雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(151」
“シーチン”修一 2.0
【Anne G. of Red Gables/250(2021/2/10/水】散歩の途次に公園で一休みしていたら、ご婦人がおしゃべりしていた。
「コロナで家に閉じ籠ってテレビを見ているとコロナの話ばっかり。もううんざりして出て来たのよ。あなたに会えて良かったわ、元気だった?」
テレビは視聴率が稼げれば儲かるから中共コロナ禍を煽って「最新情報をお届け」、巣籠りを奨励するわけだ。ネットショッピングもウハウハではないか。
朝日の熱心な読者の爺さんが新聞とテレビに飽きてネットを見始めたら、全然、論調が違うのでビックリ、右派論壇に影響されて中共批判を始めたというケースもあるようだ。朝日、毎日、東京を読んでテレビを見ていたら、確実におかしくなるだろう。
トランプは近々、左巻きのGAFAではないSNSを再開するとか。老兵は死なず、また吠え始めるだろう、結構なことだ。フォロワーが多いから大変だろうが・・・
先日、数少ない読者からメールをいただき、こう返信した。
<「憲法改正をどうしたら実現するか」:主権のない占領下で押し付けられた米国製憲法は無効である、暫定的に新たな憲法を施行し、国民の議論を経て、国民投票で日本製の日本国憲法を制定する、というやり方が無難かと思います。
令和維新でクーデターを起こすのが一番の近道ですが、リスクが大きくなり、天皇陛下を巻き込むことになれば内戦になりかねませんから、年月はかかっても無難な方がマシでしょう。
中共包囲戦や尖閣、台湾防衛戦で国民の意識が「脱米国製憲法」に一気に向かえば新憲法は短期間で成立するかも知れません。
「どうやって全国民を動かすか」:明治維新の戊辰戦争にかかわったのは人口の3~5%のようです。先の大戦では死傷者数は400~500万、人口の5~6%でしょうか。人口の5~10%が立ち上がれば歴史は大きく動きます。
中共党員は人口の9%です。9%にエサを与えていれば政権は盤石です。ソ連末期はエサ不足で、エサの切れ目が縁の切れ目、党員はほとんど離党し、このためにソ連は幸いにも?無血革命というか自壊しました。
人口の5%、日本では500万人が草莽崛起すればことは成就します。愛国者が些事の違いを棚上げして「新憲法制定」の一点だけで統一戦線を組めばいいのです。これができれば米国製憲法下でも穏やかに新憲法を制定できるでしょう。誰もが納得できる看板のカリスマが必要ですが・・・>
カリスマ・・・これが問題だ! ゲルマン民族を統一して大国に仕立てた宰相ビスマルクは、当時プロイセン国王だったヴィルヘルム1世を担いだ。兄のヴィルヘルム4世は「頭は良いが決断力に欠けていた」、弟のヴィルヘルム1世は「頭は良くないが強直で勇気ある軍人」だった。つまりビスマルクにとって最良の神輿はヴィルヘルム1世だった。
国民国家でも王様は安定盤になるから世界でアンケート調査をすれば「ないよりあった方がいい」と、特に王様を戴いている国は支持するだろう。権力はなくても「絶対的な権威」である王様がいないため、あるいは尊敬されていないため統治が揺れ動く国は多い。米国も建国に与った指導者の末裔を王族として大黒柱にしたら随分安定するのではないか。
英国は女王がいるから安定している、とも言える。民が苦しんでいたり国難に揺れている際には女王が慰め、勇気を与えている。ドイツはメルケルがいるから辛うじてまとまっているが、メルケルが隠居したらガタガタになるのではないか。メルケルは旧皇族をまとめて女帝として君臨すべきだと思うがなあ。
ドイツ人は頭がいいが、「私は正義」のビョーキが重篤で、他者の正義を受容できずに殴り合ってばかりいる。善男善女はそれに巻き込まれないように逼塞しているように見え、それは在米日系人も同様だ。国民の多くが共有できる価値観としての王族、皇族制度、象徴天皇制のような「安定盤の復活」を研究した方がいいと思う。
民主主義は大事だが、皇室制度は民主主義と対立するものではない。選挙に翻弄されないスタビライザーとしての活用を勧めたい。WIKIの「王室の一覧/2020年9月時点」から。
国 敬称 現王朝王家 現在の当主
