田中悟の片道旅団

大阪で芝居と弾き語りをしています。

6/23 BARロージー

2018年06月30日 | 日記
久しぶりに緊張していました。
緊張感を持ってライブに臨む…とかではなくて、
単純に緊張、つまりあがっていたのですね。
歌ってる途中で足が震えていましたから。

そんな時にメンタルをコントロールする術が以前より身に付いてきた気がします。
「緊張している…」
そう感じた時点で、ちゃんと自分を客観視出来ているのだと認識すること。
そしてメンタルをコントロールする前に、
まずフィジカルをコントロールする。
歌いながら震えている足の力を抜いて膝を緩める。
すると全身の力が抜ける。
メンタルは緊張してようが、不安を抱えていようが、どうでもいい。
メンタルをどうにかしようとすると逆にややこしくなってしまうから、
敢えてそのまま泳がしておこうと。
これが最近掴んだ自分なりのリラックス方法です。

ではなぜ足が震えるほど緊張していたのか?
それはズバリ、自意識過剰が原因。

ロージーさん、ロージーABENOさんで歌わせて頂くようになってから、
目上の方とライブをご一緒する機会が増えてきました。
やっぱり違うんです、何かにつけて違う。
5年、10年と年齢があくと文化が違う。
ある程度は時代を共有しているようでいても感じ方やリアリティが違う。
どんな雑誌や漫画をどんなふうに読んでいたか?
どんなTV番組をどんなふうに見ていたか?
どんなラジオを聴いてどんなふうに笑っていたか?
そしてどんなレコードを聴いて育ったか?
世代による違いはあって然るべきものなんですけどね、
いざライブバーなんかでご一緒すると、
やっぱり圧倒されます。

僕は年齢だけみると、そんなに若くはないのですが、
やっぱり音楽の経験値が少ないし、キャリアが短い。
「音楽やってる人らにまじって俺が歌ってもええんやろか?」
という違和感がいまだにぬぐえないのが正直なところ。
でもやる。歌うのです。
そんな時に自意識過剰になります。
格好つけようもないし、見栄のはりようもないのに、
心のどこかで背伸びをしようとしている自分がいる。

歌える人のふりをしてしまう。
歌えない自分を隠そうとしてしまう。
上手に無難に歌おうとしてしまう。
そして人の目が気になってしまう。
まだまだ心が弱い、未成熟だ。




【セットリスト】
銀色の詩
恋をしよう
夜走曲
消えちまえ大切なもの
天国まで


いつも必ず歌う「ラブ」を歌わずに、
この夜は敢えて新曲の「銀色の詩」からスタート。
これも緊張の原因になったと自己分析。
3曲目の「夜走曲」あたりからふっきれたんじゃないかと。
「消えちまえ大切なもの」は叫ぶように歌えたと思います。
「天国まで」はお店に入る直前に予定していた曲と変更して歌いました。
こんなことは初めてでしたが、それで良かったと思ってます。

音楽の世界に、なかなか馴染めない自分。
この違和感はそのまま素直に感じ続けていればいいやって思ってます。
そのうちどうとでも変わっていくことでしょう。
メンタルをどうにかしようとするのではなくて、
フィジカル…声を出すこと、歌うこと、ギターを弾くことにもっと意識を集中させて。



この日、スマホで皆さんのライブ写真を撮ったのですが、
なぜかどれもピンボケでした(^-^;
でも主催者の悠さんが素敵な写真をいっぱいくださいました。








とにかく歌う。
歌わせて頂ける場所がある限り、歌う。

また頑張ります。




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坂のある街

2018年06月28日 | 日記
「暑い…どこかでお茶でも飲もかな」
と思ってしばらく立ち尽くした。
大阪市営地下鉄、じゃなくて大阪メトロ。
四天王寺前夕陽ヶ丘駅の階段をあがると、
四天王寺へと続く参道の入り口に、
可愛いフェミニンな白いカフェがある。
日曜の午後。おっさん1人で入るには何となくためらいが生じる。

僕の記憶では昔この辺りにファーストフードの店があったような気がする。
20代の頃のことなので、もう25年くらい前のことになる。
「茶でもしばこか」
なんて言って友人と喫茶店に入る機会もめっきりなくなった。
1人で喫茶店に入ることも減った。
(大阪ではコーヒーを飲むことを茶しばくという。茶を、ちゃーと伸ばす。もう死語かな?死語です)
この日は時間にゆとりを持って移動していたので、
小一時間ほどぽっかりと時間が出来たのだった。
そして、暑い。
暑い日ほどなぜかホットコーヒーが飲みたくなる体質なんである。

フェミニンなカフェに女性の団体が入っていったので、
他の喫茶店を求めて谷町筋を南へ歩く。
すぐに喫茶店を発見するも満員。
「満員やん!めっちゃ繁盛してるやん!」
と大袈裟に心の中で呟きながら、さらに南へ歩く。
「言うてるまに天王寺越えて松虫辺りに着いてまうわ、んな訳ないって」
と1人でボケて1人で突っ込む。
勿論、心の中で誰にも知られず。
面白くないとか、そういうことは気にしない。

一心寺の近くで喫茶店を発見し入る。
老夫婦が営んでいた。
いいな、喫茶店。
なんとも懐かしい感覚がした。
例えば日曜日、とくに用事もなくぶらっと外に出て、気まぐれに喫茶店に入って時間を潰す…
そんなひと時が暮らしの中にもっとあってもいいはずなのに。
ほっと一息つくことを忘れがちな自分に気付く。


この日(6/17)は久しぶりに一心寺シアターにて観劇でした。
午前中から買い物をしたり、
その足で少し早めに移動して四天王寺周辺を散策したり。
なんとものんびりとした休日でした。

芝居を観終えた帰り道。
なんだが寂しい黄昏の空。
こんな時に思うのは、
「ああ、酒が飲みたい」
なんて非ロマンチックなんだろう。いや、ロマンチックなのです、これはこれで。

帰りは地下鉄に乗らず例によってとりあえず徒歩で移動を開始する。
「あ、そうや。ここまで来たなら寄り道せねば」
と七坂へと足を伸ばし、
七坂のうちの二坂に立ち寄る。


※清水坂


※愛染坂


なんでか分りませんが、
僕は愛染坂が一番好きなんです。
ここは異世界な気がする。
でも短い坂道なのですぐに抜け出せるからご安心を。
坂の途中で通天閣が見えたり、めっちゃな現実的な異世界。

そう言えば、僕がこの界隈を歩いていると、
なぜか毎回必ずすれ違う人がいるんです。
その人はひとりで犬を何匹も引き連れて歩いている(散歩している)。
たくさんの犬を引き連れて歩いていると言えば、
僕は「めぞん一刻」に出てきた明日菜さんというご令嬢を思い出すのですが、
すれ違うその人は…

おっさんです。

この日もおっさんが何匹もの犬を引き連れて歩く、
そんな夕陽ヶ丘の一刻なのでした。






追伸
僕は「めぞん一刻」の音無響子さんが大好きなんです。
めっちゃ好きなんですけど、この話をすると大抵の女性は怪訝な顔をします。
そして落胆されたり、怒りをあらわにされます。
最後には「アホや、男はアホやー」と言われます。
なぜだろう?


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6/21 『第三木曜部』

2018年06月26日 | 日記


先週木曜日は6月『第三木曜部』でした(^-^)
今月で3年と半年!!
ここまで応援して頂きました皆様、
ご協力頂きましたゲストの皆様、
関係各位、かつおさんに心より感謝致します。


※この日のトップは僕でした。

【セットリスト】
ラブ
銀色の詩
恋をしよう
消えちまえ大切なもの

今月も新曲に挑戦できました。
毎回ドキドキですが、
僕の個人的な挑戦に毎回耳を傾けて頂けることに感謝しております。
来月も新曲に挑戦したいです。


※cookieさん

cookieさんは『第三木曜部』では初のギターでの弾き語りでした。



※辻登志夫さん

ゲストはお馴染みの辻登志夫さん。
辻さんのライブ…めちゃくちゃ良いんですよ。
どう言葉で評すればいいのか、
とにかく、「めっちゃ良い!!」のひと言なんですよね、毎回。
ほんまに良いんですよ、オリジナルもカバーも。



