ちょっとひと言

日頃の自らの経験を通じ感じていることや身近な出来事を綴っていきます。

統計数字の氾濫

2008年02月12日 | Weblog
 先日、知事が栃木県が全国的な統計調査による知名度が47位(最下位)ということを、そして市内でもある著名人が同じようなことを言っていた。今、この話題が気になっている。
 ある大手新聞社の調査なのだが、私は納得出来ない。調査の内容は不明だが、関東地方には約4,000万人の人が住んでいる。少なくとも同じ地方に住んでいるのだから、ほとんどの人達が栃木県の存在は判るであろう。勿論0歳児からの人口ではあるから、その80%位、約3,200万人の人達は栃木の存在は判っていると思う。これは、1億2,000万人の全人口の約25%にあたる。統計学という領域については、私は熟知していない。しかし、感覚的におかしいと思いたくなる。
 よく例に出すが、鳥取県と島根県が何れが東かと問いかけたとき、中国、関西地方の人達は知っているだろうが、関東の人は答えるのに一呼吸おくに違いない。これと同じ事が栃木県、群馬県にもあると思う。しかし、関東地方は人口が多い。つまり知っている人数は多いはずである。
 近年の選挙では、出口調査でまだ開票が0%のうちに当確が出る。先日の大阪府知事選挙がそうだった。票の数も判らないのに「バンザイ」をするのもおかしいものである。迅速、的確な情報の伝達は大切であるが、そのことにより、人々が大きな動揺を受けることも認識せねばならない。
 いずれにしても、最近何かと統計の数字が氾濫している。数字におどらされず、内容をよく確認して冷静に判断していく必要があると思っている。