あろてあろあ日記

単なる日記です。特にテーマもありません。
目的地を定めない旅行もいいものです。

修習生の指導

2007-04-02 | Weblog
今日から新年度の人事異動で,修習生の指導担当検事が変わりました。




検察修習では,一人の検事が,修習生全員を担当し,修習生用として配点された事件を修習生に割り当て,捜査させます。


検事としては,自分でやったほうが速いにもかかわらず,まず修習生にやらせた形で,チェックするやり方をとっているので,結構大変です。


ただ,修習生としては,検事にあれこれ指示されるわけではなく,自主的に行動することを求められており,やりがいがあります。


取調べも,最初は検事がやっているのを見る,という話でしたが,指導担当検事変更による忙しさも相まって,いきなり自分でやることになりました





原則的に一人の弁護士とマンツーマンで行動した弁護修習,数人の裁判官の事件を見た裁判修習と違い,検事との親密度合いは薄くなります。


しかし,半年後に実務家としてスタートする今の時期としては,もはや人のやっていることをみるだけでは飽き足らず,自分でもいろいろ工夫してやりたくなってきているので,ちょうどよかったと思っています




「泳ぎを教えるのに,いきなり海に突き落とすようなものだ」というは,司法研修所の指導方法を表す言葉です。

「泳いでみせるから見ていなさい」という弁護・裁判修習とくらべ,検察修習は一番研修所のやり方に忠実なのかな,と思いつつあります