ロシア留学中・脱力進行中

モスクワ留学滞在記、スポーツ(特にテニス)のこと。他に趣味(漫画や音楽)等いろいろ・・・

辺境の開拓

2006-12-30 23:05:57 | モスクワ留学記
30日(土)、今年最後のロシア人との会合。
1時にメトロ駅アレーホヴァで待ち合わせだが、
起きたのがギリギリで12時出発。無茶苦茶急いだ。気持ちだけ。
気持ちが急いでたので携帯忘れた。時間が分からな~い。
待ち合わせ駅について駅の時計を見たら12時59分27秒!!
30秒前行動、完璧だ。。。
しかし当のスヴェータが30分遅刻。年末の渋滞に巻き込まれたそうだ。
ロシアもやっぱり師走だなぁ。

ということでスヴェータ、スヴェータと同じクラスで日本語を習っているウリアナ、
かつてその学校で一緒に日本語を習っていたというマリーナの3人と、
駅の目の前から広がるツァーリツィンを散策した。
えらくだだっ広い庭園は、昔のなんとかいう公爵家の邸宅跡のようで、
クスコヴォやコローメンスカヤと歴史的な性格は同じなようだ。
夏に来ればとても良い散歩コースになっただろうが、既に木は枯れきっており、
周りは一面雪で真っ白。あまり変化のない景色だった。
しかも歩きながら、この散歩の後で見る映画のあらすじをえてもらっていたため、
景色をほとんど見ることもなく映画の話に終始した気がする・・・

ということで3時にコローメンスカヤ駅に移動し、駅前にある映画館へ。
最近公開されたばかりのロシア映画「Волкодав」で、料金は150ルーブルだった。
メトロ内にたくさん広告が貼ってあり、何かと思っていたら今日見ることになるとは。
ロシアでは有名なファンタジー小説からの映画化で、
言ってみれば中世の田舎を舞台にした剣と魔法の復習物語。
前半~中盤は楽しめたが、結構ワンパターンで後半がイマイチだった。
この小説のファンウリアナも、映画は気に入らなかったらしい。
映画はともかく、驚いたのが映画館の設備の良さ。
日本では珍しい(というか俺が行かなくなった)1スクリーンのみの映画館だったが、
座席も音響もかなり近代的でスクリーンも大きかった。
さらに待合室にはセガやタイトーのゲーム機が3~4台ほど置いてあるし。
そういえば計14ヶ月で初めて映画館に行った。安かったし行っといてよかった。

映画が終わり6時、マリーナはその後帰宅。
残り3人でノヴォクズネーツカヤ駅で降りて喫茶店へ。
朝12時前におきてから、キオスクで買ったパン2個だけなのでかなり腹が減っていた。
一番コストパフォーマンスの良さそうなアップルパイを注文。
飲み物はグリントワイン?という、ワインに味付けをした(様な)ものを3人で飲んだ。
色は赤、ワインの、特に赤ワインはイマイチ好きになれないんだが、
このグリントワインは美味かった。グラス1杯186ルーブルもして、ちと高めだけど。
スヴェータはかなりこのワインを好きなようで、結局皆でもう1杯ずつ頼んだ。

8時、2時間近くお喋りをしたところで解散。
(実は途中かなり眠気が襲ってきてやばかった。前日夜更かししたからかな)
普段スヴェータと会うと彼女が日本語で話す努力をするため、
ほとんどロシア語で話さないが、今日は映画を含めて会話はかなりロシア語だった。
昔より話せるようになってるなぁ、と少しだけ自信がついた。