フランス・リールの日常 ~おいしいもの巡り~

こんにちは!あおいです。フランスでの留学中に体験したこと、思ったことを美味しい話題とともに書いていきます

なめたらあかんリスボン観光

2018-03-01 16:26:00 | 旅行
夜行バスでグラナダからリスボンへ移動した訳ですが、朝6時に着く予定のところなんと4時半にリスボンのオリエンテ駅に到着。当然まだ真っ暗でどこも開いてないし雨降ってて寒い。しかもスマホの充電があんまり残ってなくてどっか充電できるところを探した結果、だだっ広い駅の構内の隅っこにあるコンセントを発見。そこで充電しながらとりあえず7時になるのを待つことに。この旅行ではまさか使わないだろうと思いながら念のため持ってきたカイロが大活躍です(笑)(^^;)
時間だけはあったのでリスボンの見どころを色々調べていたら「リスボアカード」なるものの存在を発見。なんとこのカード、19€で24時間公共交通機関が無料になるだけでなく、リスボンの観光名所も無料や割引になるそう。詳しくはこちら。こんな素晴らしいものをドタンバで見つけるとはラッキー(*^^*)


7時になったらメトロに乗ってリスボアカードが買える観光案内所の近くのパン屋さんで朝ごはん。



広いイートインスペースがあるパン屋さんでおいしそうなパンがたくさん!


こちらが私の朝ごはんです。手前のはブリオッシュみたいな甘めのパンで、右のは見た目に反して素朴なプレーンなパンでした。どちらも0.3€ほどという安さ!


ポルトガルと言えばやっぱりカスタードパイですね!さっそく買っちゃいました(*^^*)ポルトガル語では パステル・デ・ナタ(Pastel de Nata)と言うそうです。こちらは1€ほど。


朝早かったからかまだほんのり温かい。パリッとしたパイ生地の中からとろっとしたカスタードクリームが。けっこう甘さがしっかりしています。これはおいしい(*^^*)これはみんなが好きな味だなぁ。パンを食べたら観光案内所が開くまでまた待機。


9時半ごろ。観光案内所が開いたくらいに行動開始。途中サンタ・ジュスタのリフト(エレベーター)が見えました。もうけっこうたくさんの人が。パン屋さんを出た時はうっすら曇りくらいだったのに、観光案内所を目指して歩いてたらたちまち雨に。その後も天気がコロコロ変わってかなり不安定でしたが午後3時頃からだいぶ落ち着いて雲の多い晴れくらいになりました。ずっと雨じゃなくてよかった〜(*^^*)


こちらはコメルシオ広場です。観光案内所はこのすぐ向かい側にあります。この辺りまでくるとテージョ川が見えます。


こちらがリスボアカードです。優秀ポイントは一日券じゃなくて、24時間使えること。私たちは今日の10時半くらいから明日の10時半くらいまで使えます。空港までバスorメトロで行くのですが、ちょうどこのくらいの時間を目指していくのでばっちり!とってもコスパがいいリスボン観光には必須のアイテムです。


リスボアカードをゲットした後はとりあえず荷物を置きにホステルへ。このカラフルな建物たち!ホステルはこの中のひとつでした(*^^*)


建物内部。伝わるかな?(^^;)


近くの道路がカラフルだったのでパシャリ


こちらがホステルの鍵。まるで飾りみたいなかわいい鍵!ただこの鍵がものすっごく開けづらくて大苦戦(^^;)実用性には欠けました…

荷物を置いて身軽になったところでいよいよリスボン観光開始!



まず向かったのはジェロー二モス修道院。ここはこの後行くベレンの塔と一緒に世界遺産に指定されています。かの有名なヴァスコ・ダ・ガマが埋葬されている修道院だそうです。真っ白い建物が美しいです。


こちらリスボアカードで無料で入れますが、無料のチケットを発行してもらう必要があるので列にはならばないといけません。この日はなんかのセレモニーがあるとかで入場が13時半まででした。私たちは12時半くらいに行ったのでギリセーフ(^^;)それにしても平日なのにけっこう観光客いるなぁ〜。
リスボンってあんまり有名な観光名所思い浮かばなかったけど、リスボアカード見たら色々おもしろそうな博物館とか美術館もあって見どころいっぱいでした。「リスボンは1日あれば十分でしょ」とか思ってたけど全然時間足りなかったです(^^;)


こちらが修道院の入り口。どうやら修道院の内部だけなら無料で入れるよう?でもこの修道院は中庭や2階のフロアもあるのでこちらは有料です。



はい、中庭です。全体的にアーチのような曲線が目立つ造り。


友だち曰く「上の飾りがアイスクリームのコーンひっくり返したみたい」(*^^*)


