NHKニュース

自衛隊と米軍 大規模捜索続く
今回の震災で、依然として行方が分からない人を捜すため、自衛隊とアメリカ軍は、１日に続いて２日も岩手県から福島県にかけての沿岸部を中心に２万５０００人の態勢で大規模な捜索活動を行っています。

首相 陸前高田市で被災者激励
菅総理大臣は、東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けた岩手県の陸前高田市を視察し、避難所で生活を送っている被災者に声をかけ、「国としても精いっぱい最後まで応援する」と激励しました。

放射性物質含む水の除去急ぐ
東京電力の福島第一原子力発電所では、１号機から３号機までのタービンがある建物で、復旧作業の妨げとなっている放射性物質に汚染された水を取り除く作業を急いでいます。このうち、２号機と３号機では、汚染された水を「復水器」と呼ばれる施設に移すために、復水器にもともと入っていた水を別のタンクに移し替える作業が２日から始まることになっています。

原発周辺 西寄りの風が続く
気象庁によりますと、福島第一原子力発電所の周辺では、陸側の西から海側の東に向かって弱い風が吹いているとみられています。２日いっぱいは西から東への向かう風が続く見込みで、これから次第に強まると予想されています。

ネットにうその情報 注意を
東日本大震災のあと、「被災地で強盗や性犯罪が増えている」などといった根拠のないうその情報が、インターネットの掲示板に相次いで書き込まれているとして、警察は掲示板の管理者に削除を求めるとともに不確かな情報を信用しないよう注意を呼びかけています。

米高校生 激励のビデオ撮影
アメリカ・カリフォルニア州の高校で、東日本大震災の被災者を励まそうと、１０００人の高校生たちが学校の体育館に集まり、一斉に「がんばれ日本！」と呼びかけるビデオを撮影しました。

私鉄などの運行状況 ２日
首都圏の私鉄各社の２日の運行状況は、多くの社が節電のため、本数を減らした特別ダイヤで運行しています。


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NHKニュース

被災地 寒暖の差に十分注意を
東北や関東の被災地では、１日は各地で日中の気温が１０度を超え、寒さが和らぎましたが、２日朝は再び気温が下がる見込みで、気象庁は寒暖の差が大きいことから体調の管理に十分注意してほしいとしています。

死者・不明 ２万８０００人超
震災の発生から１日で３週間になりますが、死亡した人は、これまでに確認されただけでも１万１７３４人に上り、警察に届け出があった行方不明者を合わせると２万８０００人を超えています。沿岸部の自治体の中には津波で壊滅的な被害を受け行方不明者の人数を把握できていないところもあり、犠牲者の人数は今後さらに増えるおそれが出ています。

岩手 災害派遣の自衛官が死亡
東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県で被災した人たちの支援を行っていた北海道旭川市の陸上自衛隊の自衛官が体調の不良を訴え、入院先の病院で、１日、死亡しました。

震災孤児 岩手と宮城で約６０人
東日本大震災によって両親が亡くなったり行方が分からなくなったりした子どもは、先月３１日の時点で、岩手県と宮城県で合わせておよそ６０人に上ることが厚生労働省などの調査で分かりました。

福島県産牛肉 再検査は不検出
厚生労働省が先月３１日、国の暫定基準値を超える放射性物質が検出されたと発表した福島県産の牛肉について、１日、改めて同じ牛の肉の検査したところ、放射性物質は検出されませんでした。厚生労働省は、この牛肉には放射性物質の影響はないとしたうえで、検査方法に問題がなかったか検証することにしています。

中国機が海自護衛艦に接近
１日昼すぎ、東シナ海を航行していた海上自衛隊の護衛艦に、中国の航空機がおよそ９０メートルの距離まで接近し、政府は「危険な行為だ」として外交ルートを通じて中国側に抗議しました。中国の航空機が護衛艦に接近するのは、ことしに入って３回目です。

被災市町村に応援職員派遣へ
被災した多くの市町村で、職員の人手が不足し、住民サービスに支障が出ていることから、全国市長会と全国町村会は、全国から５５０人の職員を募り、最長で３年間、被災地の自治体に派遣することを決めました。


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