高知県立大学がん看護学領域修了生の会:アストラル

高知県立大学大学院がん看護学領域修了生のネットワーク作りと情報交換の場

第15回国際がん看護学会に参加してきました

2008-09-03 | Weblog
 第15回国際がん看護学会がアジア(シンガポール)で初めて開催されました。開催テーマは、"Creating Partnerships, Championing Progress, and Celebrating Practice"で、ISNCCのSanchia会長のもと5日間のわたり世界各国の研究成果の発表や交流集会、セミナーが行われました。セッションのテーマは、スクリーニング、がんや症状のコントロール、ホームケア、緩和ケア、化学療法、サポーティブケア、サバイバーシップ、真実を告げる、患者-看護師のコミュニケーション・・・etcと、日本がん看護学会でも同様に課題になっていることについて活発な討議がなされました。
 日本からも多くの研究者が参加し50演題ほどのポスター発表がありましたが、口演へのエントリーはほとんどなく、アジア人の中でも日本人の語学の壁を改めて痛感しました。これまで欧米のがん看護研究者によってISNCCが発展してきましたが、今回、口演も含めて台湾からの発表が多くて驚くとともにアジアの力を目の当たりにしました。また、今期はISNCC の理事のおひとりに日本がん看護学会推薦の大西和子先生(三重大学)が就任され、今後2年間、日本の声を世界に届け、世界の流れを日本に届ける重要なポストに就かれました。
 シンガポールは人口約400万人で東京都と同じくらいの面積のとても美しい国です。機会があれば是非、皆様も訪れてみてはいかがでしょうか。(藤田)