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日本 天皇陛下 皇室 徳仁
カンボジア 国王陛下 ノロドム家 シハモニ国王
タイ 国王陛下 チャクリー王朝 ラーマ10世
ブータン 国王陛下 ワンチュク朝 ワンチュク国王
ブルネイ 国王陛下 ボルキア家 ボルキア国王
マレーシア 国王陛下 クランタン州スルターン ムハマド5世
イギリス 女王陛下 ウィンザー朝 エリザベス2世
オランダ 国王陛下 オラニエ=ナッサウ家 ウィレム=アレクサンダー国王
スウェーデン 国王陛下 ベルナドッテ朝 カール16世グスタフ
スペイン 国王陛下 スペイン・ボルボン朝 フェリペ6世
デンマーク 女王陛下 リュクスボー家 マルグレーテ2世
ノルウェー 国王陛下 グリュックスブルク家 ハーラル5世
ベルギー 国王陛下 ベルジック家 フィリップ国王
モナコ 大公殿下 グリマルディ家 アルベール2世
リヒテンシュタイン 公殿下 リヒテンシュタイン家 ハンス・アダム2世
ルクセンブルク 大公殿下 ナッサウ=ヴァイルブルク家 アンリ大公
サウジアラビア 国王陛下 サウード家 サルマン国王
アラブ首長国連邦 大統領閣下 ナヒヤーン家 ハリーファ大統領
オマーン 国王陛下 ブーサイード朝 ハイサム国王
カタール 首長殿下 サーニー家 タミーム首長
クウェート 首長殿下 サバーハ家 ナワーフ首長
バーレーン 国王陛下 ハリーファ家 ハマド国王
ヨルダン 国王陛下 ハーシム家 アブドゥッラー2世
モロッコ 国王陛下 アラウィー朝 ムハンマド6世
スワジランド 国王陛下 ドラミニ家 ムスワティ3世
レソト 国王陛下 セーイソ家 レツィエ3世
トンガ 国王陛下 トゥポウ家 トゥポウ6世
サモア 国家元首殿下 トゥイマレアリッイファノ トゥイマレアリッイファノ・ヴァアレトア・スアラウヴィ2世(以上)
プーチン皇帝、習近平皇帝についてWIKIは触れていないが、数年後には記載されるか。
悪夢のような冗談はさておき、各国王家の歴史に通じた王室研究の第一人者である君塚直隆氏は、王室・皇室制度を高く評価している。産経書評「君塚直隆著『立憲君主制の現在 日本人は「象徴天皇」を維持できるか』 王が民主主義を保つ逆説」2018.3.25から。
<個人の平等を原則とするデモクラシーと、一部の血統に特別な地位を認める君主制とは、相性が悪いと考える人は多い。もはや君主制は時代遅れと見る向きもある。
しかし、ことは単純ではない。著者が明快に示すように、英国や北欧、オランダなど、今も君主制を堅持している欧州諸国には、経済的繁栄を謳歌し、福祉が発達した国が多い。先進的なデモクラシーと君主制とは、相いれないどころか、十分両立する存在なのである。なぜだろうか。
この両立を可能ならしめた国制上の仕組みが、本書のテーマ「立憲君主制」である。立憲君主制とは、議会制民主主義が定着し、君主が「君臨すれども統治せず」の原則を持つ政体を指す。
現在、立憲君主制が息づいている欧州諸国では、国王や王族がデモクラシーの原理を尊重し、政治権力から一歩身を引く一方、国内訪問や国際親善など積極的に公的活動を展開し、幅広く国民の信頼を得ることに成功している。党派対立に関与せず、むしろ継続性と安定性を体現する存在として、デモクラシーのなかで確固たる地位を占めているのである。
もちろん、外国の王室モデルを日本に直輸入できるわけではない。しかし本書が解き明かすように、昭和、平成の2代にわたる天皇は、英国の立憲君主制の理論と展開を真摯に学び、活かしてきた。(平成天皇の)生前退位についても、近年の各国の事例を参考にした可能性が高い。グローバル時代の皇室の今後を真剣に考える上でも、本書は貴重な示唆を与えてくれることだろう。(評・水島治郎千葉大学教授、新潮選書)>
もしかしたらバイデンは事実上「君臨すれども統治せず」の米国初代国王に祀り上げられたりして・・・つまり民主党極左の傀儡。となれば安寧、寛容どころか内戦の可能性はより高まるだろう。中共崩壊の前に米国自滅・・・嫌な予感は良く当たる、パクスアメリカーナ後を前提にした、自主核武装を含む国防対策を進めなければ日本は消滅する。皇国の興廃、この一戦にあり、前進せよ! 老兵はせいぜい督戦隊か、ラッパのマークの征中丸?
