田中悟の片道旅団

大阪で芝居と弾き語りをしています。

月夜の稽古、大作戦 3

2011年04月29日 | 日記
『月夜の稽古、大作戦』と題した記事を今週からスタートさせましたが・・・
実は今週はまだ一度も稽古に参加しておりません(^-^;
スケジュールの関係&自主的休養の為であります。

さて、そうこうしているうちに劇中で僕が歌う歌が完成したとの噂が。
何でも凄く素敵な曲らしい。

そう、今回は僕のオリジナル曲ではなく、別の方に作って頂いた歌を歌うことになっています。
「ちゃんと歌えるんやろか?」とゆうなんともトホホな不安がありますが、歌いますとも♪
今日は稽古に参加しますので、どんな歌が待っているのかとても楽しみです。

代役の機会もあれば、頑張るぞっと(^-^)




演劇ユニット月の虹 旗揚げ公演『月夜のドライブ大作戦』作演:ことぶきつかさ
原口志保 よしむらゆうこ 木村延哉 熊田洋司 はやさか果緒 海徳桃代 中平裕 川崎多恵
浦田克昭 田中悟(特別出演)
2011年 6月3日(金)19:00 4日(土)15:00/19:00 5日(日)13:00/17:00
前売り2000円 当日 2300円 in→dependent theater 1st
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お知らせ

2011年04月28日 | 日記
左サイドバーに公演情報を追加致しました(^-^)

夏のミステリー名作選です。
今回登場致します名探偵はエラリークイーン。乞うご期待!

詳しい情報はまたおいおいご案内させて頂きますね。
チケット予約受付開始は6/1(水)からとのことです。


劇団P・T企画ホームページ http://pt-kikaku.com/
げきぴーの日常(劇団ブログ)http://blog.livedoor.jp/pt_kikaku/
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時間とともに

2011年04月27日 | 日記


少しガタが来ていた体が、順調に回復してゆくにつれ、あれこれと自分を省みてみる。

「体に悪いことしてたよな・・・」

ごめんよ、体。悪いことをしてしまった。本当にごめん。

人が抱える大小様々な困難。そのうちの数%は結局時間によって解決される様な気がしてきた。何事も時間が掛かるのである。
時間が掛かるなんて思うと、今までの僕は随分と残念な気持ちになっていた。
常に先を急いでは、時間が無いと嘆いていたし。

でも、本当はこうだ。時間が掛かるとは、時間が問題解決に取り掛かってくれるとゆう事だった。
ならば、その間に自分が出来ることを粛々とすればいい。自愛こそが大切だったんだな。

そんなことを思う今の自分。これからはもっと心と体を緩めて歩いて行こうと思う。
元気になっても落ち着いて丁寧に生きて行こうと思う。

ありがたいね、健康って。
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正直な絶好調

2011年04月26日 | 日記


『正直なフィジカル』でも触れましたが、ここのところ正直・・・少し体調が悪かったです。
あんまりネガティブなことは書きたくないな~と思いつつ、それでも正直に書いてみた。
でもでも、ここに来て体調は上向きである。正直な気持ちで前向きな言葉も吐いてみよう。

「絶好調です!」

今の正直なコンディションが、そのまま今の自分の100%だと思えば、昨日も今日も、きっと明日も絶好調。無理せずそのまんまで絶好調。
あとは絶好調の値が徐々に上昇してゆくだけだ。良いことばかり。

先日も『月ドラ』の稽古場で代役に挑戦。ハイテンションなキャラクターを演じたのですが・・・息も絶え絶えでありました。
「よし、もっと元気になって、稽古場狭しと暴れてやるぜ!」と心に誓ったのですが・・・え?既に充分うるさいから、出来れば静かにしてて下さいって?


そんなこんなで、昨日よりまた今日と絶好調。


次回の稽古も楽しみだ。頑張るぞい。
ん、だからおじさんは静かにしててくれだって?


