不動産管理会社の営業さんからの入電。
「朝田さんのところでは配管の詰まりは対応可能でしょうか。」
「うーーん。私で直せる範囲であれば。
私で駄目な場合は高圧洗浄等を手配する事になりますけど。」
「なんとかお願いできませんか。
キッチンなんですけど、排水が逆流して上がってきているみたいなんです。」
・・・それは私では無理だと思うよ。。。
「現場を確認しないと手配もできないので、とりあえず行きましょうか。
やれるだけやってみて、もしかしたら直るかもしれません。」
「お願いしますー。」
現場到着。
建物、とっても古いね。昭和初期って感じだね。やっぱり私じゃ無理だと思うよ。。。。
「ここです。」
「じゃ、やってみましょうか。」
少し水を溜めて工具を挿入、ズコズコ。。ゴリゴリ。。。・・・
「んーーこれ以上入らないと無理かなぁ。」
ゴリゴリ。。。ゴウフゥ。ゴポポポ・・・・
「おっ抜けたっ!良かったですねぇ。」
「お隣の部屋もなんです。確認してもらっても良いですか。」
「良いですよ。たぶん解消されているはずです。」
ここから惨劇が始まります。お食事中の方はここから先に読み進むのをお控え下さい。
ぴんぽーーん。
ウーーワンワン!
扉を開けると飛び出す小型犬二匹。狭い廊下を埋め尽くす
使用済みペット用おトイレシート。
黄色い染みがいっぱいに広がり、見事な一本物が
二本もトイレシートの中央に鎮座しております。
ちょっ、ここ通らないとキッチンに行けないよぅ。。。。
「失礼しますーー。」
果敢にシートへ挑みかかる管理会社営業さん。男だねぇ・・・
私?・・・・帰りたいよぅ。。。。。
「どうぞ、上がって見てください。」
い、いや、無理だって。。。。。
し、しょうがねぇな。是非も無しってか。
えいっ。・・・・・
あー靴下が冷てぇ。。やっぱりなぁ。。。。
「あーー流れてますね。良かった。良かった。」
良くない。