田中悟の片道旅団

大阪で芝居と弾き語りをしています。

2019年02月28日 | 日記

それは目に見える色や形
耳に聞こえるのは
音の向こうにある声や言葉
怒りとか悲しみとかそんな感情
無垢な存在

線のように
斜線のように
ノイズのように
針金のように
擦り切れそうな悲鳴のように

森のように
川のように
風のように
雨のように
海のように
空のように

街のように

誰がドレミファソラシドを作ったんだろうか
なんでドレミファソラシドなんか見つけたんだろうか

音階ってなんだ
和音ってなんだ
不協和音ってなんだ
俺にはそれがわからない
見えないし
聞こえない

でもあるんだ

人の耳に
人の心に
人の気持ちに
人の脳に
世の中のルールに

しょうがないね
だから歌う
歌いたくもないのに歌うって決意
そんな矛盾
自分を型にはめる苦痛
本当は音楽が嫌いなんだろうな、でも、

憧れ

たぶんそうだ
憧れはいつだって遠く消えていく

消え入るその様を歌うだけ





ロージーABENO

【日時】3/5(火)19時オープン19時半スタート
【料金】2000円(2ドリンク付)
【場所】ロージーABENO
【出演】舞夢 田中悟 BABU 須藤大貴
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妄想トンネル

2019年02月27日 | 日記
妄想なのか
俺はトンネルの中にる
走る音も聞こえない
歩く音も聞こえない
そこには空がないってことを知りつつ
俺は天井を仰ぐ
確かに星が見えたんだけど
だけど星はすぐに消えてしまった

もうそうなのか
もう駄目なのか

俺はトンネルの壁にもたれて腰をおろした
何もない世界に
隙間ひとつもない
時間さえもが止まったようだ

もう
妄想さえも終っちまう



冬枯れの空
灰色の世界
なのに夕映えは鮮やかで
俺にはそれを塗り潰す術さえない

口から出そうになる言葉は全部嘘なんだ
謝る言葉も
優しい言葉も
約束も
希望も
全部、嘘
本当にそう思っている誓いでさえもが嘘なんだ
なんなら嘘ついてることさえ嘘なんだ

碌でもない歌が
グルグル回る
グルグル回って
俺はまたトンネルに迷い込む

だけど

夕映えは鮮やかで
俺はあなたのオレンジから目が離せられない


齧ったオレンジ 田中悟 2019.2.15@BEA'S CAFE


齧ったオレンジ


飲みかけたコーヒーを
テーブルの上に戻しながら
言いかけた言葉 かわりに飲み込んだ
「ああ、これからは愛に生きるよ」

互いに本当のことを
話してないよね そう言えば
弱さのせいにして そのままでいられるほど
「ああ、愛って甘いもんじゃない」

誰かが齧ったオレンジみたいな
あの太陽は朝日なの?
それとも夕日なの? 教えてよ ねえ
笑って 街が染まってしまう前に

見慣れてたこの街の
駅前の景色ぼやけてる
思えばどんな日々を描いていたんだろう
「ああ、恋って無常なんだよね」

あなたが齧ったオレンジみたいな
思い出が消えてしまう
一度ぐらいだよね ちゃんと繋がったのは
なんて 最低なこと言いそうだよ

俺が齧ってたオレンジみたいな
憧れや嫉妬がほら
ころがっているよ ころがっているよ
もう 始発のベルでサヨナラだね

止めていた煙草くわえ 少年みたいに空を見上げ
かっこつけてみたんだ かっこ悪いけど

ああ、これからはきっと…愛に生きよう
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2/16 BEA'S CAFE

2019年02月26日 | 日記
梅田トラッド中村 中さんの翌日、
長瀬BEA'S CAFEにてライブでした。
中さんパワー?
しっかりと歌い込めた気がします。

1月後半に舞台があり、
どうしても芝居へ意識が傾いて、
2月のライブはブランクを感じて仕方なかったのですが、
この日あたりから徐々に落ちつきを取り戻し始めたような気がします。
やっぱり中さんパワーかな。

芝居と音楽。
バランスを取り続けることは容易ではないのですが、
そこを貫かなければ。
貫く為には弱音は禁物だし、
だけど素直に難しいことは難しいのだと認めたい。
不器用な自分をごまかさずに受け入れたい。
正直に。そしてひとつひとつを大切に。


