映画館の前のポスターのなかに、「リスボン」という文字を見た時、すぐに連想したのが『リスボンへの夜行列車』。
よく見たら、ほんとに原作でした。
リスボンに誘われて
監督:ピオレ・アウグスト
出演:ジェレミー・アイアンズ
メラニー・ロラン
ジャック・ヒューストン
主演はジェレミー・アイアンズ。もともと好きな俳優さんですが、眼鏡っぷりが主人公グレゴリウスのイメージにもぴったり。
まあ、ちょっとかっこよすぎるかとも思いますが。
自殺しようとしていた若い女性を助けたことから、1冊の本に出会ったグレゴリウス。
その本に書かれた言葉に魅せられた彼は、衝動的に著者の生きた街リスボンへの列車に乗り込んでしまいます。
著者アマデウはどのような人生の中でこれらの言葉を紡いだのか。
グレゴリウスはアマデウを知る人たちを訪ね歩きます。
アマデウが生きたのは革命前夜のポルトガル。
アマデウを語ることは、彼らにとって辛い時代を語ることでもありました。
そんな彼らの言葉は、グレゴリウスにどのような変化をもたらすのか。
小説よりも映画は甘い感じがしますが、わかりやすくもなっていたと思います。
映画を観たら、小説がもう一度読みたくなりました。
パスカル・メルシェ『リスボンへの夜行列車』。
リスボンへの夜行列車
著者:パスカル・メルシェ
訳者:浅井晶子
発行:早川書房
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文庫になったらもう一度きっと。
でも一言いいたい。
「リスボンに誘われて」は、どうなんでしょう。
いいじゃない。
そのままで。
「リスボンへの夜行列車」で。
この違いが映画と小説の違いですかねぇ。
といっても,チェックしたところで,田舎には映画館もないのですが…(汗)
リスボンの町並みはいかがでしたか?
映画の出来不出来はともかく,リスボンが観たい!!
とかいいつつ,観たら観たできっとあれこれ言うに違いないのですがw
それはさておき、リスボン。すてきな街並みでした。石の壁に石畳。あの坂道を歩いてみたいと思うような…いや、坂道はいやかな w