心拍がまだ 停止しておらず 20から32 によわっているところだった いずれにしろ もう時間の問題だ。
母の呼吸があまりに 荒くなっていたので 看護師さんに見てもらったが 痰を吸引するぐらいしか 手立てがないようだ。今後 呼吸回数が増えていくのはどうしようもないらしい。
昼過ぎ上の兄から電話があった。
病院の最寄り駅に来ていると言う。
何度かメールをもらっていたようだが、
母にスマホで音楽を聴かせていたため気付かなかった。
病室に来て、一時間ほど滞在して帰って行った。
母は血圧は持ちなおしているみたいだが、
唾液を呑み込めなくなってしまったので吸引するようになった。
苦しそうな様子を見ているとだけしかできず、
気が落ち込む。
兄からは、暇な時に読んでおけ、と死亡診断を
受けた後の諸手続きに関する冊子を受け取った。
これもまた読んでいて気が落ち込む。
今朝はまだバイタルを聞いていないが、
看護師さんに起こされ無かったとこを見ると
問題無かったのだろう。
今日は一日病室に居ないといけない。
斎藤哲也の哲学史をもってきたのでこれを読み進めよう。
11時頃姉が来てくれて、わたしも病室を離れられた。
帰宅してシャワーを浴びて郵便の再配達の手続きをして、再び病室に戻った。
看護師さん達が母の下半身を洗ってくれた。
その後測定すると血圧が82にまで下がってしまった。
が、その後数時間して再測定したら、109にまで回復した。
2時半頃、下の兄が連れ合いと一緒に来て、
しばらくして帰って行った。
姉は病院が施錠される時刻ギリギリまで、
任天堂のゲームに夢中になっていた。
次は明日何事もなければ明後日に来ると言う。
明日はわたし一人なので病室から離れられない。
一日病室に詰め切りだ。
血圧は112/72、脈拍も普通、
酸素飽和度も90%台、夜間の心電図の波も普通。
看護師さん曰く心臓が強いとのこと。
何とか持ちなおしているみたいだが、
マズイことには変わりはあるまい。
姉が午前に来てくれるので、そのタイミングで
わたしも一時帰宅する。
それにしても眠たい。
昨日タール状の便を排泄し 今朝の血圧も上が80となったもので、 ベテランの看護師さんが母は他界するのは今日ではないかと言っていた。
急いで兄弟皆に連絡し 今日の午後 みんな病室に集まった。
しかしそこで血圧を測定すると上が120下が80と回復している。
今も看護師さんが来て再度測定したところ 似たような数値だった。
タール状の便というのは非常にまずい状態 らしいので末期ではあるのだろうが、一時的に持ち直しているようだ。
今晩どうなるかは分からないが、明日また兄と姉が来てくれることになった。
不安でいっぱい だがわたしにできるのはここにいることだけだ。
さっき別の看護師さんから話があって、
今日亡くなる見込みが高いそうだ。
郵便物を受け取りに自宅に行くつもりだったが、
配達を来週に再再設定出来たので、今日は病室を離れないことにした。