アプリコット プリンセス

チューリップ城には
とてもチャーミングなアプリコット姫がおりました

超弦理論の有効性⑺

2023-04-19 09:55:14 | 理論物理学 素粒子

 👆図は外部空間に作用する電磁気力と、内部空間に作用する弱い相互作用を表しています。この作用は、内部空間の深部で統合されて電弱相互作用として力の統一状態になります。

 弱い相互作用の場の混合を表す混合角は弱混合角、もしくはワインバーグ角と呼ばれている。弱い相互作用は基本的に内部空間で作用するSU(2)L×U(1)Y のチャージを持つヒッグス場で質量項を持つ3つのゲージ粒子とゼロ質量のゲージ粒子の交換で説明できる。
ちなみに、SU(2)L×U(1)Yはゲージ群である。

  先ず、弦理論におけるワインバーグ角の意味を知る必要があります。

 標準モデルを弦理論で導き出すことは出来ませんが、標準モデルによる解答を弦理論に導入することには意味が有り、その意味を知れば超弦振動の性質が予想できます。

 弦理論に基づけば、弱い相互作用の場もホログラフィックである。ハドロンの性質を解くための神のパズルは幾何学図形で構成されているので、この辺の長さが弦の波長に一致することになります。外部空間のホログラフィックでは、辺の長さが古典電子半径になっていましたが、内部空間の辺の長さは古典陽子半径に一致しています。実は、古典陽子半径などと言う定義は有りません。しかし、古典陽子半径を導入すればワインバーグ角が弦理論で説明できる事になるのです。

 計算は簡単なので結果だけ示せば、古典電子半径と古典陽子半径の差がワインバーグ角になっているのです。この事を弦理論として考察すれば、弦の波長がワインバーグ角で量子化されていれば説明できるのです。即ち、外部空間のホログラフィック構造は、内部空間ではワインバーグ角の整数倍で縮んでおり、弦の波長はワインバーグ角で量子化されていると解釈できるのです。

 ただし、内部空間と外部空間の明確なる区別はありません。これは、ホログラフィック構造にも混合状態がある事を意味しています。内部空間と外部空間が混じり合いことで、ホログラフィック構造に多様性が生じ無数のハドロンが生成されるのです。

 神のパズルを解くには、量子化された弦振動を上手く幾何学図形に組み入れる必要があります。
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