日権現験記絵)

先生は塩出先生。テンポある語り口に加え、講義全体もリズムよく進められてとにかく無駄がないという言葉がぴったりの講義内容でした。
先生もおっしゃってみえましたが、美術史概論をとられてからの受講がおすすめです。
天平仏に対しての現地踏査がさらにおもしろくなると思います。

今回のスクーリングは、実質私は最後のスクーリングとなりました。
スクーリングをすべて終えて思う事は、やはり先生方の直接講義を受けられる機会というのは、いいですね。
また私にとっては、講義だけでなくいろんな方とご学友の輪が広がるスクーリングであったということにつきます。
同志として、建設的な意見交換もできた場であり、テキスト科目の情報、また卒論の進め方を教えて頂ける場でもありました。
それは、教室だけでなく、時には学食だったり、すれ違う廊下だったりもしましたよ。
1年目はいろんな会にお誘いのお声がかかったりしていましたが、結局どれにも参加することなく、ただひたすら学校と自宅との往復でした。スクーリングで宿泊したのは、今回の台風騒ぎで宿泊したのが最初で最後となりそうです(笑)
ちなみに最後の学食ランチは「牛肉の赤ワイン煮420円」の日替わりランチを豪華に!?一人静かに頂きました。

さあ、あとはテキスト科目を残すのみです。もう少し年内できるところまでやってみようと思っています。

最後のスクーリングにふさわしく、偶然にも1年目にお知り合いになった同期の天音ちゃんとひらりんとご一緒できたのも、なんだかとってもハッピーな気持ちにさせてくれました。

めちゃ嬉しかったよ!ありがとう!

スクーリングで頂いた全てのご縁に感謝。













今年初のスクーリング

2011-08-16 15:52:42 | スクーリング
8月5~7日に歴史地理学のスクーリングを履修してきました。

歴史地理学とは、何とも興味深い科目で履修登録してみたのだが、講義内容は想像以上のもので、土平先生の話は眠気も吹き飛ばす程にスピード感も話術もあって、今迄受けた講義の中でも結構集中して聞けたものであった。

現在の地形図と江戸後期あたりの絵図を比較検討した上で、実際の土地を歩き地理学を学ぶことができた。

ただし、この講義を受講して改めて思ったのは、やっぱり自分はかなりの方向音痴であるということを思い知らされた3日間でもあった。

08の編入である私は、いよいよ同期生と逢える機会もなくなり、今回のスクーリングでは知人に逢う確立はほぼゼロ。
そう思って挑んだ3日間であったが、1日目。スク教室にはいって間もなく「風香さんですよね」とお声をかけて下さった方がいらっしゃった。
何でもブログを読んで下さっていて、同じ愛知県から参戦してみえたMさんでした。
Mさん、お声かけて下さってありがとうございました。
3日目の等高線読みでも大変お世話になりました!
おかげさまで何とか無事にスクーリングおえることができました。
またご一緒致しましょう。嬉しかったです。

そしてランチタイム。
この日はスクーリング後にレコーディングを入れていたので、大きなマスクを外して一人ランチ。
のはずだった。
が!
「あ~れ~!」思わず絶叫!
なんと同期のお二人のお姿が学食に!
お互い再会できるなんて、あり得ない~!
といいつつ再会を喜び合い、既にお二人はランチが終わっていたにも関わらずおつきあい下さいました。
お二人とは、1年目のスクーリングでなぜか何度か同じ講義で顔を合わせ、その度にお話させて頂いたりしていたご学友。
お一人は既に今年3月に卒業。この日は聴講生として大学に。
もうお一人は今年は休学。でも次年度に向けて図書館通い。
そして私は在学生。
それぞれがそれぞれの違った立場で、キャンパスで再会できた喜びをお互いに噛み締め、お互いの頑張りを励まし合い、再会を願って別れた。

そして教室へと戻る途中。

「ぎゃあ~!ハニーちゃん!」
な、なんとここでも同期のご学友のハニーちゃんとばったり再会!
こんな偶然あったのねえ!
ハニーちゃん、嬉しかったね!
まさかまさかの再会でした。お互い頑張ろうね。

社会人になって大学生するということは、勉学のみに限らず、こうした素晴らしいご学友とも出逢える場でもあります。
それはきっとお互いが奈良大で勉強するという共通の目的意識をもっているから、その出会いもこうして繋がっていられるように思っています。

もたもたしている内に、8月も半ばが過ぎてしまいました。
このスクーリングでご学友の皆さんと交わした会話の中から、また頑張ろうって勇気をもらいました。
今日も必死にレポート仕上げています(笑)