目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp
“シーチン”修一 2.0
【Anne G. of Red Gables/250(2021/2/10/水】散歩の途次に公園で一休みしていたら、ご婦人がおしゃべりしていた。
「コロナで家に閉じ籠ってテレビを見ているとコロナの話ばっかり。もううんざりして出て来たのよ。あなたに会えて良かったわ、元気だった?」
テレビは視聴率が稼げれば儲かるから中共コロナ禍を煽って「最新情報をお届け」、巣籠りを奨励するわけだ。ネットショッピングもウハウハではないか。
朝日の熱心な読者の爺さんが新聞とテレビに飽きてネットを見始めたら、全然、論調が違うのでビックリ、右派論壇に影響されて中共批判を始めたというケースもあるようだ。朝日、毎日、東京を読んでテレビを見ていたら、確実におかしくなるだろう。
トランプは近々、左巻きのGAFAではないSNSを再開するとか。老兵は死なず、また吠え始めるだろう、結構なことだ。フォロワーが多いから大変だろうが・・・
先日、数少ない読者からメールをいただき、こう返信した。
<「憲法改正をどうしたら実現するか」:主権のない占領下で押し付けられた米国製憲法は無効である、暫定的に新たな憲法を施行し、国民の議論を経て、国民投票で日本製の日本国憲法を制定する、というやり方が無難かと思います。
令和維新でクーデターを起こすのが一番の近道ですが、リスクが大きくなり、天皇陛下を巻き込むことになれば内戦になりかねませんから、年月はかかっても無難な方がマシでしょう。
中共包囲戦や尖閣、台湾防衛戦で国民の意識が「脱米国製憲法」に一気に向かえば新憲法は短期間で成立するかも知れません。
「どうやって全国民を動かすか」:明治維新の戊辰戦争にかかわったのは人口の3~5%のようです。先の大戦では死傷者数は400~500万、人口の5~6%でしょうか。人口の5~10%が立ち上がれば歴史は大きく動きます。
中共党員は人口の9%です。9%にエサを与えていれば政権は盤石です。ソ連末期はエサ不足で、エサの切れ目が縁の切れ目、党員はほとんど離党し、このためにソ連は幸いにも?無血革命というか自壊しました。
人口の5%、日本では500万人が草莽崛起すればことは成就します。愛国者が些事の違いを棚上げして「新憲法制定」の一点だけで統一戦線を組めばいいのです。これができれば米国製憲法下でも穏やかに新憲法を制定できるでしょう。誰もが納得できる看板のカリスマが必要ですが・・・>
カリスマ・・・これが問題だ! ゲルマン民族を統一して大国に仕立てた宰相ビスマルクは、当時プロイセン国王だったヴィルヘルム1世を担いだ。兄のヴィルヘルム4世は「頭は良いが決断力に欠けていた」、弟のヴィルヘルム1世は「頭は良くないが強直で勇気ある軍人」だった。つまりビスマルクにとって最良の神輿はヴィルヘルム1世だった。
国民国家でも王様は安定盤になるから世界でアンケート調査をすれば「ないよりあった方がいい」と、特に王様を戴いている国は支持するだろう。権力はなくても「絶対的な権威」である王様がいないため、あるいは尊敬されていないため統治が揺れ動く国は多い。米国も建国に与った指導者の末裔を王族として大黒柱にしたら随分安定するのではないか。
英国は女王がいるから安定している、とも言える。民が苦しんでいたり国難に揺れている際には女王が慰め、勇気を与えている。ドイツはメルケルがいるから辛うじてまとまっているが、メルケルが隠居したらガタガタになるのではないか。メルケルは旧皇族をまとめて女帝として君臨すべきだと思うがなあ。
ドイツ人は頭がいいが、「私は正義」のビョーキが重篤で、他者の正義を受容できずに殴り合ってばかりいる。善男善女はそれに巻き込まれないように逼塞しているように見え、それは在米日系人も同様だ。国民の多くが共有できる価値観としての王族、皇族制度、象徴天皇制のような「安定盤の復活」を研究した方がいいと思う。
民主主義は大事だが、皇室制度は民主主義と対立するものではない。選挙に翻弄されないスタビライザーとしての活用を勧めたい。WIKIの「王室の一覧/2020年9月時点」から。
国 敬称 現王朝王家 現在の当主
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日本 天皇陛下 皇室 徳仁