※つかささん

つかささんは…往年のアイドルの曲をカバー。
動画を是非お楽しみに。
この夜ラストのライブコーナーは異様な(?)盛り上がりとなりました(笑)



月曜日の地震から始まった週ではありましたが、
こうして人が集まって、歌ったり笑ったり出来ることに感謝の気持ちでいっぱいです。
これからもコツコツと心温かい愉快な夜を積み重ねていきたいです。


来月のゲストは初登場のシンガーソングライター芽衣子さんです♪
どうぞお楽しみに(^-^)



ことぶきつかさ・田中悟の『第三木曜部』


【日時】7/19(木)19時オープン19時半スタート
【料金】1500円(1ドリンク込み)
【会場】かつおの遊び場 
【出演】ことぶきつかさ 田中悟 cookie  ゲスト 芽衣子
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6/10 BEA'S CAFE Taco Pa De Dinner Show

2018年06月25日 | 日記
期間が空いてしまいましたが、
6/10はBEA'S CAFEでタコパ&ライブでした(^-^)
久しぶりのベアズ演芸部のイベントです♪


※まえざわさん


※皆川さん


※そして田中悟


※メルモちゃん


たこ焼き…美味しかったです(^-^)
カフェで、たこ焼きとライブって今振り返ってみると斬新ですね。
たこ焼きは久しぶりに食べました。
まえざわさんのたこ焼きは、どことなく昔懐かしい風味で、
子供の頃を思い出して気分がほっこりしました。
ビールとたこ焼きは最高です♪
あ、子供の頃はビールは飲みませんでしたけどね(笑)


下の写真は皆川さんに撮って頂きました。
俯瞰で見るBEA'S CAFE良いですね。




【セットリスト】
ラブ
恋をしよう
夜走曲
消えちまえ大切なもの


ダイジェスト動画もあります。
ぜひご覧くださいませ(^-^)



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今夜、BARの片隅で

2018年06月23日 | 日記
「歌え、歌え、歌え」と脳から指令がくる。
脳からなのか?
心の声か?
魂の叫びか?
自意識か?
無意識か?
よく分らない。

歌えたら、それで本望なのかもしれない。
しかし自分は残念ながら音楽の枠内に存在していない。
この場合の音楽とは「調性音楽」のことになるかな?
僕には昔から調性がない。音感というものがほぼない。
ピアノの左端の鍵盤と右端の鍵盤の音を聞き比べれば、
どちらが低いで、どちらが高い音かは分る。
けど隣り合った鍵盤(全音)だと高い低いの区別がつかない。
じゃあどうやって音を認識しているのか?
色とか形になって脳内でビジュアライズされているのである。
僕の脳は音をそのように認識する仕組みになっているようだ。

ギターを鳴らして歌う時の音程は全てが「勘」。
音程が合っているか外れているかは運任せ。
目隠ししてマウンドからボールを投げるピッチャーのようなもの。
カーブの握り方も知らずに、投げてから「曲がれ!」と念じているような感じ。

メンタルが強いの弱いのか、自分では分らないけど、
歌に関しては異常なほど臆病です。
「音痴、音痴」と言われ続けたトラウマ。
そして実際に自分でも音を外していることが分る。
「音を外している自覚があれば音痴ではない」
という理屈も分らないではないけど、
だからと言って上手く歌えないことに違いはない。

表現行為って上手いか下手かってことだけが重要じゃない。
けど、やっぱり芸事である以上は技術を疎かにしたくない。
芝居も同じ。
稽古に明け暮れて、鍛錬を重ねて、
その上で根本的に最終的に心なんだと。


「歌う、歌う、歌う」と脳に言い聞かせている。
それは嘆き。
心の悲鳴。
無いものをねだっている。
ねだっても誰にも貰うことは出来ないし、
神様だって魔法をかけちゃくれない。

内側から搾り出すように歌えるようになりたい。


今夜も大阪の片隅で、
BARの片隅で、
嘆きます、
歌を請います。




BARロージー

【日時】6/23(土)19時半オープン20時スタート
【料金】2000円(2ドリンク付)
【場所】BARロージー
【出演】濱野悠紀子 出川雅彦 Otussy 田中悟