それは無理な相談です。
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月夜の稽古、大作戦 2

2011年04月26日 | 日記
演劇ユニット月の虹『月夜のドライブ大作戦』、今日は僕の“特別出演”の謎について。

端的に言いますと、僕が演じる人物は劇中のラストシーンにだけ登場致します。
引っ張って、引っ張って、最後に登場。

で・・・なんと歌います。劇中にて生で弾き語りです。(何度目かのミュージシャン役です)

怖い。いやいや、任せておくんなせえ♪(と言わねば)
「ライブやったもんね、音楽もしたいんだもんね、ね、頑張ろうね。やれば出来るもんね、ね?」と自分に言い聞かせながら。

一応、ネタバレにならないか?ブログで書いてもいいですか?と演出のつかささんにお伺いしての情報リリースでございます。
歌に対しては前回のライブ同様に、恐らく当日までブログ内容がややエキセントリックになることが予想されますので、まあ、そのあたりも現時点の楽しみにして頂ければ幸いです。

月夜のドライブ大作戦の後半の出番のライブの弾き語りの大作戦の大作戦・・・ですわ。



演劇ユニット月の虹 旗揚げ公演『月夜のドライブ大作戦』作演:ことぶきつかさ
原口志保 よしむらゆうこ 木村延哉 熊田洋司 はやさか果緒 海徳桃代 中平裕 川崎多恵
浦田克昭 田中悟(特別出演)
2011年 6月3日(金)19:00 4日(土)15:00/19:00 5日(日)13:00/17:00
前売り2000円 当日 2300円 in→dependent theater 1st
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月夜の稽古、大作戦 1

2011年04月24日 | 日記
6月公演、『月夜のドライブ大作戦』。
フライヤーの出演者クレジット、田中悟の横に(特別出演)の記載が。

はい。今回僕は特別出演なのであります。

特別出演?なんじゃいな?

え~と・・・・普通とはちょっとだけ違う出演の仕方をするのです。
どんな出演の仕方をしても、出演者の一人であることには違いないのですが、
演出家のつかささんや、制作サイドが色々とお気を使って下さって特別枠とゆう扱いをして下さっております。

本当は、「いや、特別出演なんて表記まで付けて頂かなくても結構ですので・・」と申し出ようと思っていたんですけど(と言うか、実際に少しお話もしたんですが)、つかささんがニッコリ笑って「これで。」と言って下さったので、恐縮ですが今回の僕は堂々と『特別出演』とさせて頂きます。

さて、どんなふうに特別出演なのか?

それはまたおいおい。

稽古も順調。楽しいお芝居ですよ~。皆様是非ご来場下さいませ♪



演劇ユニット月の虹 旗揚げ公演『月夜のドライブ大作戦』作演:ことぶきつかさ
原口志保 よしむらゆうこ 木村延哉 熊田洋司 はやさか果緒 海徳桃代 中平裕 川崎多恵
浦田克昭 田中悟(特別出演)
2011年 6月3日(金)19:00 4日(土)15:00/19:00 5日(日)13:00/17:00
前売り2000円 当日 2300円 in→dependent theater 1st
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お知らせ (TOP固定)

2011年04月23日 | 日記
演劇ユニット月の虹 旗揚げ公演 『月夜のドライブ大作戦』



【作演】ことぶきつかさ
【出演】原口志保 よしむらゆうこ 木村延哉 熊田洋司 はやさか果緒 海徳桃代 中平裕 川崎多恵
林大将軍 司馬意恩 浦田克昭 田中悟(特別出演)
【日時】2011年 6月3日(金)19:00 4日(土)15:00/19:00 5日(日)13:00/17:00
【料金】前売り2000円 当日 2300円
【場所】in→dependent theater 1st
【問い合わせ】ユニット携帯:070-6540-4664 tsuki-no-niji2010@willcom.com
【あらすじ】短大を中退、OLも何となく自主退職。落ちこぼれでも引きこもりでもないけれど、仕事にも恋にもイマイチ打ち込めないアラサー予備群。アラえっさっさーな人達に囲まれて、気がつけば幼い頃に亡くした父の年齢に追い付いてしまう。導くのは赤い糸?動き出すのか運命の歯車?真ん丸お月さんに誘われて、頼みもせんのに深夜のカーチェイスにご招待?!



6月の舞台のお知らせです(^-^)
ミステリー名作選等でお世話になっている、ことぶきつかささんの書き下ろし&演出の舞台に出演致します。テンポ良いコメディと、チクっと心をくすぐるストーリー。

只今、張り切って稽古中です。皆様、是非起こし下さいませ♪


演劇ユニット月の虹
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あのときの神様 5

2011年04月22日 | 日記
予選ライブから数日後、主催者から通知が届いた。

僕は見事に・・・不合格。

「そりゃ、そうだろ」って気持ちが100%なんだけど、心の奥底には17%ほどの「少し残念」と、30%ほどの「もっと頑張れば良かった」が入り交ざっている。
なるほど、これが“悔い”とゆうやつか。

さらに数ヶ月後、また案内が届いた。「決勝ライブ終了。グランプリ決定!!」とのことだった。
栄えある第一回目のグランプリに輝いたのは二十歳過ぎぐらいの若い女の子。大きなステージでギターを抱えて歌っている姿が写真で紹介されていた。

ひょんなことから参加したコンテスト。微妙な角度で斜に構えていた僕だけど、参加したことは無駄ではなかった。
だけど何がどう無駄でなかったのかってことを言葉にすると、なんだか陳腐になりそうで・・そうやって、ほろ苦い思い出は、心の肥やしとして表層から姿を消して行く運命なのである。



以上が初めての路上ライブから端を発したエピソードの顛末である。が、もう少しだけ話が続く。



あれから約10年。今でも律儀にコンテスト参加への案内が僕の家の郵便受けに届けられる。
僕はと言えば再挑戦することもなく、いつのほどか封さえ切らずに見過ごすのが当たり前になっていた。

先日のこと。例年通り案内の封書が届いた。
何故そうしたのか自分でも分からないけど、僕は久しぶりに封を開けた。ほとんど無意識に。
中から出てきたのは、とある有名女性アーティストのフライヤー。
「あれ、コンテストの案内と違うの?なんでこの人のフライヤーが同封されてんのやろ?」
素朴な疑問を抱きながら目を通してみると、『今話題のヒット曲○○○で大ブレイク!!第1回グランプリ受賞者の・・・・』と紹介されている。


「え?この人・・・第1回目のグランプリ受賞者って。ええ~!!この人って、あの時の女の子やったん?」


誰も振り向きもしない街角に、スポットライトも当たらない小さな会場に、それでも歌を歌う全ての人のすぐそばに、いつだって優しい神様はいたのである。
そしてあのときの神様は、あのとき一人の女の子に微笑んだ。
時を経て、その女の子は女神の様な優しい笑顔で、べっぴんさんな歌を皆に届けてくれている。


「♪それはそれはきれいな女神様がいるんやで・・・」と。



あのときの神様が10年越しにそっと届けてくれた、それはそれは小さなサプライズでした。

ありがとう。
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えなげな街

2011年04月20日 | 日記


お知らせでございます♪
ONE WAY TRIPの阿形ゆうべが舞台出演致します。


真紅組プロデュース 春の特別公演
『えなげな街』


ときは、明治4年。

大阪最大の花町・新町は、維新の波もどこへやら、
変わらぬ華やかさと妖しさで賑わっていた。
その新町の隅のとある店に、
「鹿子囲(かこい)」と呼ばれる三流遊女たちが務めていた。

口が悪くて金に汚い、きっつい大阪の女たちが繰り広げる、
たぶん幸せな物語?

これを見たら、きっと幸せになれる…かも?