カンボジア 国王陛下 ノロドム家 シハモニ国王
タイ 国王陛下 チャクリー王朝 ラーマ10世
ブータン 国王陛下 ワンチュク朝 ワンチュク国王
ブルネイ 国王陛下 ボルキア家 ボルキア国王
マレーシア 国王陛下 クランタン州スルターン ムハマド5世
イギリス 女王陛下 ウィンザー朝 エリザベス2世
オランダ 国王陛下 オラニエ=ナッサウ家 ウィレム=アレクサンダー国王
スウェーデン 国王陛下 ベルナドッテ朝 カール16世グスタフ
スペイン 国王陛下 スペイン・ボルボン朝 フェリペ6世
デンマーク 女王陛下 リュクスボー家 マルグレーテ2世
ノルウェー 国王陛下 グリュックスブルク家 ハーラル5世
ベルギー 国王陛下 ベルジック家 フィリップ国王
モナコ 大公殿下 グリマルディ家 アルベール2世
リヒテンシュタイン 公殿下 リヒテンシュタイン家 ハンス・アダム2世
ルクセンブルク 大公殿下 ナッサウ=ヴァイルブルク家 アンリ大公
サウジアラビア 国王陛下 サウード家 サルマン国王
アラブ首長国連邦 大統領閣下 ナヒヤーン家 ハリーファ大統領
オマーン 国王陛下 ブーサイード朝 ハイサム国王
カタール 首長殿下 サーニー家 タミーム首長
クウェート 首長殿下 サバーハ家 ナワーフ首長
バーレーン 国王陛下 ハリーファ家 ハマド国王
ヨルダン 国王陛下 ハーシム家 アブドゥッラー2世
モロッコ 国王陛下 アラウィー朝 ムハンマド6世
スワジランド 国王陛下 ドラミニ家 ムスワティ3世
レソト 国王陛下 セーイソ家 レツィエ3世
トンガ 国王陛下 トゥポウ家 トゥポウ6世
サモア 国家元首殿下 トゥイマレアリッイファノ トゥイマレアリッイファノ・ヴァアレトア・スアラウヴィ2世(以上)
プーチン皇帝、習近平皇帝についてWIKIは触れていないが、数年後には記載されるか。
悪夢のような冗談はさておき、各国王家の歴史に通じた王室研究の第一人者である君塚直隆氏は、王室・皇室制度を高く評価している。産経書評「君塚直隆著『立憲君主制の現在 日本人は「象徴天皇」を維持できるか』 王が民主主義を保つ逆説」2018.3.25から。
<個人の平等を原則とするデモクラシーと、一部の血統に特別な地位を認める君主制とは、相性が悪いと考える人は多い。もはや君主制は時代遅れと見る向きもある。
しかし、ことは単純ではない。著者が明快に示すように、英国や北欧、オランダなど、今も君主制を堅持している欧州諸国には、経済的繁栄を謳歌し、福祉が発達した国が多い。先進的なデモクラシーと君主制とは、相いれないどころか、十分両立する存在なのである。なぜだろうか。
この両立を可能ならしめた国制上の仕組みが、本書のテーマ「立憲君主制」である。立憲君主制とは、議会制民主主義が定着し、君主が「君臨すれども統治せず」の原則を持つ政体を指す。
現在、立憲君主制が息づいている欧州諸国では、国王や王族がデモクラシーの原理を尊重し、政治権力から一歩身を引く一方、国内訪問や国際親善など積極的に公的活動を展開し、幅広く国民の信頼を得ることに成功している。党派対立に関与せず、むしろ継続性と安定性を体現する存在として、デモクラシーのなかで確固たる地位を占めているのである。
もちろん、外国の王室モデルを日本に直輸入できるわけではない。しかし本書が解き明かすように、昭和、平成の2代にわたる天皇は、英国の立憲君主制の理論と展開を真摯に学び、活かしてきた。(平成天皇の)生前退位についても、近年の各国の事例を参考にした可能性が高い。グローバル時代の皇室の今後を真剣に考える上でも、本書は貴重な示唆を与えてくれることだろう。(評・水島治郎千葉大学教授、新潮選書)>
もしかしたらバイデンは事実上「君臨すれども統治せず」の米国初代国王に祀り上げられたりして・・・つまり民主党極左の傀儡。となれば安寧、寛容どころか内戦の可能性はより高まるだろう。中共崩壊の前に米国自滅・・・嫌な予感は良く当たる、パクスアメリカーナ後を前提にした、自主核武装を含む国防対策を進めなければ日本は消滅する。皇国の興廃、この一戦にあり、前進せよ! 老兵はせいぜい督戦隊か、ラッパのマークの征中丸?
目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp