高知県立大学がん看護学領域修了生の会:アストラル

高知県立大学大学院がん看護学領域修了生のネットワーク作りと情報交換の場

がんプロ合同セミナーに参加しました

2009-10-15 | Weblog
高知女子大学、岡山大学、徳島大学のがん看護専門看護師コースの大学院生が、9月1日、2日に徳島大学にて、井沢がん看護CNSを講師に迎え、がん看護学合同セミナーを開催しました。今回の参加者は、高知女子大学4名、岡山大学5名、徳島大学3名でした。このセミナーは、がん患者が体験する症状とその特徴、症状マネジメント、リンパ浮腫の発生機序と病態生理と看護ケアの実際、リンパ浮腫ケアに関する研究およびエビデンス、等について2日間、講義と演習を行います。また、夜は、イタリアンレストランでお食事をしながら、情報交換や親睦を深め、がん看護CNSの将来を語り合うセミナーです。

大学院生から寄せられた感想です
今回の研修では、リンパ浮腫に対する基礎的知識の講義と技術指導を受け、新たな知識を得ただけではなく、今までの私のリンパドレナージの捉えかたが間違っていたことにも気付かされました。特に看護師から患者に対して、一方的にスキンケアやリンパマッサージを行うことだけが看護師の介入目的ではなく、患者自身がいかに技術を習得し、継続していけるかに関わる教育的な介入が大切であると学びました。またCNSとしてがん看護に活かせる資格を持ち、患者への直接介入だけでなく他の看護師も活用できるようにしていけたら、看護援助としての幅も広がっていくと思いました。
 今回は3大学の学生との交流もあり、それぞれの学んでいる背景や経験年数も異なる人々の中で、共感し合ったり、互いの情報交換をすることができとてもいい刺激になりました。このような機会に積極的にネットワークを広げていきたいと思います。