2011年4月22日(金)~4月24日(日)
前売2,500円/当日2,800円(全席自由・税込)
in→dependent theatre 1st 〒556-0005 大阪府大阪市浪速区日本橋5丁目12-4


真紅組 090-8201-4620 akagumics@yahoo.co.jp
真紅組オフィシャルウェブサイト


今週末は是非ともin→dependent theatre 1stへ(^-^)
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あのときの神様 4

2011年04月19日 | 日記
一組前の出演者が歌い終えると、僕は「えいや!」と気合を入れて舞台に歩み出た。ステージの端では、歌い終えた出演者が簡単なインタビューを受けている。その間に次に歌う僕が準備をする寸法だ。そうこうしているうちにインタビューが終わり、司会者が僕を紹介する。もう歌うしかない。


 流れ

あなたの言葉を どこか遠くまで
風に飛ばしてしまいたい
耳を塞ぐ様にして歩いたら
なおさら離れてゆく

聞けよ流れる歌 まだ覚えきれず
未熟 未完成な恋
若葉の季節の街路に
散った無情

反射して流れる歩道 別の道を歩いた
帰るなら 戻るのなら
振り返る踏み切りの前

あなたの言葉が 僕の耳元で
ずっと転がっている
流した涙の訳ゆえに
立ち止まれない

国道沿い 夜の帳 もう二度と会えない
思い出に縋るはずもない
無意識に駆け上る歩道橋

あなたのことだけ考えていたから
夜が空っぽになった
何を抱きしめたならいいんだろう?
教えてよ



歌った。フォークソングの様な・・・ちょっと古めのニューミュージックの様な曲調だ。
とにかく大きな声で歌った。大きな声で歌い切ることだけは最初から決めていた。なんせ歩道橋の上で僕が得た唯一の教訓が「小さな声では聞こえない」とゆうことだったから。
そして進行に則ってインタビュー。頭の中が真っ白だ。

「普段はどの辺りでライブ活動をしてるんですか?」
「いや、ライブはまったくやってません。」
「じゃあ今後のライブ告知とかは、とくにないですか?」
「はい・・あ、秋に舞台が。あの・・音楽じゃなくて、芝居してますんで。」
「芝居?・・・ああ、そうですか。」

どうもチグハグな受け答えだった。僕はこんな時、何故だかぶっきらぼうになる癖がある。シェリー、俺の笑顔は卑屈じゃないかい?

ステージ裏に戻ると、順番待ちをしていた青年が近づいて来て僕に話し掛けてきた。

「さすがですね。」
「え、さすが?・・いやいや俺なんか大したことないよ。音も外してたし。」
「いえ、凄かったです。声の大きさが。」
「へ?」
「凄く大きな声でしたね。さすが芝居してるだけあって。」

念の為に言っておくが、この青年は僕をからかっている訳ではない。

「あ、声大きかった?まあ、せめて大きな声ぐらいは出そうかと思ってたから・・」

苦笑しながら言い返すと、青年はすでに僕の目の前にはいなかった。少し離れた場所に行き、本番に備えて練習に余念がない。瞳がキラキラとしていた。
残ってライブを観るのも、終わった人から帰るのも自由だったので、僕はすぐに会場を後にした。とてもじゃないが、その場に居続ける心の余裕なんてない。


「早く帰って、温かい布団で眠りたい。」とは思っていたけど、その夜はアドレナリンのオーバードライブでまったく寝付けなかった。

商店街の人混み。小さな会場のステージ。パイプ椅子の疎らな観客。夢に瞳を輝かせる出演者達。事務的に作業をこなすスタッフ・・・頭の中で世界がグルグル回って止まらない。渦の中心にいるのは音楽弱者の僕だ。

「ところで、俺の歌はどないやったんやろか?」

どことなく冷めたふりして臨んだステージだった。最初から無理だと思っていたし、練習もしなかった。でも、終わった段階で嫌と言うほど思い知らされるのが、心の奥底に這い蹲る様にへばり付いている本音の本音だ。本当はもっと輝きたい。本当はもっと素直に頑張りたい、きっちり歌いたい。恥ずかしくて口には出せないけど・・・本当は、夢を実現させたくてどうしようもない。


逃げていたんだ。


神様がくれたチャンスをふいにしてしまったのかな?だけど、僕が僕であるために勝ち続けるなんて・・・難しすぎるよ。

窓の外は、すっかり明るくなっていた。



つづく
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