新学期でストレスの話をしているので、今日は呼吸法でのストレス解消に関して。
ラジオ体操は有名なので、ご存じの方も多いかと思います。
ラジオ体操で行う深呼吸を思い出してください。両手を大きく開き、胸の筋肉を使って深く呼吸しますね。これが「胸式呼吸」です。一方、歌を歌うときはおなかの筋肉を動かして呼吸をしながら歌います。こちらは「腹式呼吸」です。
ストレス解消法として、呼吸法を取り入れる場合、この二つの呼吸法の特徴を知り、うまく活用するとよさそうです。
胸式呼吸をすると身体では、自律神経の(身体を活動的にする)交感神経が活性化されます。
腹式呼吸だと逆に、(身体をリラックスさせる)副交感神経が優位になります。
ストレスを感じているとき、「頭をすっきりさせたい」「行動的に活動して問題解決したい」といった場合は、胸式呼吸を。
「少しリラックスしたい」「ゆっくり休みたい」と感じるときは腹式呼吸を行ってみてください。
ヨガなどでも丹田呼吸といって、おへその下数センチくらい下(3‐4センチくらい下)にある 丹田という部位を意識して行う呼吸があります。気が集まる場所と言われていますが、この部分を意識した呼吸でリラックス効果を高め、睡眠前などに行うと良眠が得られると言われていますよ。
二つの呼吸の使い分けができるようになると、ストレス解消の効果を高めますし、割と簡単に取り入れることができます。ぜひ、練習してみて下さい。
加東市 青山医院
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