ちょっとひと言

日頃の自らの経験を通じ感じていることや身近な出来事を綴っていきます。

山形市場で「足利美人」をセールス

2008年02月05日 | Weblog
 暫くブログをご無沙汰して申し訳ない。以前に書いたように腰椎の圧迫骨折の痛みがままならぬ。骨が折れたとき、キチンと接合すれば早いうちに骨芽細胞なるものができて化骨が始まり、若いほどそのスピードが勝る。残念ながら、私は若くはない。そのため、遅々として化骨が進まないのだろう。痛いけど我慢して、腰にブロック注射をしてもらい、先月29日と30日の2日間山形の市場に行った。
 足利産のいちご「とちおとめ」のセールスである。市場には足利産のいちごが山と積まれていた。とても嬉しかった。定時定量かなりの量が捌けている。市場の社長に心からお願いして30日に戻ってきた。
 「足利美人」という品目をご存知だろうか。足利のように耕地面積の少ない農業者は、反(たん)当たりの収穫をあげるために、所謂(いわゆる)施設による作目を作らない訳にはいかない。トマト、いちご、大根、にんじん、きゅうりの5品目を「足利美人」と称して売り出している。みんなものすごく努力している。これには市としても応えなくてはならない。3月にはトマト、きゅうりのセールスに宇都宮公設市場、4月には大根、にんじんのセールスに長岡中央青果(株)(新潟県)に行く予定である。やはり市長という立場で訪れるとかなりの効果もあるし、生産者にも活気がつく。
 足利市の農業は首都圏の生産地となる。今後の課題として、首都での販売を更に拡げないといけないと考えている。
 日本では国が言うように、アメリカ、カナダやオーストラリアのような農業の大型化をすることはできない。国の考えている国際競争力に勝てる日本の農業とは何か。私も今ひとつ不明である。昔オーストラリアの視察を体験し、180ha(町歩)の広い土地に300頭の牛を放牧している畜産業者を見てきた。日本の畜産業とはとても比較にならない。
 石油の高騰により飼料が高くなって大変困っている。廃業に追い込まれた群馬県の酪農家のことをテレビで放映していた。身につまされる思いでテレビを見ていた。