加藤 靖久／マーロー

台詞を入れる方法って

本当に役者それぞれのやり方があるんです。



情景・感情をイメージするのは

みんな共通なんだろうけど、



ひたすら目で文字を追って脳に刻んだり

ひたすら台詞を紙に書き写したり

ひたすら口に出してブツブツ言い続けたり。



自分の台詞を録音して

エンドレスリピートで寝る時に聞くなんて人もいるみたい。



以前、競演した俳優さんで

奥さんに台詞を読んでもらい

それを聞いて覚えるなんて方もいました。

奥さんの声でないと全く入らないそうです。

なんかとても愛に溢れたハナシにも聞こえますが

それはそれで難儀なんじゃねぇかと。



かくゆう僕は

“ひたすらブツブツ派”です。

口が覚えるまでとにかく反復します。

基本は家でブツブツするんですが

本気で入れなきゃいけない時は

ひたすら歩きます。





今回のマーローは

加藤史上、一番歩いた役になりました。



台詞が入ってからも

ひたすらブツブツと歩きました。



どうしても夜遅い時間の

ブツブツ歩きになってしまうので

ただでさえ怪しい野郎なんですけども

時には世界に入りすぎて

「その時だ！！」

とか叫んでしまい

道行く人を

「何事っ！？」

って感じで振り向かせてしまったりもしました。



チャリでこけそうになってた

ブルーのシャツ着てたおじちゃん、

こんなとこ絶対見てないだろうけどゴメンなさい。。。






劇場に足を運んで下さったお客様。
来れずとも応援して下さった皆様。
本当に感謝しています。

『ＷＯＲＬＤＳ』
に関わった全ての関係者に最大級の愛を込めて。



ありがとうございました！！！！！！！！！！