今年も最後の日が来てしまった。
こういうイベントごとがある日は、ついつい昔のことを思い出してしまう。
父が存命だった頃。
キッチンの力仕事(鍋とかレンジのしつこい汚れ取り)は父の仕事。
あとお煮しめが好きなのは父だけだったので、出来ることは手伝っていた。
母が嫌がっていた赤目の皮むきとかね。
母が存命だった頃。
大晦日は昼トンカツが定番で、除夜の鐘聴きながら年越しそばだった。
だけど父が亡くなってから、なぜかカニが定番になった。
おせち料理も少なくなって、洋風ものばかりになった。
今は・・・
カニ食べました。
あとで年越しそば食べます。
お正月。
家族がそろった時、大概の家では「あけましておめでとう」だよね。
うちは違います。
母の誕生日は1月1日。
(私の)祖母は大晦日に産気づき、年明けてから母を生んだ。
正真正銘の元旦生まれだ。
かつて我が家でも「あけましておめでとう」
続いて「誕生日おめでとう」だった。
だけどいつだったか私は気づいた。
年が明けたことより、母が生まれたことの方が大事だと。
私の提案で真っ先に「誕生日おめでとう!」と言った。
母はめちゃくちゃ喜んでくれた。
実家でも「あけまして」先、取ってつけたように「お誕生日」
時には忘れられることもあったみたい。
さらにはお年玉と誕生日プレゼントを一緒にされた。
元旦に生まれていいことなんか何もなかったらしい。
だから家ではそれ以来「誕生日おめでとう!」
そのあとで「あけましておめでとう」
これが当然のこととなった。
私が出来た唯一の親孝行。
明日はスマホの中の母に「お誕生日おめでとう」と言います。
ではみなさん、よいお年を!!!