アプリコット プリンセス

チューリップ城には
とてもチャーミングなアプリコット姫がおりました

超弦理論の有効性

2023-04-12 13:33:10 | 理論物理学 素粒子


はて、👆は何だと思いますか?
 
      答え バナナ なんです。

バナナを細かく裂いた物を、カメラに青いフィルムを掛けて撮影しています。

 超弦理論は究極の統一理論ですが、超弦理論から運動方程式を導く事は無意味なのです。究極の理論には、それ相応の役割があります。バナナは食材としての価値がありますが、皮には堆肥として使う事もあれば、ゴミとして捨てられる事もあります。
 超弦理論は、バナナを全く別の方法で使っていると考えれば良いと思います。食べるのではなく、堆肥にもしないのです。超弦理論の全く異なった使い道によって上写真の蛸モドキのように姿を隠して別の物が隠れている可能性を示唆できるのもと確信しています。

 一般相対性理論でリンゴの落下を計算する必要がないように、超弦理論を重力理論の代用に使う事も不要ですし、実際問題として計算する事はできません。一般相対性理論の価値は、ニュートン力学では計算できない特殊な状況に於いて発揮されるものであり、日常の生活に応用できるものではありません。そして、超弦理論も同様に一般相対性理論や電磁理論で説明出来る事を肩代わりする必要もなければ代用できるものでもありません。

 超弦理論の価値は、一般相対性理論や電磁理論では説明できないような特別な状況に限られるのです。例えば、宇宙の初期条件とかホログラフィック理論、素粒子であれば三世代構造発現とか微細構造に関わる無次元量、重力定数に関わる無次元量等、今までの理論では説明不可能な領域に超弦理論が使われるべきなのです。

 物性数学においても、その概念は変更される必要があります。例えば、0(ゼロ)と無限大です。
宇宙が無から生まれたのだと考えれば、無限のエネルギーが生じてしまい、無限大の宇宙が生成されることに為りますが、ゼロと無限大を排除すれば有限宇宙が生成できるのです。ゼロと無限大からは何も有効な結果は生まれず、無用な答えを無限に出してしまうのです。
 ここで意味を持ってくるのが宇宙の初期条件ですが、この初期条件は物性数学に於ける初期条件であり、大きさとか時間、エネルギーの類ではありません。それら全てを包括した基本単位としての初期条件なのです。

 超弦理論に不足していたのは、この初期条件です。初期条件が無限に存在していては、何も有効な答えは導き出されないのです。この画一的な初期条件は完全に数学的な単位元である必要があり、絶対的で変更の余地がない数値である事が必要条件になります。

 ここでは、その数値が自然対数の底であると考えます。ただ、通常の自然対数の底には無限大が含まれていますから、自然対数の底から無限大を取り除く操作が必要になります。すなわち、自然対数の底に含まれる無限大の代わりに自然対数の底モドキを代入して求めた値が特別な意味を持つことになるのです。