なら日和

奈良で学ぶ楽しみを見つけた風香のスタディ奮闘日記です。

史料学概論レポート結果

2011-09-21 08:02:15 | テキスト科目レポート
先週末、史料学概論の結果が返って来た。

東野先生のこの科目は厳しいという前評判もあっただけに1発合格は正直あきらめてた。
それでも僅かな期待をよせ、いつもの見慣れた封筒を開封。

合格の文字が飛び込んで来た。

評価は下記の通りでした。

設題意図の把握度    B
テキストの内容理解度  A
論点の明確さ      B
倫理の一貫性      B
着眼点         B
独創性         B
文章構成力       B
文字や表現の正確さ   B

東野先生の講評には思わず自分でも笑った。

【講評】
テキストを精読されよく理解されていることが窺えます。特に「橘夫人厨子」はよく読まれていて、具体的史料も引用して説得力のある論述です。しかし、「法隆寺火災年代」や「聖徳太子」についてはやや散漫、「木簡」に至ってはその概説だけと不満が残りました。

レポート提出時に、自分でも先生のご指摘通りのことを思ったが、橘夫人厨子については、念持仏としての考察の深さにどっぷりとはまり込み、レポート内容をこれ以上削ることが不可能となってしまい(笑)、ボリューム的にも偏ってしまったのは反省点である。
しかしっ!
やはり大学の勉強も楽しんで取り組みたい!
自分の我を貫き通したレポ-トはある意味初めてだったかもしれない。
(他の科目は課題に対し、バランス良く書いてるつもりです)
しかも、東野先生で。
今思えばなかなか勇気があったものだ(笑)

ということで、史料学概論のレポートを作成される予定の方がみえましたら、やはり木簡については東野先生の著書もあることですので、具体的史料を引用しての論述をお勧め致します(笑)

さあ、テスト対策頑張ろう。



歴史地理学 スクーリング

2011-09-06 21:03:26 | スクーリング
8月に受けたスクーリング、土平先生のスクーリング。

なかなか興味深い講義内容であった。

古代の絵図と現代の地図を比較しながら、地形を読み取る。

先日新聞に、歴史地震学なる学問があることを知り、思わず重複しているような部分のある学問だなって思った次第です。

さて、このスクーリング。
最終日にテストがあった。
設問は、大きく4問。

正直、全然自信がなかった。方向音痴です。
むしろ、落としたらどうしようと思ってぐらいだ。

美術史特殊講義の中日に自宅に夜戻ったら、大学から封筒が。

試験の結果は、私の予想をいい意味で裏切ってくれていた。

97点。ほっ。

単純な私は、この結果を受けて俄然やる気になっています(笑)








美術史特殊講義(2011年9/2~4)

2011-09-06 15:11:48 | スクーリング
台風の動向を気にしながらも、無事に3日間のスクーリングが終わりました。

1日目。主に法隆寺の仏教美術品についての講義。
2日目。学外実習。午前中、大和文化館(漆工展(企画展)、午後から法隆寺(西院伽藍、大宝蔵院)
3日目。奈良の社寺縁起絵について(信貴山縁起絵巻、春日権現験記絵)

先生は塩出先生。テンポある語り口に加え、講義全体もリズムよく進められてとにかく無駄がないという言葉がぴったりの講義内容でした。
先生もおっしゃってみえましたが、美術史概論をとられてからの受講がおすすめです。
天平仏に対しての現地踏査がさらにおもしろくなると思います。

今回のスクーリングは、実質私は最後のスクーリングとなりました。
スクーリングをすべて終えて思う事は、やはり先生方の直接講義を受けられる機会というのは、いいですね。
また私にとっては、講義だけでなくいろんな方とご学友の輪が広がるスクーリングであったということにつきます。
同志として、建設的な意見交換もできた場であり、テキスト科目の情報、また卒論の進め方を教えて頂ける場でもありました。
それは、教室だけでなく、時には学食だったり、すれ違う廊下だったりもしましたよ。
1年目はいろんな会にお誘いのお声がかかったりしていましたが、結局どれにも参加することなく、ただひたすら学校と自宅との往復でした。スクーリングで宿泊したのは、今回の台風騒ぎで宿泊したのが最初で最後となりそうです(笑)
ちなみに最後の学食ランチは「牛肉の赤ワイン煮420円」の日替わりランチを豪華に!?一人静かに頂きました。

さあ、あとはテキスト科目を残すのみです。もう少し年内できるところまでやってみようと思っています。

最後のスクーリングにふさわしく、偶然にも1年目にお知り合いになった同期の天音ちゃんとひらりんとご一緒できたのも、なんだかとってもハッピーな気持ちにさせてくれました。

めちゃ嬉しかったよ!ありがとう!

スクーリングで頂いた全てのご縁に感謝。