今回出逢った全ての人に感謝。ありがとう。




文化財修復学スクーリング終了

2010-09-06 15:51:24 | スクーリング
9月3日から5日の文化財修復学。
山崎先生は愛知県芸大の名誉教授でもあることを知った私は勝手に親近感を寄せ、修復学なる実技を交えた講義に引き込まれた3日間であった。
1日目の午前中は仏像の基礎知識。
修復学を学ぶものは、仏像の一を知るといったところだろう。
午後から東大寺螺髪原型の1/2サイズの制作にとりかかる。
工法は略式ながらも乾漆工法。
新聞紙で軸を作り、粘土で螺旋状に塑型。上から麻布は張り、接着剤で固定(小麦粉とボンドをまぜたもの)する。更にその上から木屎を塗っていく。ここまでの工程までが今日の課題。
あっという間に16時20分。結局片付けを済ませ、既に予約していた特急電車の変更をあわてふためいて済ませたら教室を出たのは最後の一人だった。
構内出発のバスは最終も当然ながら既に出たあと。
結局駅まで一人徒歩で移動。
でも、風が気持ちいい。
ほんの10分足らずの散歩となった。
駅近辺でこの日分科グループのお一人だった男性とばったり出会う。
何でも駅近くの図書館で今からお勉強とか。
みなさんのその情熱にはいつもながら教えられる。
さてこの日家に着いたのは21時過ぎ。
さすがに遅くなってしまった。洗濯や片付けを済ませて就寝できたのは1時すぎ。
翌日は4時起床。
眠い。
当然、移動中の電車は爆睡。名張をすぎた辺りで、無条件反射で目が覚める。
いつも眺めたい景色が目の前に広がる。
大和八木までのほんのわずかな時間だが、右に左に忙しい。
宇陀~吉隠~忍阪山~大和三山~一瞬だが甘樫丘~三輪山麓と。
さて、2日目。この日は午前中は昨日の螺髪の手直し。
木屎で麻の編み目を更に丁寧に消していく。
あとは乾燥するのを待つだけ。
そして講義。午後からは寄木造りの仏像の修復中のものを観察。
何でも先生が全国のお寺から依頼されている仏像の一部との事。
それにしても仏像の修復とはこんなに悲惨な現場が待ち受けているとは。
木造であるゆえに虫食いの問題は中でも今後も含めた大きな問題であろう。
あたり前にみていた木造仏への見方が私の中で大きく変わっている。
その後図書館で阿吽象の見学。
どういった場所におかれていたのかは不明という阿吽像であるが、その迫力はやはり本物である。
現状維持と再生。文化財修復学はその判断を謝ると過去においても、そしてこの先の未来においても、形をかえて保存してしまう危険をはらんでいることが理解できた。
この日も心地良い疲れを終えて無事終了。
そして3日目。
午前中いよいよ螺髪の仕上げ。
中の心材をとりだし、粘土を書き出せば完成なのだが思いの他重労働だ。
でも粘土を書き出し、はがしていくコツみたいなものがつかめてからは、多少手がよく動き、無事破損することなく完成したのである。
そして更に講義。最終感想文を書いている途中に外から雷の音。
最近夕立が多いと奈良在住の知人に聞いていたもののこのタイミングでとは。
結局20分早く終わったもののバスを待つしかすべがなかったのである。

山崎先生の講義は、今迄受講した講義の中では一番レジメ通りに進行した解りやすい中身の濃~い講義であった。




8月20日~22日 日本史特殊講義終了

2010-08-24 16:03:33 | スクーリング
3日間のスクーリングが無事終了しました。

前回はほぼ3日間学外演習とは裏腹に、3日とも学内講義。
腰痛持ち(狭窄症とヘルニア持ってます)の私には身体的には辛い授業となってしまったんです。
教室の椅子は、今の私には耐えられないので、はるばる低反発の腰枕を3日とも運び対策した次第です。
休憩の合間はストレッチが欠かせず。
それでも足先までくるしびれに耐えきれず途中、狭い椅子に正座したりと四苦八苦。
次回以降も学内スクーリングの最大の課題です。

さて、内容については仏教史を中心に牧先生の歯切れよいリズムある講義内容に大満足した3日間でした。
内容については、今日は触れないことにして。
ご学友との再会について。

まずは、ハニーさんとの再会がまっていました。
兵庫からの参戦の方で、2年前の講義以来でした。
3日目テスト後たまたま同じタイミングで退席したので、駅までご一緒させて頂き、思いがけず久しぶりに会話が弾み嬉しかったです。ハニーちゃん、ありがとう!

さらに3日目、22日の昼食後のことです。
昼食後に万葉ユニットの件で打ち合わせの電話をしていた折のことです。
ブロ友の明日香さんがみえていることを前日夜知った私は、ずっと彼女を探していました。
ご学友にも訪ねてみたりして。
でもお顔がわからないのでネームプレートだけが頼り。
学内は広し。朝はお出会いかなわずで、再度昼食を急いですませ、また明日香さんを探しに通信の棟へでかけました。
ご学友の方も一緒に探してくれたんですが、やはりお出会い叶わず。
やはり今回もお会いするのは無理かなとあきらめかけていたんです。
すると電話が終わるや否や私の前に素敵な女性がお一人。
すぐに、ピン!ときました!
「明日香さん!」(声にならない声だったと思います)
するとその女性も「風香さん!」
ふたりで偶然とも必然ともとれる再会に感極まり、思わず握手です。
そして会話を続けて最後にはふたりでハグハグしてお別れしました。
嬉しかったです。
その後は、心の感動覚めやらず。
心地良い感じを連れて、講義再開と相成ったわけです。

明日香さん、よく気がついて下さいました!
ほんとにありがとう!
お互い励まし合いながら、そして明日香さんのがんばりに更なる刺激を頂きながら頑張ります。

すべてにことに感謝!

