茂木日誌

茂木の日誌

策を練る

2015-03-20 01:12:56 | 日誌
山形Qでオネゲルの合わせをしていた時のこと
第三楽章の冒頭を弾いた直後の休符で鳴り続ける出どころ不明の共鳴音が問題に
左手で弦を押さえても共鳴が止まらず
しかも曲の調性と関係のない高さの音が共鳴している
これは大変にまずい

その後よく調べたところ
C線の駒とテールピースの間がちょうどその音になっていました
これが強烈に共鳴をしていた

共鳴をさせないためには
駒とテールピースの間に重りを取り付けて鳴りを止める方法もあります
しかしできるだけ弦長を長くしておくのが好きなので
それは避けて
ならば
問題の場所の調性と音形に反応しない音の高さになるまで
駒とテールピースの間の距離を変えてみよう
ただしテールピースの取り付け位置は変えないで
C線の弦長だけ変えてみよう

というわけで
最初に
使い終わったエンドピンの台座(黒檀らしき)から木端を切り出し枕をこさえました
弦長が若干短くなってしまいますが
4月の定期だけはこれを使って乗り切るしかない



と思っていたところに
山形交響楽団で大変お世話になっているS先生からアドヴァイスをいただきました
「皮の切れ端で良いと思います」
そんなことが?!!
と思い試してみるとバッチリ問題解消(笑)

硬いものを挟まないとという先入観から皮の存在を忘却しておりました
これからは簡単に加工できる素材もはじめに試してみるべきですね
教えてくださった先生に感謝
これから実際に演奏しつつ微調整です
コメント
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