ちょっとひと言

日頃の自らの経験を通じ感じていることや身近な出来事を綴っていきます。

借景

2008年02月15日 | Weblog
 中橋の上流の左岸で堤防の工事をしている。そこには階段護岸がある。水色のコンクリートの階段である。花火を観覧するのに都合がよいのでつくったらしい。私は日頃、あまり良い印象を持っていなかった。堤防の斜面は自然の緑の芝が一番似合う。渡良瀬川河川事務所(国土交通省)に申し入れたらOKとなり、この度芝生を植えることになった。
川には河川断面図というのがある。つまり川を断面に切ったとき、その面積に川の長さを掛ければ容積が出てくることになり、そこに水が流れる。大量の水が流れて、その容量が容積を超えれば、溢れて洪水になるわけである。だから河川敷内の土をある地点から階段護岸に持って来るのなら容量は変わらない事になる。渡良瀬川河川事務所がうまいことを考えてくれて工事が始まった。継続して中橋の下流もやることになっているが、更に上流の渡良瀬橋下に水位観測所があるがそのところまで広範囲に工事を進める予定のようである。東武駅で降りた外来のお客さんは中橋から眺める風景を一様に褒めてくれる。これで渡良瀬川の堤防敷に自然の緑が甦れば、更に借景がよくなるだろう。
 また、中橋のグリーンの塗装が褪せていて見苦しい。橋の架けかえは既定の事実であるが、今の予算の状況、或いは地域とのコンセンサスはとれてないから、何年後に工事が出来るか不明である。中橋は足利市の玄関である。20年、21年の事業で県が塗り替えてくれることになった。更に美しい雰囲気になる。期待していただきたい。