考古特殊講義スクーリング終了

2010-08-08 21:08:04 | スクーリング
1日目の午前中の講義以外、全て学外演習のこの講義。
この暑さの中、どうなることやらと思いながら参加したが、無事終了。
一番きつかったのは以外にも今日の蒸し暑さだった。

1日目の午後は、唐招提寺、西大寺の現地踏査。
どちらも初訪問。
2日目は奈良公園界隈。東大寺は何度か訪れたことがあったが、二月堂、法華寺は初。
噂では聴いていたものの、歴史的背景も去ることながら、二月堂から東大寺へと下る町並みの素晴らしさをしばし堪能。
もう一度じっくり一人で訪れてみたい場所であった。
それにしても往時の東大寺の壮大な伽藍配置を確認して、更なる東大寺を知った私であった。
特に東塔、西塔、(どららも現存していません)金堂の距離感!
そして回廊を想像すれば、遥か1300年前にあっという間に誘われた。

そして3日目の今日。橿考研と明日香。
駆け足の訪問ではあったが、約30年ぶりに飛鳥大仏と再会。
30年前はほこりまみれの飛鳥大仏だった記憶があるが、今では飛鳥寺も整備され、きれいに御身ぬぐいされて1400年前と変わらぬ場所に鎮座していた。
飛鳥大仏の光と影をもみたようであった。

今回もご学友のみなさんからたくさんのことを教えていただき、新たな出会いもいただいたスクーリングだったことに感謝します。

ありがとう。

明日からまた頑張ろう!



次回は日本史特殊講義を受講予定。

文化財学講読Ⅱスクーリング終了

2010-07-20 13:07:59 | スクーリング
今年度初のスクーリングが始まりました。
7月17日~19日、文化財学講読Ⅱを受講。
先生は石神先生。テキスト科目「文化財学講読Ⅰ」に続いて、弥生時代についてです。
1日目は文化財保護の歴史について。
2日目は学外演習。唐古・鍵遺跡~唐古・鍵ミュージアム~纏向遺跡~ホケノ山古墳~桜井埋蔵文化センター
3日目は弥生文化研究と森本六爾、午後から聖徴のシンボル~考古学とシンボルをテーマに講義。

石神先生は長年大阪の教育委員会で発掘調査に携わってみえたいわゆる現地踏査のプロ。
その先生から直に講義を受けられたことは、とても有意義な時間であり、且つ講義であった。
3日間とも中身の濃い内容であったが、特に3日目については興味深い先生の見解が聴け、卒論とも重なっている部分が見え隠れして今後の自分の取り組みにおいても弾みのつく内容となった。
次のスクーリングは8月6日~の考古学特殊講義。
3日連続の学外演習は、暑い奈良が今から十分に想像できる。
暑さ対策をして、気合を入れて望もう。

                              写真は唐古・鍵遺跡の楼閣(もちろん復元)

2月3月のスクーリングは・・・。

2009-01-25 21:42:53 | スクーリング
父が末期癌を患い闘病中で、来月位を目安に在宅介護に切り替えることにしました。

24H点滴治療が必要となるため、2月3月に予定していたスクーリングはキャンセルすることになりそうです。

今を懸命に生きている父にしばらく寄り添いながら、今年度最期のレポート作成にしばらく時間をかけることにしようと思っています。


神話伝承論 スクーリング結果。

2009-01-25 21:23:24 | スクーリング
昨日奈良大学より封書が2通。

その内の1通。神話伝承論80点。

これでスクーリング科目6科目終了となる。

妙な力が入っていたせいか、とにかくハードなスクーリングだった。
上野先生については、前評判が良すぎただけに自分自身期待しすぎた感が否めなかった。

今まで受けた講義の中では奈良文化論の浅田先生の講義がとても心に響き、無知な私にとっては、スッと心に染み渡ってきた。

卒業までほぼ折り返し地点にきたスクーリング。
唯一教授の講義を直接受ける機会でもあるので今後も更に期待したい。




神話伝承論スクーリング終了。

2008-12-26 19:14:29 | スクーリング
12月23日から25日のスクーリングが昨日終了。
上野先生の講義ということで気合が入った。

23日 古事記序文の解読。
24日 午前古事記 国産みの解読。午後から平城宮跡で全員で朱雀門に立ち平城遷都の詔を斉唱。16時から斑鳩町長と上野先生のトークセッション。17時からは神話伝承論受講生の交流会に参加。
25日 古事記 黄泉の国の解読。

いずれの日も上野節炸裂の充実したかつハードな講義であった。
自分自身のもっていた古事記への偏見がとれた3日間であったことは大きな収穫であった。

夏以来のスクーリング。久しぶりにお会いすることができた方々。
また新たな出会いを頂いた方々からたくさんの励みを頂いたことに改めて感謝。

この年末年始の過ごし方で来年の自分の取り組み方が大きく左右される。
気合を入れねば。

このハードなスクーリングを終えて心新たにする。