ちょっとひと言

日頃の自らの経験を通じ感じていることや身近な出来事を綴っていきます。

孔子廟を訪ねて

2007年03月23日 | Weblog
 かなり慌しく、佐賀県多久市と長崎市にある孔子の聖廟を訪問してきた。18日、19日で一泊の行程である。両市長と全国市長会で昵懇(じっこん)になり、「ぜひ」との話もあった。足利市とは孔子様が共通項になる。
 多久市の聖廟は広大な山の斜面を利用し、静かなたたずまいの中に質素な聖廟であった。ジュニアガイド(小学生)が赤色のユニフォームで来て、「友あり遠方より来たるまた楽しからずや」と論語を唱え歓迎され、廟内をガイドをしてくれた。
 郷土資料館を見学したが、藩校の教科書が見事に整頓されて保存してあった。どのまちでも歴史を大切にしているのがよく理解できた。
 翌日、長崎市の聖廟を訪ねた。ここは、華僑の人達が遠く祖国の文化に思いを馳せて建造したものである。赤色がメインカラーで、さすがきらびやかである。孔子の高弟の石像が、所狭しと並んでいる。大成殿の中央には孔子の坐像があるが、天子に模して顔にはベールがかかっており、かなり派手であった。その側に、故宮博物館のミニチュア館があった。ここが凄い。北京の故宮博物館と連携が取られ、中国の国宝級の逸品が飾られている。東京でこれらの企画展をやったらものすごい人だかりが出来るだろう。それほど素晴らしいものが展示されていた。まことに有意義な視察であった。

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