NHKニュース

高濃度の汚染水 流出止まる
東京電力福島第一原子力発電所２号機では、ピットと呼ばれる施設から高濃度の放射性物質に汚染された水の流出が続いていましたが、６日午前５時半すぎに流出が止まったことが確認されました。一方、１号機では、原子炉を覆う格納容器の中に水素ガスがたまって爆発する危険をあらかじめ避けるため、東京電力は、早ければ６日夕方、窒素ガスを注入することにしています。

汚染水放出 全漁連補償求める
福島第一原子力発電所の事故で、低レベルの放射性物質に汚染された水が海に放出されたことについて、漁業者で作る全漁連＝全国漁業協同組合連合会の服部郁弘会長は６日、東京電力を訪れ、すべての漁業被害を国と東京電力の責任で早急に補償するよう求めました。

茨城 買い手つかず漁を中止
茨城県北茨城市の沖で取れたコウナゴから国の暫定基準値を超える放射性物質が検出されて、茨城県内のほとんどの漁協が漁を見合わせるなか、６日朝、一部の漁協の漁船が漁に出ましたが、６日朝の市場で、茨城県沖の魚に買い手がつかなかったことから、漁を中止して港に帰りました。

飯舘村 希望の妊婦など避難へ
福島県飯舘村では、福島第一原子力発電所の事故の影響について、妊婦や乳幼児がいる家庭から不安の声が寄せられているため、福島県と飯舘村は、こうした家庭の中で、希望する人については、一時的に福島市に避難させる方針を固めました。

被災地 寒暖の差大きい見込み
東北や関東の被災地では、６日の日中の最高気温は各地で２０度前後まで上がる見込みで、５月から６月並みの暖かさになると予想されています。一方、７日の朝は５度以下まで冷え込んで、寒暖の差が大きくなることから、気象庁は、体調の管理に注意するよう呼びかけています。

円相場 半年ぶり８５円台に
６日の東京外国為替市場は、東日本大震災の影響で、日本では金融緩和が長期化し、欧米との金利の差が拡大していくのではないかという見方から、円を売る動きが強まり、円相場はおよそ半年ぶりの水準となる１ドル＝８５円台に値下がりしています。

東電 計画停電７日も実施せず
東京電力は、電力需要を抑えるための計画停電について、７日も実施しないと発表しました。東京電力では、停電が実施されなくても、会社や家庭で不要な照明を消すなど、引き続き節電に努めてほしいと呼びかけています。


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NHKニュース

６日朝にかけ冷え込む見込み
東北や関東の被災地では、５日は日中１５度前後まで気温が上がり、寒さが和らぎましたが、６日朝にかけて冷え込む見込みです。気象庁は、寒暖の差が大きいため体調の管理に注意が必要だとしています。

米軍 被災地の体制大幅に縮小
アメリカ軍は、東日本大震災を受けて被災地の沖合に派遣していた空母などの艦船について、初期段階の支援の任務を果たしたとして、艦船の大半を撤収させて体制を大幅に縮小しました。

汚染水貯蔵へ 人工島移動開始
福島第一原子力発電所の事故で、放射性物質に汚染された水をためる施設として使われる、静岡市で海づり公園として使われていた鋼鉄製の人工島「メガフロート」が、改修工事のため、静岡市の清水港からえい航されました。

死亡確認 １万２４３１人に
東日本大震災でこれまでに死亡が確認された人は、１万２４３１人に上り、警察に届け出があった行方不明者を合わせると、２万７０００人余りとなっています。

自民幹部 大連立は首相辞任が前提
自民党幹部は、記者団に対し、民主党とのいわゆる大連立について、菅総理大臣が、近い将来辞任することを明確にしたうえで、政府・民主党が子ども手当などの主要政策を撤回するぐらいでなければ実現しないという考えを示しました。

東電 発電機増設で停電回避を
東京電力の藤本孝副社長は、５日の記者会見で、電力需要が拡大する夏場の計画停電について、短期間で設置できる発電機を増設することなどによって、できるだけ回避したいという考えを示しました。

気象庁が検潮所周辺津波調査
東北の太平洋沿岸を襲った大津波で、気象庁が各地の検潮所の周辺で行った現地調査の結果がまとまり、岩手県の大船渡港で高さ１０メートル以上の津波の痕跡が見つかるなど、多くの地点で、検潮所での高さを上回っていたことが確認されました。


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