【セットリスト】
ラブ
夜走曲
シュールなる夜
消えちまえ大切なもの
齧ったオレンジ


新曲「シュールなる夜」が、
他の曲と違った雰囲気を持っているので、
少しはバリエーションがついたような気がします。
好きな曲だし、今後暫くセットリストに入れていきたいと思います。

「静かな曲ばかりでなく、激しい曲も…」
それが今年の課題でもあるので、
この日は久しぶりに「消えちまえ大切なもの」も歌いました。
激しいかな?
この歌もどちらかと言うと「静」のイメージが。
でもパワーがいるというか、
僕の曲の中ではやや激しさを持っているほうですね。
この歌もまた頻繁に歌っていきたいです。


消えちまえ大切なもの 田中悟 2019.2.15@BEA'S CAFE


シュールなる夜 田中悟 2019.2.15@BEA'S CAFE




BEA'S CAFEは心が安らぎます。
マスターまえざわさんのお人柄そのものの世界。温かいです。
共演者の皆様、ご来場のお客様にも恵まれ、
幸せな夜でした。

次回BEA'S CAFEは3/16(土)です。

そして!!

6/8(土)BEA'S CAFEにてワンマンライブも決定致しました!!
詳細は随時更新致します。

頑張ります!!




BEA'S CAFE
【日時】3/16(土)19時オープン19時半スタート
【料金】1800円(1ドリンク付)
【場所】BEA'S CAFE
【出演】山田智史 田中悟 ツーストローク 西川哲矢
田中悟ワンマン
【日時】6/8(土) ※詳細未定
【場所】BEA'S CAFE
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2/15 中村中 阿漕な旅

2019年02月24日 | 日記


先日、中村中さんのライブに行きました。
これで2回目となります。
1回目は姉から「チケット余ってるけど行く?」と誘われたのがきっかけでした。
で、それっていつのことだったかな?とブログで調べてみたら…
2009年の出来事。なんと10年も前のことでした!!
びっくりです。時間が経つのがはやすぎる。

そんなこんなで今回2回目となる中村中さんのライブでしたが、
今回も姉からチケットを譲って貰いました。
CDまで貰いました。(←しかもこれで2枚目)
姉が猛烈なファンなのです。
北海道のライブにも追っかけて行ったそうです。



「中村中 阿漕な旅~2018.2019~ひとりかるたとり」
と題された今回のツアーは弾き語りのライブでした。
事前に情報を集めることもなく、チケットだけを握り締めて会場に行き、
席に着いてから「あ、今日は弾き語りなんや!」と気付く。
それはそれでまた新鮮な喜びがあり、とても心踊る瞬間でした。

僕自身、ファンなのか?
と言えば、どうだろう…
ファンというほどでもないとも思うし、そうだとも思うし。
そもそもファンの定義ってなんだろう?
自分が好きだと思えば好きなんです。
普段からCDを聞いたり、活動に注目してる訳でもないんですけど、
姉を通じてその存在を意識してるってことが自分の中では大きいです。
何だかんだ言って当日はとても神妙な気持ちで会場へと足を運びました。
なんだかこの1日を出来る限り丁寧に過ごしたいという気持ちになりまして。
場所は梅田トラッド。
バナナホール時代、AKASO時代を含めて初めてでした。



ライブの感想とか文章にするのは難しいですね。
芝居を観る時はどうしても役者目線、演出家目線で舞台を観てしまうのですが、
音楽の場合は…一般的なお客さん目線になれます。
だからとても素直にライブを楽しめました。

凄いパワー。
ほんとに凄いパワー。
ステージには一人だけ。
物凄いパワーで、物凄く繊細。
あの華奢な体からあれだけのパワーが出るだなんて。
尊敬の対象にもなるし、
それでいて守ってあげたいという気持ちにもなります。
観客の年齢層が高いのも、
不思議でもあり納得出来るようでもあり。

とにかく心が浄化されるというか、
前回も思ったのですが、その存在がとても神々しかったです。
「不夜城」「きみがすきだよ」と続いたところで涙腺崩壊しました。

癒されたと同時に、
強いエネルギーを貰えた夜でした。


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明日は『第三木曜部』(ラスト2回)

