総合病院の5階はがんの入院患者専用病棟になっている。
放射線治療を4,5日受ける短期の患者から,放射線治療で頭髪がなくなり帽子を被っている長逗留の患者までさまざまな入院患者が生活している。
4人部屋で前者の人達との相部屋となった。
2回目の生検は、本格的な手術室で麻酔を受け、助手が4人付き いかにも手術します、状態で行われた。
施術がおわり、看護師2名が引っ張るベットに寝かされたままエレベータで病室に戻ると病人らしくなった。腕には化のう止め、栄養剤の点滴、尿道からはカテーテルで排尿の装置がとりつけられた。
他に骨の痛みどめのロキソニンを服用する。
排尿の管とポリ袋はどうも落ち着かない、いつもオシッコがしたい感覚はやりきれない。そこで翌日午前にはそれらははずしてもらった。
感染症防止のため頻繁な尿意と排尿があることはいいこと、だそうだが、一日15回もトイレに行くとなると一日中そればっかりや、となる。排尿量は容器に受け、トイレの片隅に置いてあるゲージのついたポリ袋に入れる。
検温、血圧測定が日に3回、食事が3回。腰痛がひどいのでベットがら起き上がることも一苦労。ベット上では身体をずらしにくいので、シーツのうえにビニール袋を敷くことで動きがなめらかになるように工夫をした。それを見た看護師は「グッドアイデァ、スゴーイ」と絶賛(ちとオーバーか)。
2日後、主治医が飛んできた「出た、ふたつ出た」と嬉しそう。
こうして「転移性末期前立腺がん」が確定した。(2009.05.22金曜午後のことだった)
治療方針)
睾丸摘出手術はせず、放射線治療は(当面)せず、ホルモン療法(カソデックス投薬、リュープリン注射)で対応、また骨患部(第3腰椎)の治療にはゾメタ注射を実施。しかし、あくまでも「延命治療」である。
(2009/8/16(日) 午後 4:22・記)
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