城天ストリートライブ【S・O Liven UP】

【日時】6/24(日)13時スタート 
【料金】無料・雨天中止
【場所】大阪城公園※JR大阪城公園駅前付近 【S・O Liven UP】  
【出演】阿珠 ENICO やつかれい 宇佐美みお 松本圭介 澁澤メルモ 田中悟 まえざわけんいち
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銀色の詩

2018年06月21日 | 日記
今日は『第三木曜部』です。
今月も新曲を歌います。
最近は古い新曲(昔作って歌わずにストックしていた曲)が続いていましたが、
今月は作ったばかりの新曲です。

5/13にBEA'SCAFEさんにてブッキングライブがあり、
行きの近鉄電車の中で歌い出しがふと思いつき、
車内でボソボソとスマホに録音した曲です。

~遠ざかる影 日々の隙間
こぼれた思い 冷えた唇
真夏のアスファルトの匂いがした
ああ、熱い、熱い夜~

この時点では曖昧なメロディだったのですが、
後日ギターでコードをつけながら、そのまま一気に最後まで書き下ろせました。

途中で~銀色の詩を俺に読んでくれた~という一節が出てきたので、
ああ、これがタイトルになるんだなと漠然と思いつつ、
銀色の詩って、銀色夏生さんの詩のことかな?
なんてことも思ったり。
相変われずゴーストライターが作っているので、
何が言いたいのか、歌詞の真意は定かではありません。

今夜、初めて人前で歌いますが、
先に歌詞だけブログにUPしたい気分になりました。
「銀色の詩(ぎんいろのし)」と読みます。

上手く歌えるかな?
新曲は毎回ドキドキです。




銀色の詩

遠ざかる影 日々の隙間
こぼれた思い 冷えた唇
真夏のアスファルトの匂いがした
ああ、熱い、熱い夜

消えかけの傷 知らない街
罪と罪を重ねながら
燃え尽きた太陽は途切れ途切れ
俺を突き放す

破れた地図を
裏側から覗き込み
お前の足跡も
見失ったまま

午前零時の
喧騒に除外されてゆく
余り物じゃ心
埋めることも出来ない

明日お前の名前でさえも
忘れるんじゃないかってほどボロボロ

もう一度さよなら言葉にしてよ
聞かせてかすれた声で
銀色の詩を俺に読んでくれた
あの日みたいにさ

忘れられない
風の匂いと引き換えに
お前の輪郭が
ほどけて消えてゆく

夜に飛ぶ鳥を追いかけるアゲハ
がらんどうの心に咲き散る花

遠ざかる影 日々の隙間
こぼれた思い 冷えた唇
真夏のアスファルトの匂いがした
ああ、熱い、熱い夜

消えかけの傷 知らない街
罪と罪を重ねながら
燃え尽きた太陽は途切れ途切れ
俺を突き放す
俺を突き放す




という訳で今月もほのぼのと楽しみましょう(^-^)
かつおの遊び場にてお待ちしております♪


ことぶきつかさ・田中悟の『第三木曜部』

【日時】6/21(木)19時オープン19時半スタート
【料金】1500円(1ドリンク込み)
【会場】かつおの遊び場 
【出演】ことぶきつかさ 田中悟 cookie  ゲスト 辻登志夫
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明日は『第三木曜部』

2018年06月20日 | 日記


ライブが続くと単純に疲れる。
喉に疲労を感じる、身体が重く感じる、肩が凝る、心が強張る。
「あんまり根詰めすぎたらあかんな・・・」
とか思い、ほどほどに休憩期間を設けようになったのは、少し大人になったから。
でも少し休んだら、それだけで不安になる。
不安になるのは、まだまだ子供だから。
子供じゃないにせよ、心がまだまだ未熟なのだ。
人間としてまだまだ未成熟なのだ。

ここ数日はライブの為の練習というより、
動画の為の練習が続いていた。
それはそれなりに意義のあることだとは思っていますが、
「ライブの為の準備、練習」という意識を持たない時間を過ごせば過ごすほど、
ライブが遠くなるような感覚にやられる。
不器用?
やっぱり心がまだまだ未熟なのだ。

昨日もスタジオで2時間。
声が出ない。
でも慌てない。
ゆっくり、ゆっくり小さく歌う。
2年、3年、5年と歌い込んできた曲のはずなのに、
歌詞が出ない、コードを忘れる、いまだに音程を理解していない。
それでも歌う。
木曜日に歌う予定の新曲もある。
不安がつのる。

不安がつのるのはいいことだ。
余裕がないほうが少しはましなパフォーマンスになるんじゃないだろうか?
少なくとも今はまだそう思う。

それでも人は変わっていく生き物。
5年前の自分と今の自分はもう別人なのだ。

老化と成長の違いとは如何に?

明日は『第三木曜部』。
このイベントも今回で3年と6ヶ月になります。
継続出来ていることに感謝致します。
今月もいつものように楽しく、温かい夜にしたいです。



ことぶきつかさ・田中悟の『第三木曜部』

【日時】6/21(木)19時オープン19時半スタート
【料金】1500円(1ドリンク込み)
【会場】かつおの遊び場 
【出演】ことぶきつかさ 田中悟 cookie  ゲスト 辻登志夫
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だからと言って

2018年06月19日 | 日記
だからと言って何だという訳でなく、
だからと言って何もない訳でもない。
何らかの思いが脳裏を走るし、
何らかの感情が胸を突く。
心が鈍痛を抱いている。

6/18(月)の朝。
激しく揺れました。
「揺れてる?…来た、これはやばい、やばい、やばい」
わりと冷静でした。
「来たか…なんで来んねん。長いな、これ。でも阪神淡路よりは小さいかな?」
どうしても脳裏によぎったのは阪神淡路の震災でした。
止まらない揺れに脳内でワーニングサインが発令し、我に返る。
「のんびりしてられへん!」
個室(実はトイレ)にいたので、
ドアを思いっきり押し開けました。
万が一閉じ込められたらまずいと思ったので。
それからしばらくして、
直感的にもう収まると思いました。
そして、ひとまず収束。

独身で妻子のいない自分。
こんな時に一番気になるのは親です。
老人ですからね。
お陰様で身内は全員無事でした。

地震が収まったすぐ後も当然余震は気になりましたが、
少なくとも周辺の家屋やビル等の大規模な崩壊はないなと、
これまた勘ですが、そんなことを考えてました。
しかし、その後の情報で、
震源地周辺、その他の被害を知るにつれ、
小さなことじゃないと当然ながらに思うのでした。
実際に非難している友人知人もおります。
皆様の心の平穏を祈るばかりです。

僕は、(あくまで個人的な範囲ではありますが)
色んなことがほぼ日常通りの運びになっております。
いつもの生活、いつもの景色、いつもの食事、
そして今週のライブの準備をしたり、
そろそろギターの弦を張替えようとか考えたり、
新曲歌うの不安だな、とか思ったり。
心の中の余震は続きますけど、
普通に生きてます。そう、まさに普通に。

祈りと願いの違いもろくすぽわからない
希望と欲望の違いだって知らない


そんな自分の歌の一節が頭の中で繰り返し流れます。

祈る、
願う、

だからと言って何だという訳でなく、
だからと言って当然何もない訳でもなく…
思うことは沢山あるのでした。


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もがく、あがく

2018年06月16日 | 日記
「もがく」と「足掻く(あがく)」の意味の違いを調べてみた。
意味はほとんど一緒で、
「もがく」はまだ初期段階であり、
いよいよどうしようもなくなったら「足掻く」のだそうだ。

さて、今の僕はもがいているのか、それとも足掻いているのか。

もがいたり、足掻いたり出来るぶんにはまだ救いがあるような気がする。
もがくことも出来ず、あがくことも出来ない状態で停滞している…そんな気がする。
そしてこの停滞期間がとてつもなく長く感じる。



