西中島だより

ARC建築設計工房の代表のパートナーによる日々雑感です。
日々の暮らしを通して住まいについて綴りたいと思います。

すいかは誰の手に?

2006年07月03日 | 田んぼや畑のこと
今、畑ではすいかを作っているが、無事すいかを収穫できるのか
心配でならない。
 すいかを叩いてみて、これは2~3日後が食べ頃だからその頃
収穫しようと思って、その日に行くと、もうすでにカラスが
突付いて食べてしまった後。という事が多々あるのである。
 人間は叩いて音を確かめてしかすいかの食べ頃を知ることが
できないが、カラスは空から見ていて食べ頃を察知するかの
ようである。
 彼らにしてみれば、自然の中にあるものは、誰のものでも無く、
たまたま一番食べ頃のすいかに近い自分が食べているだけのことだろう。
我々人間は、種を撒いて育てているつもりであるが、実際のところ、
育てているのは、太陽の光や土、雨、空気という自然の力であって、
我々は、只、その手伝いをしているにすぎないのである。
そう考えると、西瓜は誰のものでもなく、自然の中の自然の産物で
あるのだろう。
 しかし、我々農夫は何としてもカラスに食べられる前に収穫したいが為、
あれやこれやと策を試みるのである。