2019年02月20日 | 日記
明日は『第三木曜部』。
4年以上続いた月例イベントもあと2回となりました。

語りたくない?
もしかすると僕は『第三木曜部』についてあまり語りたくないのかも知れない。
あるいは、語れない。
『第三木曜部』を語れないのですよ、ほんとに。
それは単純に物量的に巨大過ぎるから。
4年と数ヶ月としう月日はあまりにもでかい。
でかいから何も語れないとか言わずに、
ちゃんと精査して語るべきことを語り、伝えるべきことを伝えろよと、自分でも思う。
伝えるべきことは関わってくれた全ての人への感謝であることも分かっている。
でも、
言葉にならない、言葉に出来ない。
言葉にならないとか、
言葉に出来ないとか、
物凄く便利な逃げ口上であり言い訳でもあると実感します。

いつも僕ら(あるいは僕)は宣伝活動に悩まされる。
悩まされるというか…もう今の僕はそのことで悩まなくなったので、
前向きに言うなら取り組んでいる、向き合っているということになる。
言い方を変えれば距離を取っている、バランスを保っている。下手くそなりに、不器用に。
それはイベントでもライブでも芝居でも同じこと。
フライヤー作ってばらまけば、それで宣伝してますっていうのは、それこそ甘え。(←自分の場合ね)
その努力を否定するつもりはありません。広報への努力はとても尊いです。
芝居や音楽、またはその他の職業で本気で営業している人を沢山知ってますから。
だからこれはあくまで自分の話になるのですが、
SNSで情報流してますと言っても果たしてそれは宣伝なのか?とか、
知り合いにDM送りまくるのも相手にとっては迷惑なんじゃないかなって思うのです。
そんなことを思いながら僕は小劇場の世界でずっと生きてきた。
20代後半頃から基本的にDMは出さないと決めて、
それで干されるなら干されればいい、
それが原因で舞台に立てなくなったら所詮自分はその程度の役者なのだと覚悟を決めた。

なのに、

「どうすればライブに来て貰えるだろうか?」
ということを今も相変わらず考え続けているという自己矛盾。
あ、矛盾じゃないな。
悩んでいる訳じゃない。あくまで前向きに取り組んでいるのだ。自分なりにだけど。

弾き語りを始めた当初はまだ悩んでいた。
どうすれば弾き語りが上達するかってことより、
どうすればお客様に来て貰らえるかってことばかり考えていた。
まともに歌えもしないくせにね(今もだけど)。
やがてブッキングライブに出演するようになって、
「お客さんがいないとお店に申し訳ない」という思いから、
最初のうちは知り合いに頼んで応援に来て貰ったりもしたけど、
当然「自分の都合で知り合いに頼み込んで時間を割いて頂くのも申し訳ない」とも思う訳で、
そうなってくると、
歌うことに罪悪感さえ感じるようにもなった。
それは芝居で経験済みだったはずなのに。
なのでまた基本的にDMは出さないと決めた。(例外もありますよ、実際には)

芝居やライブで舞台に立つ人間が、
それも実際に応援して下さっている人がいるのにも関わらず、
「DMは出さないと決めた。つまり僕はお客さんを呼びません」
なんてことをブログに書くなんて、もってのほかだと思う。
努力している姿を見てもらい、
PR活動を頑張るべきだ。
でも、正直でありたい。
どうしてこんなことを書いているかというと、
『第三木曜部』について書こうとしているからだ。
長いよ、やっぱり巨大過ぎる。

お店にも知り合いにも迷惑を掛けずにライブ活動をするにはどうすればいいのか?
無理にお誘いせずに楽しくお客様に足を運んで頂くにはどうすればいいのか?

