今日から子供たちは新学期です。
昨日まで、朝ゆっくり寝ていたのに、今朝は張り切って早起きして 元気に出かけていきました。
『春眠暁を覚えず』と言いますが、特別寒い朝でもないのに布団から出られなかったり、日中睡魔に襲われたり・・・ 春はなぜ、いつもに増して眠いと感じてしまうのでしょうか。
春になると眠くなるのにはいくつかの説があります。その一つは自律神経のバランスの乱れです。
自律神経には「交感神経(動)」と「副交感神経(静)」があり、この二つが常にバランスを取り合っています。しかし、暖かい日が増える季節の変わり目の春は、この副交感神経が優位に働いて、身体がリラックスモードになり、眠くなってしまうというものです。
また、気温だけではなく、入学や入社などの環境の変化による疲れやストレスで自律神経が乱れたり、花粉症による睡眠不足など、春は睡眠のリズムが乱れやすい季節でもあるのです。
春の眠気対策は自律神経のバランスを整えて、睡眠不足を解消することです。
①朝の対策
春に限らず・・・ではありますが、朝起きたらカーテンを開けて太陽の光を浴びるようにします。
太陽の光を浴びるとメラトニンという睡眠ホルモンの分泌が抑えられるため、元気に活動することができます。
②昼の対策
可能であれば、15‐20分程度の仮眠をとることも有効です。特に車の運転中の眠気は大事故にもつながりますので、無理せずに安全な場所で休むようにしてください。コーヒーを飲んでから仮眠すると 目覚めの後がすっきりしますよ。
③夜の対策
夜はぬるめのお湯につかったり、ストレッチをするなどできるだけリラックスして過ごしましょう。また、寝る前にスマホやパソコンを使用するとメラトニンが分泌されなくなってしまうので、避けた方がよいです。
新学期始まってしばらくは気持ちも張っているかもしれません。
上手な眠気対策・睡眠コントロールで日中元気に過ごせるとよいですね。
よろしくお願いします。