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有限会社 あさだ建築のブログ。
日常や住にまつわる様々なできごとの感想を綴っています。

コンピュータ制御による利便性と危険

2010-02-10 14:34:28 | すぎぼーのログ:日常
こんにちは、すぎぼーです


トヨタ自動車の「プリウス・リコール」騒動はいろいろなことを考えさせられました。
これをトヨタ帝国の凋落とみるか・・・・
はたまた、トヨタの再生の第一歩と見るか・・・・



もっとも、どうみてもマスコミや海外の反応など見ても、出る杭は打たれる的な?
面白いんやろうな、そういうネタ。
数年前まで飛ぶ鳥落とす勢いやった会社がつまずいているの。
ライブドアの堀江社長然り。小沢一郎氏然り。
なんでも、目立ちすぎは、人のやっかみの元、なんだろうと思います


それと、もうひとつ気になった点は、最近の自動車は「機械エンジニア」だけではたちうち出来ない・・・という点。
なんでも今回の原因の元となったのは、ABS(アンチロックブレーキシステム)と呼ばれる制御プログラムの不具合だそうです。
ABSはタイヤがロックされて滑ってしまうのを防ぐための、本来のブレーキにプラスされた電子式のブレーキシステムらしいのだが


トヨタが昔から培ってきた、熟練したエンジニアの技が、こういった電子システムに立ち向かえないのは極めて残念です。
で、今回のリコールもエンジニアの技云々というよりも、「制御プログラムの更新」ということですので驚きです。


これは、建築業界でも同じことが近い将来予測されるのではないか!?


材木は手刻みではなく、機械で計算された通りにカッティングするプレカット。
弊社が推奨するソーラーサーキットも最近ではSCナビシステムと呼ばれる電子制御システムに移行しつつあります。
さらに、光熱関係にはさまざまな電子制御を備えた機器が装備されつつあるので・・・・


そうなると、熟練した大工さんの出番より、電子基盤のとっかえや、制御ソフトの更新といったことをする技術士さんの出番が多くなるのかもしれない。


でも、確かに我々の生活は電子制御で快適にはなるかもしれないが、一旦災害などで停電とかなってしまうと、住宅としての機能がフリーズしてしまうことも十分考えられ・・・


う~ん、良し悪しですな。


最低でも災害時に備えて原始的なろうそくやカセットコンロなどなどを備えとけっていうわけですかな(笑)