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アンドレ稽古場日記

AND ENDLESS稽古場日記

5/21 塚本拓弥

2007-05-23 | ONLY SILVER FISH
個人的なお話ですが。

年間に何本も芝居をやる生活が、10年ほど続きました。
色々な集団・劇団・企画で、通算50本以上。

それだけの数の座組みがあり、それだけの数の顔合わせがあり。
初日があり、打ち上げがあって別れていきます。

全く同じ座組みになったことは一度としてなく、
今回の、この座組みでの芝居も二度ある確率はかなり低いのです。


座組みだけではないのです。
作品だって同様。

そして、全く同じ組み合わせのお客様でのステージももちろん二度とないのでしょう。

「作品」 は、出演者とスタッフと脚本と、お客様とで創るその時だけの「夢の時間」。
同じものは二度とできない。だってそこに居る人が違うんだもの。

50本以上の芝居をして、それぞれのステージ数だけの「作品」を作ってきたんだなぁと思う
と、

「作品」を「消耗品」にしてはいけないなぁ

と当たり前のことを今更再認識した夜でした。

あと2ステ。

大事に大事に。



写真は、そんなことに気付かせてくれた、昨晩の楽屋でのバカ呑み。
キャスト・スタッフはもちろん、バカどれゲストも交えての大騒ぎ。
劇団員ならこのあと、次へ向けてのミーティングや、稽古などで
確実に顔を合わせることが約束されているでしょうが、
そのとき限りの"傭兵"的 客演としては寂しさが迫ってくる時期です。
離れ離れになるのが今から怖い。



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