こんにちは!あおいです。
今日は夕方から大学の映画館で映画を見てきました。
リール第3大学には大学附属の映画館があるんです!フランスには他にもいくつかそういう大学があるみたいですが日本ではあまり聞かないですね。

休日は大学自体は閉まっているのですが、映画館だけ独立して動いています。ただ大学が閉まっているので大学に繋がる道があっちこっち閉まっていて敷地内に入るのに一苦労(^^;)

こちらが入口。KINOっていうのが映画館の名前みたいです。

実は以前映画館後方にある上映室を見学させてもらったので、その時の様子を載せます。

こちらが投影機。大きいです。

フィルムです!

上映室から場内を撮影した写真。本格的な映画館です。
こちらの映画館、学生なら4.6ユーロ。一般の人でも5.6ユーロで映画が見られます。また会員割などもあるようです。

今回見たのはこちらの映画。'Dans un Recoin de ce Monde'日本語では「この世界の片隅に」です。この映画、日本でも割と最近公開されたと思うのですが、もうフランスでも公開されてるなんてびっくりです。今回はフランス語字幕、日本語で見ました。
以前友達が行った時はまさかの観客1人だったらしいですが、今回は15人ほどいた気がします。
まだ映画を見ていない方もいると思うのでネタバレしないように感想を。こちらの映画は第二次世界大戦の広島が舞台です。
今まで私は戦争ものを本でも、映画でも避けてきました。唯一小学生の時「はだしのゲン」を学校で読んだくらい。それも低学年の頃なのであまりちゃんと覚えていません。映画はハッピーエンドじゃないと見たくない人なので、悲しい、むごい、やるせないに違いない戦争ものは初めから見る選択肢にありませんでした。今回は友達が誘ってくれたから行ってみたけど、自分1人だったら行ってなかったと思います。
一言で言うと、見てよかったです。どんどん悪化する生活環境の中で、それでも周りと協力しあいながら生きていく人々の姿にほっこり。主人公はポスターの女の子なのですが、この子がだいぶおっとりしていて感情の動きが少ない子なので、戦争の緊迫した雰囲気はフィルムを通じてあまり伝わってきませんでした。
戦争の惨劇もあまり描かれていません。人が死んでしまっても、例えそれが家族のように大切な人であっても、比較的その死があっさり伝えられています。戦争中、「誰かが死ぬ」ことにみんな慣れてしまったのか。戦争中、大切な人を亡くした人がたくさんいただろうに。今生きていることが当たり前で、明日もあさってもずっと先も生きているものだと思ってたけど、人は、実はあるとき簡単に死んでしまうんだということをふと、実感しました。
第二次世界大戦が終わって72年。戦争を知っている人がどんどん亡くなって、世界がまた変な方向に動き出してしまいそうな、認めたくないけど、そんな気がしています。ありきたりの言葉ですが、この世界が1人でも多くの人が幸せでいられる世界であってほしいと思います。
戦争という過去の悲しい出来事から今まで目をそらし続けてきたわけですが、この映画を見たあとはちゃんと戦争があったという事実を知るべきだなぁと思いました。私の近しい人で戦争を体験したのはじいちゃんくらいかな。帰国したらちょっと話聞いてみたいな。あんまり思い出したくないかもしれないけど。私が戦争について知ったから世界が変わるとか何もないけど、これからまだ何十年か生きていく世代として、戦争を人事ではなく、もっと身近に感じられるようになることはすごく大事なことなんじゃないかと思います。
戦争をテーマにした映画ではありますが、ラブストーリーあり、家族の絆ありの、見た後になんというか、充実感が得られる映画です。私のように戦争ものや血が流れるシーンとかが苦手な人でも大丈夫です。機会があったらぜひ見てみてください。
フランスという異国の地で日本の映画を見るという新鮮な体験。一緒に見たフランス人の人はこの映画をどういうふうに受け止めたのかなぁと思いました。
映画の批評なんて今までしたことないのですごく言葉足らずです(^^;)
人に伝えるって難しい。自分の気持ちを的確な言葉に表すって難しい。これからもブログ続けて言葉が豊かな人になりたいです。
最後に、映画に誘ってくれた友達へ。誘ってくれてほんとにありがとう(*^^*)
今日もまた自分にとって大切な1日になりました。
今日は夕方から大学の映画館で映画を見てきました。
リール第3大学には大学附属の映画館があるんです!フランスには他にもいくつかそういう大学があるみたいですが日本ではあまり聞かないですね。

休日は大学自体は閉まっているのですが、映画館だけ独立して動いています。ただ大学が閉まっているので大学に繋がる道があっちこっち閉まっていて敷地内に入るのに一苦労(^^;)

こちらが入口。KINOっていうのが映画館の名前みたいです。

実は以前映画館後方にある上映室を見学させてもらったので、その時の様子を載せます。

こちらが投影機。大きいです。

フィルムです!

