15年ぶりの高水準に達した円相場が外貨預金の増加に拍車をかけている。7月末の外貨預金残高は2カ月ぶりに過去最高を更新。その約半分を占める個人の外貨預金も過去最高水準だ。歴史的な円高が円の購買力を増やしている上、投資家の間には、今後円高が円安に転じれば値上がり益も狙えるという思惑がある。インターネット銀行では、外貨預金の手数料引き下げで顧客を囲い込む動きも加速してきた。
日銀が8月末に発表した統計によると、7月末時点の国内銀行の外貨預金残高は約10兆4690億円。残高は2年前のリーマン・ショックを受けた昨年3、4月に9兆3千億円台まで落ち込んだが、その後は残高が増え続け、データがある平成11年4月以降で過去最高となった。個人による外貨預金は7月末で約4兆7854億円。
人気の理由について、銀行関係者は「リーマン・ショック後に進んだ円高でドルがお買い得になったからだ」と説明する。手数料を除いた単純計算で比較すると、例えば1ドル=100円なら100万円で買えるドルは1万ドルだが、1ドル=85円なら、同じ100万円で約1万1800ドルのドルを買える。
また、「これ以上は円高ドル安が進まないと考える投資家も多い」(市場関係者)という。仮に円相場が100円に戻れば、85円のときに100万円で買った1万1800ドルは118万円に換金でき、18万円の利益を上げられる計算だ。
こうした思惑に応えようと、インターネット銀行では外貨預金のキャンペーンに力を入れている。メガバンクの外貨預金では、1ドル(約84円)を換金するのに1円の手数料を取るのが普通だが、住信SBIネット銀行はこの手数料を20銭に設定。携帯電話取引に力を入れるじぶん銀行も、不定期ながら手数料を0~10銭まで引き下げて顧客の囲い込みを目指している。
また、ソニー銀行は5月から、ドル円相場が動きやすい米雇用統計発表日に限って、通常25銭の手数料を10銭に引き下げるキャンペーンを実施。「円高が進むに従って外貨預金への関心は高まっており、キャンペーン日は口座の開設が通常の日の2倍になる。相場が大きく動きやすい日とあって、取引件数も2倍のボリュームになる」と話す。
もちろん相場がさらに円高に進めばドル資産は目減りするリスクがあるが、個人の期待は膨らんでいるようだ。
引用元:yahoo ニュース
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日銀が8月末に発表した統計によると、7月末時点の国内銀行の外貨預金残高は約10兆4690億円。残高は2年前のリーマン・ショックを受けた昨年3、4月に9兆3千億円台まで落ち込んだが、その後は残高が増え続け、データがある平成11年4月以降で過去最高となった。個人による外貨預金は7月末で約4兆7854億円。
人気の理由について、銀行関係者は「リーマン・ショック後に進んだ円高でドルがお買い得になったからだ」と説明する。手数料を除いた単純計算で比較すると、例えば1ドル=100円なら100万円で買えるドルは1万ドルだが、1ドル=85円なら、同じ100万円で約1万1800ドルのドルを買える。
また、「これ以上は円高ドル安が進まないと考える投資家も多い」(市場関係者)という。仮に円相場が100円に戻れば、85円のときに100万円で買った1万1800ドルは118万円に換金でき、18万円の利益を上げられる計算だ。
こうした思惑に応えようと、インターネット銀行では外貨預金のキャンペーンに力を入れている。メガバンクの外貨預金では、1ドル(約84円)を換金するのに1円の手数料を取るのが普通だが、住信SBIネット銀行はこの手数料を20銭に設定。携帯電話取引に力を入れるじぶん銀行も、不定期ながら手数料を0~10銭まで引き下げて顧客の囲い込みを目指している。
また、ソニー銀行は5月から、ドル円相場が動きやすい米雇用統計発表日に限って、通常25銭の手数料を10銭に引き下げるキャンペーンを実施。「円高が進むに従って外貨預金への関心は高まっており、キャンペーン日は口座の開設が通常の日の2倍になる。相場が大きく動きやすい日とあって、取引件数も2倍のボリュームになる」と話す。
もちろん相場がさらに円高に進めばドル資産は目減りするリスクがあるが、個人の期待は膨らんでいるようだ。
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