茂木日誌

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50周年・第300回記念定期演奏会(山形交響楽団)

2022-04-15 08:23:40 | 日誌

山形交響楽団の50周年記念の年度がはじまり、明日と明後日は今年度最初の定期演奏会となります。

記念のシーズン最初の演奏会が第300回記念定期演奏会ということもあり、特別で豪華なプログラムが用意されました。

山形交響楽団の創立名誉指揮者の村川千秋さんの指揮によるシベリウスではじまり、後半には常任指揮者の阪哲郎さんの指揮でリヒャルト・シュトラウスの「薔薇の騎士」を抜粋し演奏会形式で聴いていただきます。

山形交響楽団が村川さんと演奏すれば、長年積み重ねてきた歴史がオーケストラ全体から引き出される様に、濃密な音色がホールに満たされます。

それは、最近入団されて村川さんとの演奏をほとんど経験していない若い世代が増えても変わりません。

山形交響楽団を創り半世紀育てられた村川さんの愛情あふれる魔法です。

一方で阪さんと演奏する「薔薇の騎士」は、新しく立派な県民会館が出来て本格的なオペラやバレエの上演も可能となった山形において、山形交響楽団の演奏機会のさらなるひろがりを祈念するような、そんな一曲だと感じております。

そしてなにより、「薔薇の騎士」はリヒャルト・シュトラウスならではのきらびやかで豊かな色彩が特にあふれる出る音楽で、まさに第300回の記念演奏会に相応しい。

今回の演奏会がさらなる未来へ向けた素晴らしい出発点となることを願い、頑張って演奏してまいります。




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