上映室から場内を撮影した写真。本格的な映画館です。
こちらの映画館、学生なら4.6ユーロ。一般の人でも5.6ユーロで映画が見られます。また会員割などもあるようです。

今回見たのはこちらの映画。'Dans un Recoin de ce Monde'日本語では「この世界の片隅に」です。この映画、日本でも割と最近公開されたと思うのですが、もうフランスでも公開されてるなんてびっくりです。今回はフランス語字幕、日本語で見ました。
以前友達が行った時はまさかの観客1人だったらしいですが、今回は15人ほどいた気がします。
まだ映画を見ていない方もいると思うのでネタバレしないように感想を。こちらの映画は第二次世界大戦の広島が舞台です。
今まで私は戦争ものを本でも、映画でも避けてきました。唯一小学生の時「はだしのゲン」を学校で読んだくらい。それも低学年の頃なのであまりちゃんと覚えていません。映画はハッピーエンドじゃないと見たくない人なので、悲しい、むごい、やるせないに違いない戦争ものは初めから見る選択肢にありませんでした。今回は友達が誘ってくれたから行ってみたけど、自分1人だったら行ってなかったと思います。
一言で言うと、見てよかったです。どんどん悪化する生活環境の中で、それでも周りと協力しあいながら生きていく人々の姿にほっこり。主人公はポスターの女の子なのですが、この子がだいぶおっとりしていて感情の動きが少ない子なので、戦争の緊迫した雰囲気はフィルムを通じてあまり伝わってきませんでした。
戦争の惨劇もあまり描かれていません。人が死んでしまっても、例えそれが家族のように大切な人であっても、比較的その死があっさり伝えられています。戦争中、「誰かが死ぬ」ことにみんな慣れてしまったのか。戦争中、大切な人を亡くした人がたくさんいただろうに。今生きていることが当たり前で、明日もあさってもずっと先も生きているものだと思ってたけど、人は、実はあるとき簡単に死んでしまうんだということをふと、実感しました。
第二次世界大戦が終わって72年。戦争を知っている人がどんどん亡くなって、世界がまた変な方向に動き出してしまいそうな、認めたくないけど、そんな気がしています。ありきたりの言葉ですが、この世界が1人でも多くの人が幸せでいられる世界であってほしいと思います。
戦争という過去の悲しい出来事から今まで目をそらし続けてきたわけですが、この映画を見たあとはちゃんと戦争があったという事実を知るべきだなぁと思いました。私の近しい人で戦争を体験したのはじいちゃんくらいかな。帰国したらちょっと話聞いてみたいな。あんまり思い出したくないかもしれないけど。私が戦争について知ったから世界が変わるとか何もないけど、これからまだ何十年か生きていく世代として、戦争を人事ではなく、もっと身近に感じられるようになることはすごく大事なことなんじゃないかと思います。
戦争をテーマにした映画ではありますが、ラブストーリーあり、家族の絆ありの、見た後になんというか、充実感が得られる映画です。私のように戦争ものや血が流れるシーンとかが苦手な人でも大丈夫です。機会があったらぜひ見てみてください。
フランスという異国の地で日本の映画を見るという新鮮な体験。一緒に見たフランス人の人はこの映画をどういうふうに受け止めたのかなぁと思いました。
映画の批評なんて今までしたことないのですごく言葉足らずです(^^;)
人に伝えるって難しい。自分の気持ちを的確な言葉に表すって難しい。これからもブログ続けて言葉が豊かな人になりたいです。
最後に、映画に誘ってくれた友達へ。誘ってくれてほんとにありがとう(*^^*)
今日もまた自分にとって大切な1日になりました。