その当時の僕が出したひとつの答えは、
「自腹を切ってどこかの会場を借りて、そこでライブをする。赤字は全て自己責任」
という方式だった。
なんてことないです。小劇場です。個人のプロデュース公演です。
僕の一番得意なスタイルです。赤字を抱えるのが得意なんです、残念ながら。

とは言え累積赤字はやがて活動停止へのカウントダウンとなる。
これもプロュース公演や劇団運営で経験済みのこと。
なるべくお金を掛けずに、リスクヘッジをした上で地道に活動を維持したい。
ところが世の中あるようでないのです、なかなか適した場所が。
音楽が出来る環境であるかとか、何より赤字覚悟とは言え金銭的に折り合いがつくかどうかとか。
そこを探し出す努力をしなくちゃならないんですけどね。
そんな時、
「うちでイベントせえへん?」
と声を掛けてくれた人がいた。
それが、かつおさんでした。
「月例で」
げ、げ、月例っすか?
「ことぶきさんと一緒に」
つ、つ、つかささん誘うんすか?
そしてつかささんを巻き込んで『第三木曜部』がスタートしたのでした。

それがつい最近のことのように思えるのですが、
なんと4年以上も時間が経過している。
あまりにもあっという間の出来事。
僕は浦島太郎のような気分です。

たくさんのお客様と一緒に、
たくさん笑いました。
ほんと、それはまさに龍宮城でのひと時のようでありました。


明日も笑う。
優しく笑う。
ほのぼのとした『第三木曜部』です。




ことぶきつかさ・田中悟の『第三木曜部』

毎月第3木曜日、毎回多彩なゲストを迎えお届けします。
楽しいトークやライブをどうぞお楽しみに♪

【日時】2/21(木)19時オープン19時半スタート
【料金】1500円(1ドリンク込み)
【会場】かつおの遊び場 
【出演】ことぶきつかさ 田中悟 cookie ゲスト:北田ようすけ 山本直匡
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愛してしまっている

2019年02月16日 | 日記
俺は悪魔かも知れない
いや、
妖怪、幽霊、ゴースト、
カラス…
そうカラスかも知れない
俺は自分のことを人間だと思いこんでいるカラスなのかも知れない

だって

俺は時々誰かを呪うから

だったらやっぱり
悪魔かもね



螺旋じゃない
そこには直線しかない
そこは地下鉄の階段
そこには救いもないし底もない
底もないくせに
浅すぎる
まるで俺の心だ
人の世だ
直線しかない世界でグルグルと目が回る
目が回って
カラスは堕ちた

夢を見た
いや夢じゃないかも
思い出した
誰かの顔を思い浮かべた
夢と現実の狭間で
笑顔が

どうしよう
どうしよう

俺は人を愛している

俺は

人を愛してしまっている

どうしよう
愛することに罪を感じる
これは何の呪いなんだ
誰が俺に呪いをかけた?

たぶん

俺だ

俺が俺に呪いをかけたんだ

どうしよう
俺は人を愛している

愛してしまっている


シュールなる夜 田中悟 2019.2.11@ロージーABENO


シュールなる夜

上の空でもう未来ストップ
これ以上何もない世界
罠仕掛けたくせにまた
何もかも知らないふり

思い出を没収する
悪夢みたいな午後
おいでよ
優しくしてあげるからさ、どう?

シュールなる夜
スリル過ぎる
愛撫を繰り返す
他の誰かじゃなくて
君しかいないんだけど

シュールなる夜
スリル過ぎる
内部を見つめあう
知らない他の誰かに
君が見えてくるまでのこと

わざと見ないでいたのは
そっちの都合にあわせてさ
これじゃ未練がましくて
格好悪いだけだよね

ほどいてよ
余裕もないくせにサヨナラ
おいでよ
優しく噛みついてあげるからさ

ハイになる夜
静か過ぎる
細部を探りあう
壊れた心見せて
愛を乞うだけなのか

シュールなる夜
スリルすぎる
ナイフを握りしめ
嘘ついてることでさえ
嘘かも知れないけれど

シュールなる夜
スリル過ぎる
愛撫を繰り返す
他の誰かじゃなくて
君しかいないんだけど

シュールなる夜
スリル過ぎる
内部を見つめあう
知らない他の誰かに
君が見えてくるまでの恋

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2/11 ロージーABENO

2019年02月13日 | 日記
久々のライブでした。
1/17『第三木曜部』以来。
現実的な日数以上にブランクを感じていました。
やっぱりその間に行われた「白い兔が逃げる」の公演が大きかったです。
先月の『第三木曜部』が終ってから、
月末の公演までは芝居に集中していましたし、
その間は弾き語りの練習も一切なし。
やっぱり自分にとって舞台というのは、とてつもなく大きなことなんですね。
出来る限りの集中力を傾けないと、
怖くて舞台には立てないのです。
キャリアを積めば積むほど怖さを知る。
芸事に対して真摯に向き合うならそれぐらい臆病なほうがいいかなと、
自分の場合は思っています。
そして、それは音楽に対しても同じこと。


とは言え、
あまり頑なになり過ぎず、
リラックスも大切。

ライブ当日は連休最後の日。
昼間にちょっと買い物に出かけました。
近所にある100均、ユニクロ、しまむら、靴流通センターなど。
マフラーとズボン、そして財布を買いました。
なんか、
そういう日常と、
ライブ活動と、
なんか上手く言えませんが、
そういうシチューエイションが幸せに思います。


※ライブ前のジャンカラで。

地元のジャンカラで軽く声を出して、
(軽くのつもりがカラカラオケで尾崎を熱唱してしまう…)
ゆっくり落ちついてロージーABENOへ。



ここに来るとほっとします。
共演者の皆さんにも恵まれ、
お客様も温かく、
とても素晴らしい夜でした。

またここから新たなスタートを切るつもりで、
歌い続けていきます。

【セットリスト】
ラブ
夜走曲
シュールなる夜
ベイビー
齧ったオレンジ


新曲「シュールなる夜」なんとか無事に歌えました。
ちあきママからも感想貰えましたし、
もっともっと練習を重ねて歌い込んでいきたいです。

シュールなる夜 田中悟 2019.2.11@ロージーABENO




次回ロージーABENOは3/5(火)です(^-^)

ロージーABENO

【日時】3/5(火)19時オープン19時半スタート
【料金】2000円(2ドリンク付)
【場所】ロージーABENO
【出演】舞夢 田中悟 BABU 須藤大貴
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知らない夜

2019年02月11日 | 日記


ふと気付いたら迷い込んでいた
そこは知らない夜
そこはずっと昔から知っている心の中
そこはどこでもない、どこか

どこでもないどこかに行こうとしていたのか?
つまりはどこにも行けず
ただただ迷い込んでいただけだったのかも

遠いところから夜がやって来る
ゆっくり近づいて来るようにも見えるが
ある地点から物凄いスピードで
一気に夜が世界を飲み込んでしまう

そこが俺の居場所なんだよ

つくづく酒が救いだと思う
そう思うんだけど
得たいの知れない怖さにやれている

寂しいのはなぜ?
この悲しみは何?
ここはどこ?
ここは夜
よく知っているいつもの夜と
知らない夜が
交差しながらひとつになる地点
そこで俺は身動き取れずに
溺れそうになっている
水のない場所で泳ぐ魚は
鳥にもなれず
空も飛べない
かと言って歩いても行けない

俺は迷い込んでいる

よく知っているけど
知らない夜

時間が止まった




ロージーABENO

【日時】2/11(月)19時オープン19時半スタート
【料金】2000円(2ドリンク付)
【場所】ロージーABENO
【出演】H2 田中悟 美果 はや
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シュールなる夜

2019年02月08日 | 日記
公演後、ゆっくりと芝居モードから音楽モードへと切り替えをしています。
2WAY?
少しずつ色んなことが不器用になってきて、
気持ちの切り替えとか身体のケアに時間がかかるようになってきました。
と言っても、もともと器用じゃないですけどね。
そう言えば最近「年取った発言」が多いです。
30~40代であまり年寄りを気取ると、
それってちょっと生意気かな?と思うところがあったので、
いつまでも若輩者であるという自覚を持つように自分に言い聞かせていたのですが、
来年で50歳だから、もうおっさん宣言してもいいでしょう。
そのほうが気が楽だ。

その上で、

まだまだ果敢に攻めていきたい。
もっともっと曲を作りたい。
作りたいというか吐き出したい。

今年はなるべく激しい感じの曲を作りたいと思っています。
激しいとはなんぞや?
テンポやリズム、それともシャウト…
情念としての激しさみたいなもの、
そんな歌を作りたいな。
単純にライブで歌う曲調に幅を持たせたいから、ただそれだけの理由なんですけどね。
でもこの理由は大切。
副産物として自分でも自覚していない世界観が現れるかも?

