あろてあろあ日記

単なる日記です。特にテーマもありません。
目的地を定めない旅行もいいものです。

言葉の選び方

2007-02-06 | Weblog
「結婚・子2人は健全」 厚労相発言、与党内からも批判【asahi.com】

柳沢厚労相が6日、今後の少子化対策への取り組みについて「若い人たちは、結婚したい、子どもを2人以上持ちたいという極めて健全な状況にいる」と発言し、再び波紋を広げた。野党側は、子どもがいない場合や1人の場合は「不健全」とも受け止められると一斉に反発し、与党内からも批判の声が上がったが、安倍首相はあくまでもかばう姿勢を通した。

 柳沢氏は6日夜、記者団に「若い人たちの意識を説明した。文脈をよくみていただければ、誤解されることはない」と述べ、発言を撤回しなかった。結婚しない、または子どもを欲しがらない人たちが「不健全」と解釈される可能性については「子どもを産む産まない、結婚するしない、こういうものは個々人の自由意思で決まるという前提のもとで社会が成り立っている」と述べ、女性に出産を強要する考えはないことを強調した。



言葉は,他人に伝えるためにあるのだから,本人の真の意図がどこにあろうがあまり関係ないのに。


裁判官はホント言葉に敏感です。

判決は書かれた言葉のみから意味を探るものであり,読み方によって意味が変わってきてはなりません。また,判決の意図するところが書いた裁判官の意味するところと違って解釈されてもいけません。

ゆえに,起案や質問に対する回答で適当なことを言うと,裁判官から,容赦なく突っ込みがきます。ごまかしはききません。

弁護士も,後からいろいろ意味が取れるような契約書を作成して,新たなトラブルが発生してしまうことは絶対あってはなりません。トラブルを解決するはずの弁護士が自らトラブルをつくるのは自己否定です。


「この言葉を使えばどういうふうに受けとられるか」ということに想像が至らないこの政治家は,よほど頭が悪いか,わざとやっているかどちらかにしか思えません