あさちゃんの懸賞日記

日々の出来事や、懸賞生活について書き綴ってます。

恋する神父

2008-02-04 14:15:15 | 映画
今日BSでやってたので思わず観てしまいました♪
娘と遊びながらだったのであんまりよく観れなかったんだけど、要するに神への愛と彼女への愛どちらを選ぶか?悩める神学生のお話です。
どの宗教でも神に仕える立場の方は宗派によっては独身を通すことを義務付けられていますものね。
お話は全然違うけれど神への愛と今生での愛の狭間で苦しむアリサと彼女をひたすら愛する従兄弟ジェロームを描いたA・ジイド著「狭き門」を思い出しちゃいました。

「狭き門」とは、新約聖書のマタイ福音書第7章第13節にあらわれる、狭き門より入れ、滅にいたる門は大きく、その路は廣く、之より入る者おほし。というイエス・キリストの言葉に由来しています。
神への信仰の道は険しく狭く、2人が手を取り合っていては通れない。
ゆえに一人でなければならない。
自分が彼の信仰の妨げになることを恐れたアリサはジェロームへの想いを胸に秘めたまま衰弱死していくのです。
彼女に求愛を拒まれ失意のうちに一人残されたジェロームは、彼女の日記に記された自分への想いに愕然とするのでした。

ほんと仏教徒の私には理解しがたくて、読んだ当時は生きて幸せになったらいいのに~何故そこまで自分を追い詰めるのかと思ったんだけど、それほどまでに神への愛って重いものなのか~と考えさせられました。
世の中にはいろんな形の生き方があるものね。

本を読むと様々な人の生き方や考え方に触れることができます。
一度も行ったことの無い遠い国々の空気まで感じられる一瞬があります。
自分の人生は一度しか無いけれど、ひととき色んな人生を生きることができるから私は本を読むのかもしれないな~って思います。



コメント (2)
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