今作ってる曲、
今までにない感じで面白く思ってます。
次のライブ、ロージーABENOさんで歌えるように練習に打ち込んでます。
まだ未完成ですが、
歌詞だけここにUPしました。





シュールなる夜

上の空でもう未来ストップ
これ以上何もない世界
罠仕掛けたくせにまた
何もかも知らないふり

思い出を没収する
悪夢みたいな午後
おいでよ
優しくしてあげるからさ、どう?

シュールなる夜
スリル過ぎる
愛撫を繰り返す
他の誰かじゃなくて
君しかいないんだけど

シュールなる夜
スリル過ぎる
内部を見つめあう
知らない他の誰かに
君が見えてくるまでのこと

わざと見ないでいたのは
そっちの都合にあわせてさ
これじゃ未練がましくて
格好悪いだけだよね

ほどいてよ
余裕もないくせにサヨナラ
おいでよ
優しく噛みついてあげるからさ

ハイになる夜
静か過ぎる
細部を探りあう
壊れた心見せて
愛を乞うだけなのか

シュールなる夜
スリルすぎる
ナイフを握りしめ
嘘ついてることでさえ
嘘かも知れないよね

シュールなる夜
スリル過ぎる
愛撫を繰り返す
他の誰かじゃなくて
君しかいないんだけど

シュールなる夜
スリル過ぎる
内部を見つめあう
知らない他の誰かに
君が見えてくるまでの恋







ロージーABENO

【日時】2/11(月)19時オープン19時半スタート
【料金】2000円(2ドリンク付)
【場所】ロージーABENO
【出演】H2 田中悟 美果 はや
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GLORIOUS DAYS

2019年02月05日 | 日記
昨日の記事で氷室京介の話題が出たので、
今日は、


布袋寅泰


10代の頃、食わず嫌い(聞かず嫌い?)を通していたBOØWY。
そのBOØWYが解散して布袋寅泰はソロ活動を開始。
そして発表されたアルバムが「GUITARHYTHM」。
当時たまたま深夜のTV番組で「GUITARHYTHM」の特集を見て、
「なんやこれ、めっちゃカッコええ!」
と思い、すぐにCDを購入。
そんな感じでBOØWYの解散後に僕は布袋さんに夢中になったのでありました。

当時はかなり聞き込んだ覚えがあります。
何回聞いても1曲目からまた聞きなおしたくなるアルバム。
全編英語(確か一部ドイツ語?もあったかも)というのいも新鮮でした。
なんだか音も声も機械的なんだけど不思議と人間味に溢れている、
そんな不思議な布袋さんです。


1月の公演が終って、
疲れた身体を引きずって、
ジャズドラマーお婆ちゃんの動画で涙を流したり、
氷室京介さんの動画観ててもほろっときたり、
(もしかしたら…あの人も意外と涙もろい人なんじゃないかな?)

で、唯一僕がカバー?というか、
何となくコードが押さえられて出鱈目に英語で口ずさめる、
布袋さんのGLORIOUS DAYSを歌ってみたり。
部屋の中でぼそぼそと歌っていたら、
なんだかやっぱり涙がこぼれる。
疲れた心と体が癒されるのかな?

Do you remember?
We walked the streets of Tokyo
with sweet innocent mind

東京のストリートを誰かと歩いた思い出も事実もない僕ですけど、
歌の世界、景色、思い、気持ちがありありと再現されてしまうのです。
そして自分の感情と一致する。
とても好きな歌です。


今年は激しい曲を作りたいと思っていますが、
BOØWYや布袋さんの曲を口ずさんでも、
なんだか、のっぺりしてしまう。
なかなか激しさが現れない…エッジがない。

昨日の練習中に録音しました。
出鱈目な英語の発音ですが、
良かったら聞いてください。

※ちょっとだけ布袋さんっぽい発音になっているんじゃないかな?と思うのは僕の自己満足。


GLORIOUS DAYS カバー 田中悟






ロージーABENO

【日時】2/11(月)19時オープン19時半スタート
【料金】2000円(2ドリンク付)
【場所】ロージーABENO
【出演】H2 田中悟 美果 はや
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