ちょっとひと言

日頃の自らの経験を通じ感じていることや身近な出来事を綴っていきます。

課長職昇任試験制度

2006年08月23日 | Weblog
 この度足利市では、課長職への昇任試験制度を導入することになった。私はかねがね職員に対して、男女を問わず「上昇志向を持ってほしい」と言っている。上昇志向とは肩書を得ることではない。チャレンジする気概、或いは重い責任を引き受ける覚悟を持って仕事に取り組む姿勢である。
 私は民間から出て来た市長である。勤務者としての経験も持っている。短い期間だったが懸命に働いたものである。とても「休まず、遅れず、働かず」などというものではなかった。勤務医として、大学助手という立場であった。勤めなければ、穴があいてしまうのである。市の場合、穴があいてもそれを周りの人が埋めてくれる。こんな状態はよくない。いわゆる管理職である課長は、部下の一人ひとりの能力をきちんと見極めて、それを最大限に発揮させ、仕事の管理、部下の指導をしなくてはならない。
 「やってみせ、いって聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば人は動かじ」という山本五十六元帥の有名な言葉があるが、リーダーである課長職は大変な職務である。今月末、昇任試験の応募が締め切られるが、一人でも多くの職員が、市のため、市民のためという気持ちを、この試験に挑戦することで示してほしいと思っている。

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