兵庫県加東市の青山医院の日記です!

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おなかの調子が悪い時・・

2022年04月23日 | 病気

皆さんはおなかの調子って良いですか?

外来をしていて、とっても多いと感じるのが便秘です。

高齢者が多いというのもありますが、かなりの割合で便秘で困っているという人がいます。

 

反対になんとなく便が緩くて、毎日なんだか落ち着かない という人もいます。

今私が見ている外来では便秘よりは頻度が低いように思いますが、それでも少なくないように思います。

 

水分が多く含まれる便は下痢便と言いますが、通常は安静にして消化が良いものを食べていれば、1日程度で改善すると思います。しかし、慢性的におなかが緩いという人が中にはいて、時に

「糖」が下痢の原因になっていることがあります。

人間の消化吸収機能には個人差があるため、乳製品や果物などが原因で下痢になる人もいます。

その理由は消化吸収されにくい「糖」が含まれているためです。

 

乳糖:牛乳、チーズ、アイスクリームなどの乳製品

果糖:りんご、梨、ブドウなどの果物 フルーツジュース、はちみつ

その他の甘味料:人工甘味料(キシリトールなど)が入ったお菓子やガム

 

こういった食品を食べると下痢になるという人は、食べる量を減らしたり、消化が良いものの後に食べるなど工夫をするとよいと思います。

 

また、反対に考えると便秘の時にはこういった果糖などを少し積極的にとると効果がある場合があります。

お子さんの便秘などでは果物少し与えてあげるとよいですよね。

私も子供が小さかった時に果物の量で便秘調節したりしました。

 

ウイルスや細菌などが原因の下痢は病院受診が必要ですが、なんとなくおなか緩い人は食事の内容なども見直してみるとよくなるかもしれません。また、乳酸菌などのプロバイオティクス(体に良い影響を及ぼす生きた微生物)を積極的に摂取することで腸内環境を安定させることもできます。

 

ちょっとした心がけで、おなかの調子が大きく変わることもあります。

なんでも日々の積み重ねですね。

参考になるとうれしいです。

 


 

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