毒を食らわば皿まで。
というわけで、『TERMINATOR 4』。
このところ映画を観そびれ続けていましたが、これは見逃さずに済みました。
日曜の夜の最後の上映に付きあってくださった奇特な方のおかげ。
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『ターミネーター』シリーズは好きです。
『TERMINATOR』はいまだに私にとっての怖い映画の筆頭。
最初に観た時には、主演の2人は知らない俳優さんたちだし、敵のターミネーターはえらく強そうだしで、「主人公は死なない」の鉄則を疑わせる怖さでした。
で、最後のサラ・コナーの顔がかっこいいんですよね~。
リンダ・ハミルトンはいまでも好きな女優さんです。怪物っぽい口が好き。
ああ、マイケル・ビーンも好きです。かわいいから。
そこから発展の『T2』は、お金を使えるっていいことだよね、という出来。
当時のエドワード・ファーロングは、他の追随を許さぬ美少年ぶりも話題でした。
ちょっとやぶにらみな感じが、神経質な子供っぽくて良かったですよね。
スカイネットに乗り込んでいくあたりからラストシーンにかけては、観るたび泣きそうになります。
あの頃の盛り上がりというのは、今思い出すとすごい。
シュワルツェネッガーがヤカンもって体操していたCMって、この頃ですよね。
その次にくるのは、本来ならばスカイネットの目覚め編として重要だったはずなのに、箸にも棒にも引っかからなかった3。
念のため、言い換えましょう。私の好みにおいて、箸にも棒にも引っかからなかった3。
未来のジョン・コナーにつなげるためには必要なブリッジ編だったはずなのですが、なんだかほとんど覚えていません。
「T3」のジョン・コナーにはあの頃のエドワード・ファーロングをキャスティングしてほしかったと今でも思います。
作品の設定でのダメっぷりと、実生活のファーロングのダメっぷりはかなりかぶるものがあって、イメージそのものだったと思うのに。
さて、前置きが長くなりましたけれども、『TERMINATOR4』、面白かったです。
『TERMINATOR』、『TERMINATOR2』(『TERMINATOR3』は覚えてないから除く)で準備した伏線のあらかたを拾ったようなので、今までの作品よりほんの少し込み入った感じがします。
そうはいってもタイムトラベルものの筋としてはシンプルなほう。
主要な登場人物が今までより多いことからの印象かもしれません。
時代は『TERMINATOR』で出てきた写真の顔に傷のあるジョン・コナーになる直前。
スカイネットは相変わらず、ジョン・コナーを狙い、さらにその父親になるカイルの抹殺を狙っています。
スカイネットが張り巡らす罠とは?
ジョンは未だ見ぬ年若き父親と見つけ、助けることができるのか。
作品は想像していた以上にドッカンドッカンと爆発シーンの連続。
久しぶりに観たアクションものだったせいもあってか、心臓に振動が響きました。
イスに座ってみているのに息苦しくなってしまって、びっくり。
さすが映画館で観た甲斐があるというものです。
楽しかったですが、シリーズ完結という気持ちよさはありませんでしたから、4で今までの伏線回収、次への種蒔きといったところでしょうか。
いかにも気になる登場人物がいますし。
だって物言わぬ少女なんて、物語のキーパーソンですよと宣言しているようなものでしょう?
しかも、ジョンの父になるカイルと一緒にいた少女なのですから、気にするなというほうが無理。
5に向けて彼女がどんな役割を持つのか楽しみです。
いえ、見込み違いかもしれませんけど。
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