ブログ あさふれ

朝日新聞読者の皆様へ「あさひふれんど千葉」が地域に密着した情報をお届け!

福祉ショップ「けやき」をよろしく!

2006年05月17日 | 話題
 JR西千葉駅から程近い中央区弁天に身障者ワークホーム「けやき」はある。代表の加藤裕二さんは手焼きクッキーの販売や様々な福祉活動を繰り広げる社会福祉法人オリーブの樹・知的障害者授産施設「オリーブハウス」の理事長でもある。当初ワークホーム連絡協議会の運営で始められたホームを加藤さんが引き継ぐ形で現在地へ移転し刺し子など工芸品を中心に制作を行っている。隣接する福祉ショップでそれら作品とオリーブハウスのクッキー、アイスクリーム、キャンドルなどを販売すると共に、「中野学園」「セルプ・ガーデンハウス」などの千葉県内施設を始め全国の障害者施設で作られた製品が展示販売されている。
 責任者の加藤啓子さんは「先ずはこういう施設とショップがあることを皆さんに知っていただきたいです」と話す。福祉の仕事に携わって25年。そんな彼女が日々感じ、心動かされるのは彼らの「生きる意欲」だ。「こんなにも仕事を求め、社会に出て行くことを求めているのか」と最初は驚きだったという。「個性豊かな彼らが作った製品にはとてもユニークで素晴らしいものが多く、頑張りも伝わってきます」と加藤さん。代表の夫・裕二さんと二人6畳1間で始めた事業が今では、クッキー、アイスクリームの「オリーブハウス」、弁当・給食の製造販売をする「はつらつ道場」など次々と事業拡大する。しかしこのところの福祉行政による法改正の影響もあり、経営は苦しくなる一方だ。「けやき」も例外ではない。
 そんな経営難打開策のひとつとして「けやき」ではミニバザーコーナーを設けた。提供された様々なバザー品を低価格で販売し運営費の一部に当てている。しかし物品の確保は中々難しい状況だ。食器、雑貨、衣類、手作り品などの提供協力を呼びかけている。
 「けやき西千葉店」は043(284)3741。「けやきダイエー店(稲毛区長沼町)」は043(286)0778。

最新の画像もっと見る