「やっぱり音楽がしたいんだ」
という衝動に従って動こうとするも、
何をどうしていいのか分らずに10年、20年と心の中でずっともがいていた。
そしてある時期に僕は部屋の中でボソボソとオリジナル曲を録音し始めた。
狭い部屋の中で足掻き始めたのだ。

「どうすれば音楽活動が出来るのだろうか?」
と自問自答するうちに、まずはもっと大きなで歌えるようになろうと思って、
練習スタジオに入って練習、練習、練習の日々に入った。
スタジオの中でもがいていたのだ。

「めちゃめちゃ怖いけど勇気を出して…」
と思い、生まれて初めてライブハウスの飛び入りにエントリーした。
途中で逃げて帰ろうかと思うほどの緊張で、
ステージの上で身体と声が震え、情けない気持ちでいっぱいだった。
ステージ上で足掻いていたのだ。

やがて、ブッキングライブに入れて貰えるようになったものの、
相変わらず緊張で震えて、あと色々とお店にも申し訳ないって思う状況が続いた。
そこから活路が見出せずにあっと言う間に2年が過ぎた。
もがくことも、足掻くことも出来なかった。
そして『第三木曜部』のチャンスを頂き、
僕はそこに活路を見出した。
毎月1回、第三週目の木曜日にかつおの遊び場にてもがき始めたのだ。

それから少しずつ音楽関係者との知り合いも増え、
数店のライブバーともお付き合いが始まり、
ルシアスや城天ストリートライブにも参加するようになった。

そしてまた…前が見えない。
そもそも、この人生で前が見えたためしがないけど。

途方に暮れる?

どうだろう?



3年前の動画を掘り出しました。
随分と若く感じます。

聞いてください。










そして来週は『第三木曜部』です!
かつおの遊び場で会いましょう(^-^)


ことぶきつかさ・田中悟の『第三木曜部』

【日時】6/21(木)19時オープン19時半スタート
【料金】1500円(1ドリンク込み)
【会場】かつおの遊び場 
【出演】ことぶきつかさ 田中悟 cookie  ゲスト 辻登志夫
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なんかちゃう

2018年06月14日 | 日記
※なんかちゃう…「何かが違う」という意味です。

朝起きて顔を洗う時に鏡に映った自分の顔を見る、
なんかちゃう。
地下鉄の窓に映った自分の顔を見る、
なんかちゃう。
ショーウインドーに写った自分の姿を見る、
なんかちゃう。
トイレで手を洗う時に鏡に映った自分の顔を見る、
なんかちゃう。

なんかちゃう。
何が?
なんか知らんけど、違和感がある。
鏡を直視出来ない。
芝居の楽屋でのみ鏡を凝視出来る。
そしてなるだけ時間を掛けて自分から役へと移行する。
役に近づけば近づくほど、違和感がなくなり心が落ち着く。
自分が自分でなくなるにつれて、
自分に対する違和感が薄れていくことの不思議。
だけど本当は何も変わっていない。
自分はどこまで行っても自分なのである。




自分が鳴らすギターの音が耳に入る、
なんかちゃう。
リズムを取る、
なんかちゃう。
声を出す、
なんかちゃう。
音程が、
なんかちゃう。
録画したり録音した自分の歌を聞く、
なんかちゃう。
ライブの前は…まだ鏡を直視出来ない。


部屋にいても、外出していても、仕事をしていても、飲んでいても、
なんかちゃう。
1人でいても、誰かといても、
なんかちゃう。
この違和感は何やろか?
自分が自分であることに、しっくりこない。
誰もがそんなモヤモヤを抱えているのかな。
誰もがそんなモヤモヤにやられてる時もあれば、
スッキリと霧が晴れてる時もあるのかな。


曲を作っている時は、なんかちゃうとは思わない。
そうそう、これこれ、という感じ。
自分と自分が一致している。
件のゴーストライターの正体こそが、本当の自分かも知れません。
じゃ、違和感を感じている自分は誰?
たぶん、どちらも自分…と言っておきたいような、そうでもないような。


今日の動画はオリジナル曲ではありません。
「横浜ホンキートンク・ブルース」
なんかちゃう。
かなりなんかちゃうんですけど、聞いて貰えたら嬉しいです。

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