こちらも複雑な彫刻が


かっこいいエンブレム


2階部分にも上がれます。



修道院の2階部分から講堂内を一望できます。


修道院奥


鮮やかなステンドグラス


下に降りてきました。


広い講堂内


教会正面


ヴァスコ・ダ・ガマの像です。
教会の二階部分に上がれるのは珍しいのでおもしろい体験ができました。ただ個人的には中庭と修道院内部合わせても30分ほどで見学が終わってしまったのでこれで10€はちょっと高いかなぁと思ってしまいました(^^;)ただリスボアカードを使えば無料なので!


その後はジェロー二モス修道院近くにあるこちらのお店へ。


ここはなんとカスタードパイを世に送り出したお店とのこと!



店内はお客さんでごった返してました。店員さんがてきぱきカスタードパイを箱詰めしてます。


じゃーん!ほんのりあたたかいカスタードパイ(*^^*)近くの公園でさっそくいただきました。たっぷりの粉砂糖とシナモンをかけて食べるのがポイント。風がものすごく強くてシナモンが吹き飛ぶ吹き飛ぶ(笑)味はと言うと、はらっと崩れるパイ生地に卵の風味を感じるカスタードクリーム。シナモンがめちゃくちゃ合います。さすが第1号店!2個なんてぺろっと完食です。幸せになれるお菓子でした(*^^*)


お腹が満たされたあと向かったのは海沿いにあるベレンの塔。が、なんと、風が強すぎて塔へ伸びる橋が使えず入場不可!晴れてるけど塔に登ることはできませんでした。でも陸とのつながりが絶たれたベレンの塔は陸の孤島感満載でそれはそれでよかったです。


テージョ川大荒れ(笑)(^^;)でも川と言うものの海がもうすぐそこなのでたまに飛んでくる水がしょっぱかったです。


次はこちらもテージョ川沿いにある発見のモニュメントを目指します。風が強くて船もゆらゆら揺れています。


到着〜。で、でかい!こちらは大航海時代を記念したモニュメントで記念碑は52mあるそう。ポルトガルで開催され1940年の国際博覧会(Exposição do Mundo Português)の象徴として制作したものだそう。


エンリケ航海王子のほか、同時代の探検家、芸術家・科学者・地図制作者・宣教師ら約30名のポルトガル人の像があるそうです。


こちらのモニュメント、なんと上に登れます。学生は2.5€でした。


あの長ーい橋は「4月25日橋」と言うそうです。


海(正確には川)めちゃくちゃきれい!


ポルトガルの街並み。でもモクモク雲のほうに目が言っちゃう(笑)風が強いからものすごいスピードで流れていきます。


ジェロー二モス修道院とプラサ・ド・インベーリオ庭園がとてもきれいに見えます。


広場。真ん中が世界地図になってる!それにしても高い〜。風も強いからめちゃくちゃ怖い(^^;)ぜっっったいに飛び降り自殺はできないなぁなんてことをつい考えちゃいます。バンジージャンプも無理だな…。


発見のモニュメント見学の後はLidlで買い物!


実はポルトガルは色んなチーズがあるんです。チーズ売り場もとても充実してました。


その結果ついついたくさん買っちゃいました(笑)(^^;)実食リポートはまた後日まとめます。


パン7セント!?10円って安すぎる(^^;)(笑)試しに買ってチーズ塗って食べてみましたがプレーンの普通においしいパンでした。


カスタードパイも売ってました!


本日4個目のカスタードパイ(笑)安いけどちゃんとおいしい!これフランスで売ってたら毎回買っちゃいそう(*^^*)(笑)


ポルトガルと言えばこちらの干しだらも有名ですね。とても塩辛いので塩抜きをしっかりしないとしょっぱくなっちゃうみたいです。


量り売りのシーフードも。ポルトガルもスペインに負けず劣らずシーフードが充実しています。


その後向かったのはこちらのサント・エングラシア教会。こちらも世界遺産です。でもここで問題発生。この教会に向かうためのバスが全然来ない。来てももうすでに満員で乗せてくれない。そんなこんなでバス停で30分以上待たされるはめに。何時まで開いてるかの情報がはっきりせず、6時までかなぁと思っていたのですがバスに乗れたのが5時15分くらい。ようやく乗れて30分すぎくらいに最寄り駅に着いて、そこからかなりの坂を駆け上がったのですが、なんと3月は5時で閉まってたチ───(´-ω-`)───ンショック〜(><)でもこのきれいな白い建物が見られただけでも今回は良しとします。


がんばってなかなかの坂道を登ってきたんだけどな(^^;)


息付く間もなく向かったのがこちらのリスボン大聖堂。




静かでシンとした雰囲気の教会でした。派手さはありませんでしたが歴史を感じる落ち着いた感じの雰囲気がする教会でした。


リスボン大聖堂のすぐ近くにSanto António Churchという教会がありました。





小さな教会でしたがこちらはきらびやかな教会でした。でもあまり観光地化されていないので静かな教会でした。

今日の観光の最後にサン・ジュスタのリフトに登ろうってことになりましたが、まだ夜景を見るほど暗くなかったのでちょっと買い物することに。


友達のネット情報で向かったお店がこちら。奥に見える布がカラフルでステキ


お店の入り口付近にはコスメや石鹸がズラリ。石鹸のパッケージがかわいいですね!


この"CLAUS PORTE"というブランドの石鹸が有名らしいです。せっかくなので私ものんちゃんとお母さんへのお土産で買ってみました。1個なんと8€!それだけの価値があると信じて(*^^*)(笑)でもこの際値段は気にしてないですが。


お店の奥には食品や雑貨もあって、兼ねてより飲んでみたかったポートワインのミニボトルを発見!今回預ける荷物がないので大きな液体類を買えないからこれは嬉しい(*^^*)ミニボトル2本購入。1本2€くらいでした。


こんなお店も発見。


壁一面に缶詰がぎっしり!手前は店員さんがくれた日本語の商品紹介パンフレットです。


缶詰の試食がありました!どれも美味しかったけどレモン風味のサーモンが個人的にヒットでした(*^^*)


さて、本日最後の観光スポットはこちら。サンタ・ジュスタのリフトです。


この歴史を感じる木造のエレベーター!


1回で20人ほど乗れます。私たちは乗るまでに30分くらい待ちました。ここもリスボアカードがあれば無料です。

エレベーターが着いた後少し登ると展望台があります。リサーチ不足で、エレベーターを昇り降りするだけのアクティビティかと思ってましたがちゃんと見せ場がありました(笑)(*^^*)


おおーきれいな夜景!


月がきれい(*^^*)


でもなかなかの高さでひぃ〜ってなりました(笑)



夜ご飯はファドというポルトガルの民族歌謡が聞けるレストランへ。


ケイジョ・フレスコというポルトガルよチーズです。ケイジョはチーズ、フレスコはフレッシュという意味なのでそのまんまフレッシュチーズです。食感はカッテージチーズっぽくてほんのり塩味。そのまま食べてもおいしいチーズでした。



タルタルソースのようなパテとパン。


飲み物はサングリア。普通にサングリアって頼んだら2人なのに花瓶のような大きな瓶で来た(笑)(^^;)それにしてもサングリアって簡単なのになんておしゃれな飲み物なんでしょう。今度家に誰か呼ぶ時に作ろう(*^^*)



メインはこちらのアンコウのリゾットです。1人前20€と学生にしてはなかなかのお値段(最終的に1人33€くらいだった)。でもなんて言っても旅の最後の晩餐なのでこれくらいの贅沢は良しとしましょう(笑)かわいい陶器の器で調理されて出てきたのを、ウェイターさんがきれいに盛り付けてくれました。ポルトガルはタラが有名なので最初タラのリゾットかと思って食べてましたが実はアンコウだと知ってちょっとびっくり。アンコウって日本で全然食べたことなかったけど、あの見た目とは裏腹にあっさりタンパクな白身魚なんですね!シーフードの旨みたっぷりのおいしいリゾットでした。




ファドの演奏が始まりました。歌い手さんは2人で、休憩を挟みながら三曲ずつ交代で歌ってくれました。初めて聴いたファドはジャズっぽい雰囲気のものが多かったです。照明を落としたレストランの雰囲気も相まってちょっと哀愁漂うようなしっとりした雰囲気。ゆっくり食事を楽しめました。

朝はどうなることかと思ったリスボン観光ですが、リスボアカードという素晴らしいアイテムをゲットし、終わってみればとても充実した1日でした。リスボンは思ってたよりずっと見どころがあって1日では全然足りませんでした。リスボンなめててすみません(^^;)明日のお昼にリスボンを出発しますが、どうしても行きたかったホテルの近くにあるエストレラ大聖堂と、日本に縁があるサン・ロッケ教会を回ってから空港に行こうと思います。明日もなかなか忙しくなりそうです。